「私の宝箱」を見つけに--。「ANTIKAとモダン」のショップインショップ
2011年04月27日 10:05
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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
「ガリャルダガランテ」のショップを訪れると、
ファッションだけでなく、目が留まるのが店内のインテリア。
東洋にも西洋にも偏らない不思議な空間を生み出す上で、
特別な役割を果たしているのがインテリアや什器類です。
お気づきの方が多いでしょうが、ガリャルダガランテの
店内にはピカピカの新品インテリアや、無機質な家具は
ほとんどなく、大半はぬくもりや親しみを感じさせる
ヴィンテージのファニチャーやアンティークの置物です。
どれも趣(おもむき)があって、つい見とれてしまう物ばかり。
これら多くの仕入れ先になっている家具・ホームファニッシングの
ショップが「ANTIKA(アンティカ)とモダン」。
京都府亀岡市に本社を構え、大阪や神戸にもショップがあります。
その「ANTIKAとモダン」がガリャルダガランテと手を組んで、
表参道店で4月29日~5月15日、ショップインショップを開きます。
アンティークの食器やインテリアなどに出会えるイベントです。
もちろん、ガリャルダガランテらしい柄や色などの
商品をセレクトしているので、服や小物との
クロスショッピングが楽しめる趣向になっています。
「ANTIKAとモダン」は北欧や英国の1950~80年代の
いわゆるミッドセンチュリー物を中心に、
世界各国・地域のアンティークを取り扱っています。
過去のホームファニシングを現代に翻訳する
というショップコンセプトを掲げ、世界中からヴィンテージ家具、
アンティーク小物を発掘してくれる、目利きの頼もしいお店です。
陶器、ガラス、チェア、テーブルなど、品揃えは申し分なし。
とりわけ英国の家具メーカー
「ERCOL(アーコール)」と「G-PLAN(ジープラン)」に関しては
日本最大級の在庫を保有しているそうです。
デンマーク家具の巨匠、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)や
のデザイナーズ家具の充実ぶりも目を見張らされます。
もともとはタイやインドなどの東南アジアの
アンティーク小物、民族衣装を取り扱うショップとしてスタート。
「エスニック」という言葉がまだなかった頃、
日本に東南アジアのインテリアを広めたショップです。
今回のショップインショップ開催に当たっては
京都府内にある5カ所の倉庫すべてを、
ガリャルダガランテの担当者が直に見て回り、
このコラボにふさわしい商品をセレクトしました。
すべてをこのブログで取り上げることはとても無理ですが、
ごく一部を先取りでご紹介しましょう。

ロイヤルコペンハーゲン Tenera ¥52,500
こちらのフラワーベースは
デンマークを代表する名窯「ロイヤルコペンハーゲン」の
「テネラ(Tenera)」シリーズ(1975~79年)です。
ブルーや紫などを大胆に配した、
インパクトを放つ鮮やかな絵付けが目を惹きます。
長くロイヤルコペンハーゲンの主旋律となり、
世界に大勢のコレクターを持つ
陶芸家ニルス・トーソン(Nils Thorsson)監修の下、
6人の若手女性の陶磁器作家たちが起用されたシリーズのひとつ。
こちらのデザイナーはベルテ・イェッセン(Berte Jessen)です。

ロイヤルコペンハーゲン Tenera ¥105,000
こちらの大ぶりのボウルもイェッセン作の「テネラ(Tenera)」。
当時の作風を今に伝える逸品です。
穏やかな曲線とやわらかい色合い、ぽってりした姿に、
その場のムードまでなごませてもらえそう。
ボウル全体がキャンバスだから、
どこに置いても部屋いっぱいにぬくもりが広がります。
ロイヤルコペンハーゲン Baca ¥21,000
同じロイヤルコペンハーゲンの「バッカ(Baca)」は
日本の陶磁器からの残響もあるという
焼き方とハンドペイントに独特の持ち味が感じられます。
比較的低温で焼き、土の風合いが残す
「ファイアンス」という製法が用いられています。
こちらは69~74年に「バッカ」デザイナーの1人、
ジョアンヌ・ゲァバー(Johanne Gerber)が手がけた品。
「バッカ」らしい色合いが出ています。
ロイヤルコペンハーゲン Baca ¥126,000
同じく「バッカ」の蓋付きキャンディーボックス。
ロイヤルコペンハーゲンのヘッドデザイナーを務め、
「バッカ」の中心人物となった
ニルス・トーソンの作品の中でも
この柄でイエローとブラックの色合わせ、
しかもこの形は大変希少だそうです。

