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RIE MIYATA

シャツの着こなし術をNYおしゃれスナップから学ぶ

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

2014春夏ファッションのトレンドアイテムのなかでも筆頭格のひとつがシャツ。
シャツのバリエーションが広がっています。今回は、シャツルックの
素敵なファッショニスタをキャッチしたNYスナップからピックアップ。
そのエッセンスを参考にアレンジし、「ガリャルダガランテ」スタッフの
二宮さんにモデルになっていただいたおしゃれコーデもご紹介します。
この春は新しいシャツルックを大いに楽しんでみてください。

◆デニムシャツ+ペンシルスカート

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(c)Rie Miyata

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デニムシャツ 13,800円 スカート 15,000円 シューズ 19,000円 すべてGALLARDAGALANTE/バッグ 37,000円 OTILIA FLONTA/ネックレス 29,000円 PLUIE

ペンシルスカートの復活で、レディーライクな着こなしを試す人が増えています。
大人っぽい顔つきのペンシルスカートに、あえてカジュアルなトップスを
引き合わせると、別の表情を引き出せます。例えば、デニムシャツと
コーデすれば、スカートのエレガンスがデニムシャツをきれいめに
見せてくれます。手野込んだ刺繍が施されたペンシルスカートは
気品を感じさせ、デイリー顔のデニムシャツとの微妙なずれ感が
全体をこなれた着姿に整えています。グラディエーター風の
ヒールサンダルも気取らないリュクスを忍び込ませています。

デニムシャツはボーイッシュに見えがちですが、合わせるボトムス次第で
雰囲気をコントロールすることができます。こちらはマリン風の
ペンシルスカートと合わせて、海辺の昼下がりのような穏やかな
風情に整えています。「デニムシャツだから残りのパーツもカジュアルに」
と決めつけてしまわないで、フェミニンなボトムスとのマッチング試せば、
今まで気づかなかったような相性を発見できます。節度を感じさせる
膝丈スカートにウエストインしているので、デニムが主張しすぎていません。
ノーブルな見栄えのバッグが品格とリッチ感を寄り添わせています。

◆デニムonデニム

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(c)Rie Miyata

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デニムシャツ 13,800円 GALLARDAGALANTE/ジーンズ 19,000円 RED CARD/ネックレス 40,000円 THEA GRANT/ブレスレット 43,000円 THEA GRANT/シューズ 54,000円 Dove Nuotano Gli Squali/クラッチバッグ 24,000円 MOYNA

同じようにデニムシャツを使ったコーデでも、こちらは上級者らしい
デニムonデニム。上下デニムはウエスタンか作業着っぽく見えやすいのですが、
パンツをシャツより濃い色にすれば、腰から下が引き締まって、色の変化も出ます。ももや膝にかけて目を惹く柄やダメージ加工を施したジーンズは、
視線を呼び込んでデニムの印象を薄めてくれます。シャツの襟元を開けて、
ボリュームジュエリーをのぞかせているので、デニムシャツでも
ドレスアップしたフェミニンな仕上がりに。ブレスレットも効いています。

上下デニムをうまく整えるコツは、デニムの見え加減をセーブして、
素肌を露出するところにあります。シャツの袖はひじの辺りまで思い切って
まくり上げてしまいましょう。首周りにはシャイニーなネックレスを迎えて。
クラッチバッグも視線を散らすアクセントに使えます。足元もジーンズ裾を
しっかりロールアップ。足の甲が露出するタイプのヒール靴を履けば、
足首ゾーンが伸びやかに映り、健康的なセクシーを演出できます。

◆白シャツ+白プルオーバー

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(c)Rie Miyata

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シャツ 16,500円 GALLARDAGALANTE/プルオーバー 33,000円 forte forte/パンツ 16,800円 シューズ 24,000円 共にGALLARDAGALANTE

誰もが1枚は持っている白シャツは見慣れたアイテムだけに、
アレンジが欠かせません。1枚で着てもスタイリッシュで素敵ですが、
プルオーバーと重ねてアレンジするとまた違った印象に。シャツと少し色が
異なる白ニットを重ねた選択は、さすがファッショニスタの知恵。
同じ白系でもほのかなコントラストが際立ち、静かなリズムが生まれました。
ボトムスをブラックで引き締めているのも、メリハリを強調。
レッドのボストンバッグがフェミニンを印象づける絶好の差し色になっています。

