第1回目のテーマは、ブルー。普遍的で表情豊かな青という色について、人気モデル・コラムニストのクリスウェブ佳子さんが抱く思いとは？パーソナルなエピソードとともに、お話を伺いました。「ブルーはとても好きで、身の回りでも多く取り入れています。時には冷たさの象徴として扱われることもあるけれど、心をリラックスさせてくれる。それは、空や海のように自然界の大部分を占めている色だからなのかもしれないですね」ファッションにはデニムのインディゴブルーやネイビー、そして深みのあるコバルトブルーなどを、インテリアにはリゾートの趣きがあるターコイズブルーを……というように、色合いはさまざま。娘たちとの間でも、ブルーがちょっとしたキーカラーになっているそう。

「長女が誕生した時に、ピンクではなくてベイビーブルーで一式そろえたんです。あとは、娘たちに贈ったティファニーのテーブルマナーブックも、あの独特のブルーがとてもきれい。家の中では、お気に入りの椅子もそうだし、コーヒーテーブルにもブルーがあしらわれています。ひとつ取り入れたらクセになってしまって、今では我が家のアクセントカラー。食器も好きです。色鮮やかな野菜をカラフルに盛り付けて、うつわとのコントラストを効かせたりすると華やかになるし、和食なら、いまが旬のフキノトウやタラの芽やタケノコなどを盛り付けるのがイメージです」

着こなしについてもユニークなこだわりが。3月のテーマ“BLUE”にぴったりのガリャルダガランテの新作やオリジナルデニムを手に取りながら、アイデアを教えてくれました。「この花柄のセットアップは、リゾートによく似合いそう。私は毎年プーケット島に旅行するのですが、リゾート地でカジュアルすぎる格好をするのはちょっともったいないと思っているんです。現地でも洗練されている人は、解放的な景色と自分自身のファッションの組み合わせを楽しんでいるんですよね。だから、こんなセットアップは、旅のために誂えるのも楽しみのひとつ。普段の生活では上下別にして、デニムや白の靴と合わせれば、難なく取り入れられそうですよね？ブルーは、大胆に取り入れたい色。全身ブルーのグラデーションで満喫するようなスタイルが個人的には好みと言ってもいいほどです。素材感や濃淡をうまく組み合わせながら、色の魅力を存分に満喫できたら素敵ですね」