ロイヤルコペンハーゲン Baca(写真奥・茶) ¥336,000 (写真手前・青) ¥294,000
「バッカ」のネストテーブルとワゴンです。
ともにとても珍しいアイテムで、本国デンマークでも
なかなか見つからないレア物だそうです。
こういう眠れる名品に引き合わせてもらえるのは、
絶えず仕入れに世界を巡っているバイヤーのおかげです。
ともにデンマークで60~70年代に作られた品。
天面にあしらわれているタイルは、先のキャンディーボックスと
同じくニルス・トーソンが手がけています。
ローズウッド材の風格あるたたずまいと
「BACA」のタイルの表情がしんなり調和しています。
もちろん、ロイヤルコペンハーゲン以外にも
様々な国・地域からヴィンテージ、アンティークの品々が
今回のショップインショップには集められています。
¥472,500
写真手前の6角形の純銀製小物入れは、
約100年ほど昔の20世紀初頭にタイで作られた
アジアン手工芸品です。手仕事で打ち出した細工が
見事な、細密な仕上げに見惚れてしまいます。
昨年末、今年初めと立て続けにタイを訪ねた際、
タイの伝統工芸の繊細なハンドクラフトには
あらためて感心させられました。
現代にもその手技は継承されているのですが、
やはり近代化以前のこしらえは別格の緻密さ。
精魂を傾けた職人の情熱とプライドが細部にまで息づいています。

