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RIE MIYATA

セールで買いたい、着回し力抜群の6アイテム

いよいよお待ちかねのセールシーズンが間近に迫ってきました。でも、割安だからといって、ノープランで買い込むのは賢い立ち回りではありません。購入の際に重視すべきポイントはいくつかありますが、「着回し力」もそのひとつ。とりわけ、この時期のお買い物は、春先まで長く着続けられるかどうかをチェックしたいところ。実は春の少し手前は1年でも最も寒さを感じやすい時期。そこで、今回は着回ししやすいうえ、防寒面でも頼れる6アイテムをピックアップ。「ガリャルダガランテ」のセールを前にそれぞれのスタイリングプランまで提案します。

◆リバーシブルダウンコート 42000円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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リバーシブルダウン表
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リバーシブルダウン裏

まだまだ風の冷たい日が続くから、ダウンコートは手放せません。ただ、頼もしさに甘えてヘビロテしていると、周囲の「見慣れた感」を招くうえ、自分でも飽きてきてしまいます。そういう心配を遠ざけられる点で、表裏それぞれのムードを備えたリバーシブルは使い勝手に優れています。

こちらのコートは顔周りにファーをあしらった、見るからに暖かそうなタイプ。こういう凝ったつくりの場合、リバーシブル仕立ては難しいのですが、写真で見て分かる通り、ひっくり返して着てもちゃんとファーは生きています。色は扱いやすそうなブラウン系と、ミリタリーの雰囲気を持つオリーブ系の2種類。どちらで着ても落ち着いたトーンが楽しめます。

裾に向かって広がる台形ラインは穏やかな風情。さわやかなムードの白パンツと合わせれば、互いの色味が引き立ちます。靴はスニーカーやスリッポンで軽快に整え、裾をロールアップすれば、若々しい足元に仕上がります。逆に、ミモレ丈のレトロ調スカートと引き合わせても、静かで上品なたたずまいに。茶にパンツ、オリーブにスカートというコーデとその逆パターンでもう4種類もの着回しが手に入ります。

◆フードダウンコート 39000円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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近頃の温度変化の激しさを考えると、フードはマスト級でコートに欲しい必需パーツ。フード付きのコートは往々にしてカジュアルに見えがちですが、こちらはシーンフリーにまといやすい静かなテイストに整えられています。

メタルバックルを添えた太いベルトもレディー感を漂わせています。アウターの上からベルトマークするのは、トップブランドのランウェイでも打ち出されている新アレンジですが、lこのコートなら最初から好相性のベルトが用意されています。

膝上までしっかりレングスがあるコートですから、ミニスカートのようなショートボトムスで合わせると、まるでワンピースのようにエレガントな着姿に。細身パンツで合わせると、コートの量感との差がでて、メリハリが生まれます。オフの日は洗いざらした感じのスリムジーンズで表情を変えて楽しめます。同じネイビー系のタイツでスレンダーなレッグラインを印象づけるのもよさそう。ショルダーバッグで縦感を差し込むとすっきりしたイメージが目に残ります。

◆ウール畦ニット 15500円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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今年は「ニットイヤー」。やさしい風合いのニットが日本のおしゃれシーンをジャックしました。この勢いは春にも続くので、セールで買い足しておきたいところ。ここでも着回し力がチョイスの決め手に。今から買い足したいのは、ちょっとディテールに凝った「技あり」系の準主役級ニットです。

スウェットの手首に見られるような畦(あぜ)編みを全体に施したこちらのプルオーバーは、リブが生む自然な陰影が大人っぽい見栄え。靴下に用いられることからも分かるように、この編み地は伸縮性に富んでいて、とくに横方向にしんなり伸びるから、締め付けフリーのうれしい着心地。無理なく肌に沿って、余計に膨らんで見えません。よく見ると、身頃と袖は別のニット生地で切り替えられています。裾にも二重のリブ加工が施されていて、飽きの来にくいディテールになっています。

薄いグレー系のノーブルな色加減を生かして、ホワイトパンツと引き合わせれば、クリーンで気取らない雰囲気に整います。力みを感じさせないトレンドの「エフォートレス」ともなじみます。ファーの巻き物を加えて、リュクスにアレンジ。つば広帽で大人っぽさを増量。そして、ニット裾から白シャツをほのかにアウトさせて、ヌケ感×リッチテイストの絶妙コーデに仕上がりました。

