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- WORK SHOP

EVENT REPORT

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“ショップの外で発信する新しい体験、新しい出会い。
ワークショップ「セレンディピティ・エクスペリエンス」”

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ガリャルダガランテが主催するマンスリーワークショップ「セレンディピティ・エクスペリエンス」は、今年の4月にスタートしました。
きっかけとなったのは、毎シーズン、大人の女性に愛されるワードローブを発信する中で、徐々に膨らんでいったライフスタイルへのこだわり。
四季のうつろいを味わったり、ゆったりとした時間の流れを感じたり……そういったひとときを形にできたら。
そして、ファッションという枠を超えたジャンルでも、ガリャルダガランテから何か新しい経験を提案できたなら。
そんな想いに後押しされて、この取り組みは生まれました。

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英語で「偶然の発見や出会い」を意味する「セレンディピティ」をコンセプトにしたこのワークショップでは、感じる、考える、味わう……などといった五感に響くトピックスを、季節感あふれるスタイルでフィーチャー。
場所やおもてなしにもスペシャルな趣向を加えて、この時にしか味わえないプレシャスな体験を提案します。

■“この秋のテーマは中国茶。その世界とは?”
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“五感に響く体験”をコンセプトに、毎回テーマや趣向を変えながら開かれる「セレンディピティ・エクスペリエンス」。
10月のテーマは中国茶。京都・北白川に「銀月サロン」を構える中国国家茶藝師の高田小絵子さんを迎え、4つの茶葉をテイスティングしました。
では、そもそも中国茶とは? 

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日本でもおなじみの烏龍茶やジャスミン茶も中国茶の仲間と言えますが、実はもっと奥が深いのです。
茶葉の種類は1000をゆうに上回るほどあり、産地や栽培法によっても個性が違ってくるのだそう。
「さらには発酵の度合いによって、無発酵の緑茶から完全発酵の紅茶まで、6種類に分かれます」と高田さん。

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「白茶などは、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
そう、中国茶の世界はとても広いのですが、それだけに楽しみもたくさん。
まずは、自分好みの味や香りを探してみることから始めてみるのがおすすめです」。

■“個性豊かな4種の茶葉を、じっくりと味わう”
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この日は、“収穫と実り”をコンセプトに、高田さん自身がセレクトしたという上質な4種のお茶を紹介していただきました。まずは、秋にちなんで台湾産の「桂花緑茶」をウェルカムティーに。金木犀の甘い香りが漂うフラワリーな味わいに、場の空気がほっと和みます。
次に登場したのは、この日のメインとなる福建省産の「百年老ソウ紅茶」。こちらは樹齢100年を数える木の茶葉で作られた珍しい紅茶です。一般的な紅茶のイメージとは異なる独特の個性に、みなさんの感想も実にさまざまでした。

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続いては、中国紅茶の飲み比べとして、柔らかな口当たりの「雲南紅茶」をサーブ。お湯を注ぐとともに蜂蜜のような芳香がのほかに広がります。高田さんいわく、「お茶はもともと植物の葉ですから、気候などの条件によって味や香りも違ってくるんです。だから、来年もまた同じものを味わえるかというと、そうではないんですね。そういう、自然の恵みに寄り添うようなところも魅力だと思うんです」。茶葉の開く様子にじっと目を凝らしたり、香りに心を傾けたり……ひとつひとつのプロセスごとに、優雅な気持ちが高まってゆきます。

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そして最後は、ジャスミン茶の新茶が振る舞われました。茶葉の中でも最高級とされる芽の部分「銀針」に、この夏採れたばかりの花の香りを吸わせたとっておき。会の締めくくりにふさわしい、華やかな香りがたちこめました。

■“華を添える脇役、茶器のこだわり”
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もとは個人の邸宅だったという一軒家で開かれた、今回のワークショップ。緑豊かな庭を望む一室が会場となりました。このスペシャルな空間に合わせて、テーブルの上もアレンジ。高田さんは、「茶器には、京都で出会った江戸期の九谷焼を選びました。中国のお茶に和の骨董、そしてプレートはイタリアのもの……そうやってさまざまなテイストをミックスするのが面白いと思うんです」と教えてくれました。

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出来上がったテーブルセッティングは、とてもモダンでスタイリッシュ。この日の花として生けられた赤い実の枝ものも、茶器の彩色に美しく調和し、ひとつのシーンを形作っていました。「茶器や花、さらには場所の雰囲気なども含め、トータルのしつらえを考えていく作業は、服をコーディネートするのとどこか似ていると思いませんか? ファッションを楽しむような感覚で、ぜひトライしてみてください」。

■“人と人とをつなぐ、お茶会という文化”

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「皆が集まる“お茶会”という習慣があるのも、中国茶の特徴。中国の街角では、お茶を片手にテーブルを囲んで世間話をしている人々を、よく目にするんですよ」と高田さん。今回は、コンセプトである“収穫と実り”にちなみ、参加者の方々には4種のお茶の味わってみて感じた“収穫”を、言葉という“実り”に変えて発表していただきました。

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五感をフルに働かせ、和やかに会話を楽しむうちに、みなさんの表情はいきいきと変わっていきます。これこそ、お茶会の醍醐味。

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お茶を介して出会う人々とのコミュニケーションや、空間のしつらえ、季節感、そしてこの時間そのものを満喫する贅沢は、ファッションともどこか寄り添う共通項。今後もガリャルダガランテより「セレンディピティ・エクスペリエンス」を通して、こうした有意義な時間を楽しんでいただけるテーマを発信してゆきます。