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RIE MIYATA

音楽とたわむれたオシャレな一夜!「ガリャルダガランテ×ブルーノート東京」

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

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先にお知らせした(4/20ブログ)、
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2012/04/blue-note-tokyo-1.html

「ガリャルダガランテ」と「ブルーノート東京」の
コラボレーションイベントがゴールデンウイーク中の
5月6日、2回の公演に分けて開催されました。

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「GALLARDAGALANTE loves JAZZ
 at BLUE NOTE TOKYO music by PAPIK」と銘打った
音楽の夕べには「ガリャルダガランテ」の顧客の皆さんが
大勢、集まってくださり、「ブルーノート東京」の方が
びっくりするぐらいの大入りとなりました。

普段の「ブルーノート東京」では、割と通い慣れた男性が
女性をエスコートして訪れるケースが多く、
スーツ姿の男性やドレスアップした女性が集まることも多いのですが、
この日は「ガリャルダガランテ」からのお誘いを受けて
初めて「ブルーノート東京」に足を向けたという人が多かったらしく、
いつもとはちょっと違う初々しい雰囲気に包まれました。

「ガリャルダガランテ」のテイストをよくご存じのお客様が大半だったせいか、
当日は今季のテーマに沿ったリゾート風やリラクシングな装いの
来場者が多かったことも、日頃よりもくつろいだムードを醸し出していました。

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ステージに上がったイタリアのモダン・クラブ・ジャズのグループ
「PAPIK(パピック)」が初来日を果たし、しかも「ブルーノート東京」
初登場とあって、観客席の瞳はどれもキラキラと輝いて見えました。

イタリアン・ニュージャズの担い手である「PAPIK」の音楽は
幅広い傾向のサウンドとクロスオーバーしているので、
ジャズを聴き慣れない人の耳にもやさしく忍び込みます。

その意味で今回のライブはジャズファンにもビギナーにも
喜ばれる絶妙の企画だと感じました。

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約300席が用意されたファーストステージ(午後6時開演)からいきなり満席状態。
カウンター席に追加の椅子が置かれるほどの盛況でした。
続くセカンドステージ(午後8時45分開演)も同様の大入りが続き、
観客はイタリアから吹き寄せた新しいジャズの風に身を任せ、
心をほどくひとときを思い思いに楽しんでいるようでした。

この日だけのスペシャルなオリジナルカクテルは「オーガニック・リモンチェッロ」。
新鮮なレモンの皮をウォッカに漬け込んだイタリアの果実酒で、
シチリアの夏風のように爽やかなソーダ割りと、レモンの香りを楽しめる
そのままのロック、そしてマティーニという3種が用意されました。

上質の音楽に耳を傾けながら、食事やカクテルで舌も笑う
ライブレストランという空間は、趣味のよい大人が
「非日常」を求めて集う場所と言えます。
当日の来場者の皆さんもそれぞれの着こなしに身に包んで
優雅に楽しんでいる雰囲気がこちらにまで伝わってきました。

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「PAPIK」は古典的なジャズのスタイルを離れ、
ポップスやイージーリスニングなど、様々な音楽と融合した
枠にとらわれないジャズの「かたち」を提案しているグループ。

実はその楽曲は「ガリャルダガランテ」のショップ内で流されているので、
来店時にそれと知らず耳にしている人も多いことでしょう。
実際、当日のライブの合間には「あの歌、お店で聴いたことある」
「そうそう」といった会話が来場者の間から聞かれました。

束縛されない感じが伝わる「PAPIK」のサウンドは
旅やリゾートの雰囲気がある「ガリャルダガランテ」にぴったり。
メインボーカルは伊達男のアラン・スカファーディですが、
イタリアを拠点に活動するディーバ(歌姫)、エリー・ブルーナも参加。

踊り出したくなるようなアランの歌声と、メロウなエリーのボーカルが
交互に耳をほぐすように流れ込み、音楽にもてあそばれる快感を
会場を埋めた聴衆全員が分かち合いました。

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来日後の貴重な時間を割いてエリーがインタビューに
答えてくれたので、以下にそのやりとりをご紹介します。

Q 「PAPIK」の音楽について教えてください
―― 「ジャズ」というくくりだけでは、「PAPIK」の音楽を説明できません。
ポップスやイージーリスニング、ファンキーミュージックなど、
様々な要素をミックスして、「PAPIK」のサウンドは成り立っています。
聴き手の層も広くて、ファンには10代も60代もいます。
エイジレスなサウンドと言ってよいでしょう。
私は英語でもイタリア語でも歌っているので、ワールドワイドに
PAPIKの音楽を楽しんでもらえたらうれしいです。

