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RIE MIYATA

女性が憧れるような女性像を提案、プレミアムデニム「Citizens Of Humanity」の特別感

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

ガリャルダガランテ ルミネ新宿店の月替わり特設コーナー「セレンディピティ」はプレミアムデニムブランドの「Citizens Of Humanity(シチズンズ・オブ・ヒューマニティ)」を9月のテーマに選びました。上質デニムのブームが再び盛り上がりつつある今、とてもタイムリーな企画です。

デニムは過去にブームを繰り返してきました。20年ちょっと前に登場したプレミアムデニムも今ではカテゴリーとして定着。その一方で価格は以前よりもこなれてきました。アメリカでは350ドルぐらいの価格帯が主流になってきています。シーンを選ばないうえ、1年を通じて穿けるので、出番の多さを考えれば、値段に納得できそう。シーンフリーやシーズンレスのトレンドは上質デニムにぴったりなじみます。

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「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」は2003年、デニム界の大御所、ジェローム・ダーハン氏が「パーフェクトで万能なフィット」というコンセプトのもと、ロサンゼルスでスタートさせた、プレミアムデニムのブランドです。ヴィンテージデニムとオーセンティックなワークウェアへの情熱と知識をベースに、クラシックな要素を残しながらも、時代に合ったフィット、ファブリック、ディテールを特徴としています。デザインと生産はすべてLAの自社工場で行なわれています。

クールさとドレッシー感を兼ね備えたテイストは居場所を選ばないから、自然と出番が多くなりそう。デニムには武骨でカジュアルなイメージがありますが、「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」のデニムは「プレミアム」の名前にふさわしい、リュクスな雰囲気があります。華やかなトップスやピンヒールで合わせれば、気取らないパーティーにも穿いていけそうな雰囲気があります。

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「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」のデニムアイテムにはそれぞれ名前が付いています。単なる型番ではなく、人名風のネーミングになっているのも、創り手の愛着を感じさせます。ハイライズのパンツ「GIA(ジア)」はアンクル丈でストレートシルエット。程よいヴィンテージ加工が施されていて、大人っぽく穿きこなせます。フロントはファスナーではなく、メンズでおなじみの、ボタンで開け閉めする「ボタンフライ」。トップスは白シャツとニットカシュクールできれいめレイヤードに仕上げています。

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ホワイトジーンズの「LENNOX(レノックス)」は日本限定のアイテムです。ジャパン社立ち上げの当初から続くベストセラー商品だそう。ミッドライズの細身ボーイフレンド形はきれいめの着こなしにピッタリ。コットン、ポリウレタン、ポリエステルの混合で、ストレッチが効いているので、穿き心地は楽ちん。こちらはフロントをファスナーで開け閉めするジップフライ。白ジーンズに白シャツ、白ムートンコートでノーブルなホワイトコーデにまとめました。冬のオールホワイト・ルックにデニムを組み込むと、気負わないムードに整えられます。

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「DREW FRAY(ドリューフレイ)」はこれから人気が本格的に盛り上がりそうなハイライズのクロップドフレア形。ほんのりストレッチを加えてあり、見た目以上に伸びやかなフィット感。フロントはジップフライなので、楽に着脱ができる仕様。バックスタイルの裾が切りっぱなしになっているのに加え、ジーンズには珍しい、カシュクール風のスリットがフレアシルエットをさらに引き立てています。スリットを飾ったフリンジ風のディテールもアイキャッチー。深いインディゴカラーと、適度に洗いざらした風合いのウォッシュタイプから選べます。ディスプレイで合わせた、カーキのアウターも「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」の品。胸のビッグポケットが斜めに付けてあり、動きが生まれています。

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ゆったりめのフォルムも用意されています。「PARKER(パーカー)」はスラウチなワイドフィット。ダークカラーのシャドウウォッシュ仕上げだから、穿いていけるシーンが広くなります。時間をかけて穿き込んだような質感も落ち着いた雰囲気を漂わせます。脚の内側をよく見ると、黒の色味が深くなっています。内側だけを濃いブラックに切り替えてあるので、レッグラインがすっきり映る効果が期待できます。コインポケットのあたりにもダメージ加工が施してあります。

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裾に向かって少しずつ絞ってあるテーパードのシルエットがきれいな「LIYA(リヤ)」は、「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」のジーンズのうち、アメリカで最も売れているタイプです。シャープなラインが上品でクラシックな風情。ハイライズのおかげで、脚がさらに長く見えます。コットン、レーヨンのノンストレッチ生地が自然なフィットを生んでいます。ヴィンテージ風の質感は今のトレンドにマッチしています。

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デニムジャケット(Gジャン)もカムバック。割とコンパクトな仕立てだから、タイトめに着こなして。袖先に切り替えが施してあるので、ありきたりに見えません。短めの着丈を生かして、フロントのボタンをきっちり留めた、スレンダーな着方が楽しめそう。内側にシャツを来たり、上からライダースジャケットを羽織ったりといったレイヤードにも重宝します。

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「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」は大判のフリー(無料)雑誌『HUMANITY MAGAZINE』を発行しています。PR誌やカタログ誌を出しているブランドは珍しくありませんが、カルチャー&インタビュー誌の『HUMANITY MAGAZINE』は別格のクオリティーを持つ点で異例とも言えます。きちんと編集長を据えて、毎号とも充実したページを組み上げています。とりわけ、音楽家やアーティスト、写真家、モデル、サーファーなど、様々な立場の人物を撮りおろした写真とインタビューは圧巻の出来映え。たとえば、現代アーティストのヨーコ・オノさん、歌手のコートニー・ラブさんといった著名人も登場。最新号の表紙になっているのは、スーパーモデルのケイト・モスさんです。

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今回のセレンディピティではブースの壁面を使って、この雑誌の写真展も開催しています。実際の雑誌には男性も登場していますが、今回の写真展では女性にフォーカス。女性が憧れるような女性像を提案しています。期間中に「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」のアイテムをお買い上げの方にお好きな『HUMANITY MAGAZINE』をオリジナルのトートバッグに入れてプレゼントします。

『HUMANITY MAGAZINE』の並ぶブース内を巡りながら、プレミアムデニムならではのおしゃれな着こなしを思い描くのは、気持ちまで満たされる体験。納得感がショッピングに求められるようになっている今、「ジーンズ大国」のアメリカで確かな信頼を得ている「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」の選び抜かれた品々は、自信とプライドの感じられるデニムルックに導いてくれそうです。

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