¥36,750~57,750
最後のアイテムはガラス文化が花開いた
ヴェネチア発祥のガラス工芸品「ヴェネチアングラス」です。
2011年春夏のガリャルダガランテは
冒険家で商人だったマルコ・ポーロ(1254~1324年)の
旅にインスパイアされたテーマを打ち出していて、
彼の故郷とされるヴェネチアとはゆかりがあります。
ヴェネチアングラスが発展したのは、この地の商人たちが
巨万の富を築いていた13世紀頃。マルコ・ポーロの時代です。
職人たちの技術が流出するのを恐れたヴェネツィア共和国は
1291年、すべてのガラス工房をムラノ島へ強制移転させました。
ガラス職人たちは一生、島に閉じ込められ、
結果的に島内でガラス工芸の技はさらに濃縮されていきました。
まるで万華鏡を開いてみせたような極彩色。
手仕事で加工したがゆえのゆがんだりねじれたりした形は
二度と同じ物は作れない歴史的一点物。
どことなく人なつこさや愛くるしさも漂います。
今回のイベントのタイトルは
「Valora coleccion de me ~GALLARDAGALANTE BAZAR~」。
スペイン語で「私の宝箱」という意味のタイトル通り、
みなさんそれぞれの新しい宝物にめぐり会えるかも知れません。
ガリャルダガランテで長く続いてきたマルコ・ポーロの
航海もいよいよ最終章へ。
「MOSAIC OF PERSIA(ペルシアのモザイクの意)」と題した
5~6月のフィナーレシーズンでは
中東や北アフリカの装いをたっぷり持ち込んで
リラックスしたリゾートスタイルを提案していきます。
更紗柄やエスニックモチーフを重ね合わせた、
アラビアンモザイクを連想させるようなミックスレイヤード。
ペザントドレスやコンビネゾンなどのくつろいだ装いには
サンダル、エスパドリーユなどの素足フィーリングの足元が似合います。
ひじにはカゴバッグを提げて。
そんな伸びやかなスタイルはお出掛け気分に誘ってくれそう。
「ANTIKAとモダン」のショップインショップ期間中に
表参道店へ足を運べば、タイムレスなヴィンテージ品に囲まれて
時空を超えた世界旅行に出たような気分まで味わえるはず。
ガリャルダガランテとのマリアージュをぜひ楽しんでみてください。
「ガリャルダガランテ」のショップを訪れると、
ファッションだけでなく、目が留まるのが店内のインテリア。
東洋にも西洋にも偏らない不思議な空間を生み出す上で、
特別な役割を果たしているのがインテリアや什器類です。
お気づきの方が多いでしょうが、ガリャルダガランテの
店内にはピカピカの新品インテリアや、無機質な家具は
ほとんどなく、大半はぬくもりや親しみを感じさせる
ヴィンテージのファニチャーやアンティークの置物です。
どれも趣(おもむき)があって、つい見とれてしまう物ばかり。
これら多くの仕入れ先になっている家具・ホームファニッシングの
ショップが「ANTIKA(アンティカ)とモダン」。
京都府亀岡市に本社を構え、大阪や神戸にもショップがあります。
その「ANTIKAとモダン」がガリャルダガランテと手を組んで、
表参道店で4月29日~5月15日、ショップインショップを開きます。
アンティークの食器やインテリアなどに出会えるイベントです。
もちろん、ガリャルダガランテらしい柄や色などの
商品をセレクトしているので、服や小物との
クロスショッピングが楽しめる趣向になっています。
「ANTIKAとモダン」は北欧や英国の1950~80年代の
いわゆるミッドセンチュリー物を中心に、
世界各国・地域のアンティークを取り扱っています。
過去のホームファニシングを現代に翻訳する
というショップコンセプトを掲げ、世界中からヴィンテージ家具、
アンティーク小物を発掘してくれる、目利きの頼もしいお店です。
陶器、ガラス、チェア、テーブルなど、品揃えは申し分なし。
とりわけ英国の家具メーカー
「ERCOL(アーコール)」と「G-PLAN(ジープラン)」に関しては
日本最大級の在庫を保有しているそうです。
デンマーク家具の巨匠、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)や
のデザイナーズ家具の充実ぶりも目を見張らされます。
もともとはタイやインドなどの東南アジアの
アンティーク小物、民族衣装を取り扱うショップとしてスタート。
「エスニック」という言葉がまだなかった頃、
日本に東南アジアのインテリアを広めたショップです。
今回のショップインショップ開催に当たっては
京都府内にある5カ所の倉庫すべてを、
ガリャルダガランテの担当者が直に見て回り、
このコラボにふさわしい商品をセレクトしました。
すべてをこのブログで取り上げることはとても無理ですが、
ごく一部を先取りでご紹介しましょう。

ロイヤルコペンハーゲン Tenera ¥52,500
こちらのフラワーベースは
デンマークを代表する名窯「ロイヤルコペンハーゲン」の
「テネラ(Tenera)」シリーズ(1975~79年)です。
ブルーや紫などを大胆に配した、
インパクトを放つ鮮やかな絵付けが目を惹きます。
長くロイヤルコペンハーゲンの主旋律となり、
世界に大勢のコレクターを持つ
陶芸家ニルス・トーソン(Nils Thorsson)監修の下、
6人の若手女性の陶磁器作家たちが起用されたシリーズのひとつ。
こちらのデザイナーはベルテ・イェッセン(Berte Jessen)です。

ロイヤルコペンハーゲン Tenera ¥105,000
こちらの大ぶりのボウルもイェッセン作の「テネラ(Tenera)」。
当時の作風を今に伝える逸品です。
穏やかな曲線とやわらかい色合い、ぽってりした姿に、
その場のムードまでなごませてもらえそう。
ボウル全体がキャンバスだから、
どこに置いても部屋いっぱいにぬくもりが広がります。
ロイヤルコペンハーゲン Baca ¥21,000
同じロイヤルコペンハーゲンの「バッカ(Baca)」は
日本の陶磁器からの残響もあるという
焼き方とハンドペイントに独特の持ち味が感じられます。
比較的低温で焼き、土の風合いが残す
「ファイアンス」という製法が用いられています。
こちらは69~74年に「バッカ」デザイナーの1人、
ジョアンヌ・ゲァバー(Johanne Gerber)が手がけた品。
「バッカ」らしい色合いが出ています。
ロイヤルコペンハーゲン Baca ¥126,000同じく「バッカ」の蓋付きキャンディーボックス。
ロイヤルコペンハーゲンのヘッドデザイナーを務め、
「バッカ」の中心人物となった
ニルス・トーソンの作品の中でも
この柄でイエローとブラックの色合わせ、
しかもこの形は大変希少だそうです。

