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RIE MIYATA

ガリャルダガランテ流「花のあるライフスタイル」

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

「ガリャルダガランテ」のルミネ新宿店では月替わりテーマの「SERENDIPITY(セレンディピティ)」が開催されています。6月のテーマは「FLOWER」です。ファションだけではなく、丁寧に暮らしている人を「素敵な人」と考えるガリャルダガランテならでは提案です。ライフシーンを彩る「花」を中心に、夏の新作のかごバッグ、小物などをそろえました。

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花を居間に飾ったり、ベランダで花を育てたりする人は少なくありません。生け花のように日本的な飾り方もありますが、ヨーロッパにもいろいろなアレンジ方法があり、「スワッグ」もそのひとつ。欧米の映画やドラマでしばしば見かける、根元側を上にして束ね、壁に吊し掛けるように飾ってあるあれのことです。

「スワッグ(swag)」とは、もともとドイツ語で「壁飾り」という意味を持つそうで、その通り、壁に掛けることが多いのですが、クリスマスリースのように玄関ドアに飾ったり、棚に置いたりと、使い方は様々。束ねて吊るすだけで作れるから、割と簡単にハンドメイドできます。ヨーロッパでは伝統的な花飾りとされ、日本でもクリスマスのデコレーションとして徐々に浸透してきました。

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「セレンディピティ」では6月18日(土)、19日(日)の2日間にわたって、午後1~5時にフラワーアレンジメントのイベントを開催します。今回のブースで装花を手がけ、スワッグを販売している「Edenworks(エデンワークス)」の篠崎恵美さんが自ら手ほどきしてくれます。

「エデンワークス」は映像作品、アーティスト写真用のフラワーアートワークを数多く手がけ、アパレルブランドやショップとのコラボレーション商品も展開。一般的なフラワー装飾の枠にとらわれない表現で高く評価されています。今回の「セレンディピティ」は自分だけのオリジナルスワッグをオーダーできるチャンスとなります。

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同じブースでご紹介しているサングラスは、ミラノ発のアイウェアブランド「SUPER BY RETROSUPERFUTURE(スーパー バイ レトロスーパーフューチャー)」の品。Daniel Beckerman(ダニエル・ベッカーマン)氏が2007年に立ち上げたクリエイティブ集団「レトロスーパーフューチャー」のデザインは奇をてらわないのに、どこか遊びが感じられ、ウィットフルな表情に仕上がっています。

イタリアのカルチャー誌『PIG MAGAZINE』の編集に携わっていたベッカーマン氏たちが「自分たちの雑誌のスタイルに合うサングラスを」というコンセプトでスタート。ストリートカルチャーに根差した切り口で圧倒的な支持を受けました。愛用する多くのアーティストとのコラボレーションも実現。レディー・ガガやビヨンセ、ケイティ・ペリーもファンとされます。

イタリアの職人が仕上げるハンドメイドのフレームに、ドイツの老舗「カール・ツァイス」のレンズを入れるこだわりの仕様もコアなファンを引き寄せる理由です。

型数を抑える一方で、カラーバリエーションは多彩。今回のテーマ「FLOWER」を思わせるほど、色の選択肢が豊富です。今回の「セレンディピティ」では赤茶系をメインカラーに選び、着こなしとのマッチングも提案しています。赤茶カラーをキートーンに据えた服と小物のコーディネートは夏本番の装いをチアフルに、そして情熱的に彩ってくれそうです。

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さらに、夏ルックになじむ「かごバッグ」も同じブースに集められています。好みのスタイリングに合わせやすいよう、形もサイズもいろいろなオリジナルモデルを用意しました。たとえば、レザーを巻いたタイプや、ヴィンテージのスカーフを添えたもの、蓋付きのモデル、ころんと丸みを帯びたフォルムなど、実際に持つシーンが思い浮かびやすい形で紹介されています。先にご紹介したスワッグを入れて部屋に飾るのも素敵です。09
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「セレンディピティ」のよさは、服が一緒に展示されていて、着こなしのイメージがつかみやすいところにもあります。オリジナルのホワイトワンピースはクリーンな風情が漂い、サングラスやかごバッグとの相性もよさそう。「Lizzie Fortunato Jewels」のフリンジピアス(別注)が宇語彙を添えます。リーフ柄のパンツ(「Erika Cavallini」)もナチュラルなたたずまい。天然素材のサマーハットや、自然な質感のかごバッグにぴったり。Tシャツやレースアイテムも夏の気分を一足早く連れてきてくれます。

オーガニックフードに代表される、地球と親密に暮らすライフスタイルは日本でも着実に根付き始めていて、インテリアやファッションの面でも広がりを見せています。今回の「FLOWER」というテーマは、ファッションにとどまらず、ライフスタイル全体にうるおいや伸びやかさをもたらしてくれそうだから、この機会に「ガリャルダガランテ」らしいフラワースタイルの提案に耳を傾けてみてください。

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