Q どんなファッションが好きですか
―― 私は、スタイルをあまり固定しないようにしています。
「PAPIK」の音楽とも通じるところですが、
いろいろな服をその日の気分に合わせて着ます。
ロックテイストの服を着ることもあります。
ポップス風やメキシコっぽいテイストを選ぶ日もあり、
日替わりで様々なムードを選んでファッションを楽しみます。
色はルビーのようなワインレッドが特に好きで、ほかには、
ガリャルダガランテが提案するような、グリーンやイエローの
ナチュラルカラーも好きでよく着ますね。今日のスタイルもそうです。
逆に、グレー系の地味色はあまり着ないかも知れません。

Q 日本人女性のファッションをどう思いますか
―― 原宿を少しだけ歩きましたが、どの人もとてもおしゃれで、
それぞれにテーマのある、全身整った着こなしをしていたのに驚きました。
個性的なスタイルの人がいたのも興味深く感じました。
ヨーロッパではこういう風景はまず目にしません。
イタリアでは日本ほどおしゃれではない人も珍しくありません。
私は色々なファッションに興味があるので、日本人女性のファッションも
参考にしてみたいと思いました。

エリーはこの日、「ガリャルダガランテ」のコーデに身を包んでステージに登場。
カフタン風のシャツに、フェミニンなマキシ丈スカートを合わせ、
優雅なつば広帽子をかぶって、エスニックなストールを垂らすという、
見事なアーバンリゾートスタイルを披露してくれました。
ゆったりしたマキシ丈スカートは、「ガリャルダガランテ」の2012年春夏の
イメージカントリーである南イタリアの気配を感じさせ、
彼女の健やかな歌声にもなじんで見えました。
ストールと帽子もアクセントになって、ステージの動きに味わいがプラス。
本人も「この服は着心地がよくて素敵」と、気に入っていたようでした。

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写真はショップの顧客さんたちと一緒に来店した
店長さんやスタッフさんたち。皆さん思い思いのおしゃれを披露していました。

客席を見渡すと、「ガリャルダガランテ」の服や小物を
身につけた女性がたくさんいて、みんなで同じ感覚を
ゆるく共有しているような心地よさがありました。

ファッションと同じように、音楽にも聴く人の気持ちを揺さぶったり、
気分を盛り上げたりする作用があります。

「PAPIK」のポジティブでうららかな響きはこの場に居合わせた
全員の心をハッピーでのどかなトーンで染め上げました。

ライブ終了後も多くの来場者が会場を立ち去ろうとせず、
通路やロビーで仲間同士、言葉を交わし続けていたり、
写真を撮りあったりというのも、なかなか目にすることのない風景でした。

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初夏の前奏曲となったグルーヴィーなライブは
参加した全員に、幸せな余熱を残して幕を閉じました。

「PAPIK」の曲はセカンドアルバム『Music Inside』が
IRMA records(イルマレコード)からリリースされているので、
興味を持った方は聴いてみてください。

この日、あらためて感じたのは、おしゃれをして
出掛けるイベントがあると、ファッションはさらに楽しくなるということ。

「ブルーノート東京」の公演スケジュールを見て
何だか心惹かれるライブを見付けたら、ブルーノートの目利きを信じて
味覚や嗅覚まで含めた五感で楽しむ1夜をリザーブしてみてはいかがでしょう。
そのアーティストを深く知らなくても、アルバムの「ジャケット買い」に
似た感覚で足を運んでみることをおすすめします。

「ガリャルダガランテ」のショップで流れている音楽が気に入ったら、
ショップスタッフに曲を尋ねてみるのもいいでしょう。

イタリアン・ニュージャズやボサノバなどの、心をなでる曲を集めた
オリジナルCDもリリースされているから、耳を傾けてみてください。

GALLARDAGALANTE loves JAZZ at BLUE NOTE TOKYO music by PAPIK
http://www.gallardagalante.com/galante/special/gglovesjazz2012/

BLUE NOTE TOKYO
http://www.bluenote.co.jp/jp/

IRMA records「PAPIK」
http://www.irmagroup.jp/irma_artist/papik

PHOTO by TAKUO SATO [LIVE]

 

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