ロイヤルコペンハーゲン Baca(写真奥・茶) ¥336,000 (写真手前・青) ¥294,000
「バッカ」のネストテーブルとワゴンです。
ともにとても珍しいアイテムで、本国デンマークでも
なかなか見つからないレア物だそうです。
こういう眠れる名品に引き合わせてもらえるのは、
絶えず仕入れに世界を巡っているバイヤーのおかげです。
ともにデンマークで60~70年代に作られた品。
天面にあしらわれているタイルは、先のキャンディーボックスと
同じくニルス・トーソンが手がけています。
ローズウッド材の風格あるたたずまいと
「BACA」のタイルの表情がしんなり調和しています。
もちろん、ロイヤルコペンハーゲン以外にも
様々な国・地域からヴィンテージ、アンティークの品々が
今回のショップインショップには集められています。
¥472,500写真手前の6角形の純銀製小物入れは、
約100年ほど昔の20世紀初頭にタイで作られた
アジアン手工芸品です。手仕事で打ち出した細工が
見事な、細密な仕上げに見惚れてしまいます。
昨年末、今年初めと立て続けにタイを訪ねた際、
タイの伝統工芸の繊細なハンドクラフトには
あらためて感心させられました。
現代にもその手技は継承されているのですが、
やはり近代化以前のこしらえは別格の緻密さ。
精魂を傾けた職人の情熱とプライドが細部にまで息づいています。

¥36,750~57,750
最後のアイテムはガラス文化が花開いた
ヴェネチア発祥のガラス工芸品「ヴェネチアングラス」です。
2011年春夏のガリャルダガランテは
冒険家で商人だったマルコ・ポーロ(1254~1324年)の
旅にインスパイアされたテーマを打ち出していて、
彼の故郷とされるヴェネチアとはゆかりがあります。
ヴェネチアングラスが発展したのは、この地の商人たちが
巨万の富を築いていた13世紀頃。マルコ・ポーロの時代です。
職人たちの技術が流出するのを恐れたヴェネツィア共和国は
1291年、すべてのガラス工房をムラノ島へ強制移転させました。
ガラス職人たちは一生、島に閉じ込められ、
結果的に島内でガラス工芸の技はさらに濃縮されていきました。
まるで万華鏡を開いてみせたような極彩色。
手仕事で加工したがゆえのゆがんだりねじれたりした形は
二度と同じ物は作れない歴史的一点物。
どことなく人なつこさや愛くるしさも漂います。
今回のイベントのタイトルは
「Valora coleccion de me ~GALLARDAGALANTE BAZAR~」。
スペイン語で「私の宝箱」という意味のタイトル通り、
みなさんそれぞれの新しい宝物にめぐり会えるかも知れません。
ガリャルダガランテで長く続いてきたマルコ・ポーロの
航海もいよいよ最終章へ。
「MOSAIC OF PERSIA(ペルシアのモザイクの意)」と題した
5~6月のフィナーレシーズンでは
中東や北アフリカの装いをたっぷり持ち込んで
リラックスしたリゾートスタイルを提案していきます。
更紗柄やエスニックモチーフを重ね合わせた、
アラビアンモザイクを連想させるようなミックスレイヤード。
ペザントドレスやコンビネゾンなどのくつろいだ装いには
サンダル、エスパドリーユなどの素足フィーリングの足元が似合います。
ひじにはカゴバッグを提げて。
そんな伸びやかなスタイルはお出掛け気分に誘ってくれそう。
「ANTIKAとモダン」のショップインショップ期間中に
表参道店へ足を運べば、タイムレスなヴィンテージ品に囲まれて
時空を超えた世界旅行に出たような気分まで味わえるはず。
ガリャルダガランテとのマリアージュをぜひ楽しんでみてください。