二宮さんは、白シャツの上に透けるメッシュのプルオーバーを重ねて、
軽やかな白on白の色バランスに仕上げています。シャツ裾を無造作に
ウエストアウトして、気張らない雰囲気を醸し出しました。
靴の爪先に宿ったホワイトと響き合わせて、全体をクリーンなムードに
落ち着かせています。さめた色味のグリーンパンツがフレッシュでありつつ
クールなムードに導きます。着慣れた白シャツからでも、
工夫次第でこんなに別の風情を引き出せるという見本のようなコーデです。

◆ストライプで叶える大人ショートパンツ

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(c)Rie Miyata

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デニムショートパンツ 13,000円 タイプライターシャツ 14,500円 共にGALLARDAGALANTE/クラッチ 11,000円 maison  baluchom/シューズ 35,000円 megumi ochi ブレス 36,000円 GILLIAN JULIUS

白シャツはそのまま着ると、素っ気なくも見えるから、
裾結びのような小技も取り入れて動きを出したいもの。
流行が続くお腹チラ見せにもつながるので、試す価値がありそう。
ショートパンツは子どもっぽい印象になりやすいのですが、色や柄の
セレクトで見栄えを変えられます。シャープな印象のストライプを
取り入れれば、このようにすっきりした大人ムードに様変わり。
シャツの白とも調和して、さわやかで縦長のイメージが目に飛び込んできます。

ファッショニスタは白シャツにストライプのショートパンツでしたが、その逆パターン。
ストライプシャツにデニム・ショートパンツというコーデにアレンジしています。
シャツの裾を結ぶと、自然なドレープが生まれて、飾らないキュートな雰囲気に。
袖をロールアップして、手首のメタリックなアクセサリーをしっかり見せ、
グラマラス感を呼び込んでいます。ショートパンツは裾ディテールに工夫があると、
装い全体に弾みがつきます。オープントゥやサンダルでヌケ感のある
足元に仕上げるのも、ショートパンツを落ち着かせる基本技です。

◆ピンクシャツ+マキシ丈ボトムス

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(c)Rie Miyata

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ワンピース 18,000円 シャツ 16,500円 共にGALLARDAGALANTE/ブレスレット 42,000円 DANNIJO/サンダル 36,000円 megumi ochi/クラッチバッグ 37,000円 Steve Mono

この春夏はピンクが大人気。スイートに見えすぎるのを嫌う人もいますが、
淡い色のシャツを選べば、シャツ特有のきちんと感が効いて
過剰に甘ったるくなりません。さらに、黒系のマキシ丈ボトムスを
合わせているので、ピンクを引き締める効果を発揮。
細かいドット柄をあしらったワイドパンツは薄くてエアリー。
トップスのタイトさとも対照的で、見飽きない着こなしに仕上がりました。

二宮さんさんは、黒のマキシ丈ワンピの上からピンクのシャツをオンして、
アーバンリゾートなたたずまいに寄せています。スカートの裾が
うっすらと透ける感じが軽やかでフェミニン。ピンク×黒は互いを
引き立て合う好相性カラーであり、コントラストを生かしたスタイリングを
組み立てやすくなります。ピンクの濃淡や、ブラックの質感で、
組み合わせたときの印象も変わるので、シーンや気分に合わせて
使い分けがききそう。大人っぽくまとめるのであれば、ピンクの発色が
強いカラートーンは避ける方が無難。少しくすんだスモーキーパステルは
今シーズンの急浮上カラー。ほかの色とも重ねやすい色味です。
スカートの裾がうっすらと透ける感じが軽やかでフェミニン。

NYスナップコーデと、「ガリャルダガランテ」の発展形コーデはいかがでしたか?
アレンジの余地が大きいシャツは自在に色づけして、自分流の着こなしを
楽しみやすいアイテム。新トレンドの色や素材感を頭に入れて操れば、
この春夏のおしゃれはいっそう新鮮なムードで楽しめるはず。
「ガリャルダガランテ」の店頭にはコーデのバリエーションを広げてくれそうな
シャツが続々と入荷。3月28日~4月25日までシャツフェアが
開催されているので、チェックしてみてくださいね。

シャツフェア詳細はこちら↓

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旬な着こなしをWEB先行でご紹介いたします。

http://mpme.jp/pal/c.p?22ciYoOyPn

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