◆ミラノリブニット 15500円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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ニットと聞くと、カジュアルなイメージが思い浮かびますが、せっかくこれから買い足すのであれば、従来のイメージとは異なるデザインを選ぶことも選択肢に加えてみましょう。たとえば、見た目の印象がドレッシーなタイプも候補に入ってきそう。ツートーンの太いボーダー柄が視線を引き込むこちらのプルオーバーは普段着にとどまらない着回しパワーを秘めています。

ゴム編みと袋編みを組み合わせた「ミラノリブ」の編地。一般的なニットに比べ型崩れしにくい持ち味を生かして、ボディーラインに付かず離れずの優美なシルエットに仕立てています。横長のネックラインもデコルテゾーンをすっきり見せてくれそう。1日ずっと着ていてもへたってこない張り感があって、きれいめのコーデともなじませやすくなっています。オントレンドのミモレ丈スカートで合わせれば、クラシカルな装いにまとめられます。

ボーダーらしさを生かして、パンツで合わせてももちろん構いませんが、キュロットで合わせると新鮮に。次の春夏ではガウチョパンツやワイドパンツが戻ってきそうだから、トレンドを先取りしてこれらででコーデすれば、ニュースな出で立ちに。色バランスはモノトーン系を基本にしつつ、春からはマルチカラーでハッピー感を前面に押し出していくとよいでしょう。

◆ピンストサーキュラースカート 18000円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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たっぷりのドレープが淑女ムードを醸し出すデザインは、先行したプリーツスカートに続いて支持を集める気配。広げると真ん丸になるサーキュラースカートも古風な風情があり、春以降も長く着回せるはずです。

極細のピンストライプが全体にあしらわれていて、どこかマニッシュな雰囲気も備えています。ブルー系は人気がまだ続くうえ、上品な着姿にまとめやすく、着回しの「軸」をしっかりさせることができます。水色のシャツ、マリンボーダーのニット、青タイツなどと重ねれば、ブルーのトーン違いを生かした立体的な着映えに。白シャツに差し替えたり、白ソックスとチェンジしたりするだけで、ムードを変えて着回しを楽しめます。

サーキュラースカートは自然な丸みを帯びている分、やさしい印象を与えることができます。もっと柔和に見せたければ、ニットトップスと合わせれば効果的です。逆に、少し引き締めたいときはジャケットを羽織って。フェミニンなブラウスを選ぶか、凛々しげなストライプシャツを着て袖をまくるかといったセレクトでも、細かくトーンを操ることができます。

◆タフタリバーシブルスカート 17000円(+TAX)からOFF率は20~30%の予定

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リバーシブルスカート表

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リバーシブルスカート裏

既にご存じの方が多いでしょうが、「ガリャルダガランテ」は何通りものアレンジが可能な2WAY、3WAYの服がお得意。これまでにもたくさんのヒット作を提案してきました。リバーシブルをよく企画するのも、いろいろな表情を1着のアイテムから引き出してもらいたいから。今回のタフタリバーシブルスカートも自信作です。

タフタとは、独特の光沢と張りがある織物のことで、シルクで織ったシルクタフタはウエディングドレスでおなじみです。生地がしっかりしているので、形を出したいドレスやスカートに向いています。こちらのスカートもエレガントにひだを寄せているのは、タフタ生地のおかげ。程よいボリューム感が寄り添っていて、落ち着いた着姿に映ります。

表も裏もシックな色味ですから、シーンもシーズンも気にしないで自在に着回しできそうです。カーキ系の色となじみがよいネイビーで合わせつつ、ネックレスやクラッチバッグでその日ごとのムードを決める感じのスタイリングがおすすめ。タイツをソックスに、パンプスをブーツにといったスイッチでスカートも表情を劇的に変えるので、自宅フィッティングで日替わりコーデを組み立てる楽しみがあります。

着回し力抜群の6アイテムはいかがでしたか? 手持ちワードローブと組み合わせて、コーデの幅を広げるコツは、「本来のテイストからちょっとずらす」という感覚です。レディーライクなムードを持つアイテムであれば、カジュアル系とあえて引き合わせるような相反する関係が、これまで気づかなかったようなアレンジに導いてくれます。スタイリングに役立つアイテムに巡り会う絶好のチャンスだから、タイミングを逃さないでショップを訪ねて、賢いショッピングを楽しんでくださいね。

<各店のセール日程は、下記URLよりご確認下さい。>
http://www.gallardagalante.com/?p=2224

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