Sep.07.2013
11:32 AM
[ Rie Miyata ]
五感を刺激し、おしゃれ気分も盛り上げる大人女子旅

 

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

近頃は夏休みの分散が進んで、秋に旅行に出掛ける人も増えてきました。
海外旅行の場合、ビーチ派、リラックス重視、体験志向など、様々な
パターンがあります。私の場合、コレクション取材でスケジュールが
埋め尽くされるNY出張を別にすると、基本はのんびりくつろいで
過ごすことを優先しています。なかでもお気に入りの場所は「タイ」。
もともとタイ料理が大好きな上、タイ古式マッサージやスパにも
はまっていて、行くたびに束の間の極楽気分を味わっています。

タイに好んで行くのは、真冬の時期。日本は厚着が必要なシーズンでも、
1年を通じて暖かいタイでは、アウターは不要。1枚で過ごせます。
空港を降りた瞬間、劇的な温度の違いに自然と顔がほころびます。

「ほほえみの国」という別名がある通り、タイの人達は穏やかでにこやか。
どこか昔の日本に通じる安心感があります。スパで受ける施術や
ホテルでのもてなしなどにも心がこもっていて、不愉快な気持ちになることが
ほとんどなく過ごせるのも、タイに足が向かう理由の1つです。

 

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タイ料理は結構好みの分かれるところがあるようですが、私は大のタイ料理好き。
辛くても大丈夫ですし、敬遠する人が少なくないパクチーも好物です。
辛い物が苦手な人でも食べられる、あまり辛くない料理もあるので、
食わず嫌いの人は詳しい人に教えてもらうと、デビューしやすいかも知れません。

野菜がいっぱい食べられるのも、タイ料理のうれしいところ。
青いパパイヤのサラダ「ソムタム」や空心菜の炒め物などは日本でも
広く知られるようになってきました。実際にタイで食べると、料理の
付け合わせ的にハーブや野菜がたっぷり添えられ、ほとんど野菜オンリーで
食事を進めることもできるほど。フルーツが豊富なタイでは、食事にも
フルーツがたくさん使われます。ザボンに似た柑橘系のジューシーな
果実「マナオ」を使ったサラダは旅先でのビタミンチャージにもってこいです。

 

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スパやマッサージが好きな人にとって、タイはジェット機で行ける天国のよう。
丁寧な施術が破格に安い料金で受けられるからです。日本では時間と
お値段の悩ましいバランスにためらってしまいがちな人も、タイでは60分と言わず、
2時間、3時間のみっちりコースを堪能できます。ラグジュアリー系スパでは
建物やインテリアもオールド・タイのムードで整えられ、館内に足を
踏み入れた瞬間から、別の時間が流れ始めます。

ただ、実は私の場合は、スパ以上にマッサージがお目当てだったりもします。
タイには伝統的マッサージの技術が受け継がれていて、有名な仏教寺院
「ワット・ポー」がその総本山となって技術の継承に努めています。
日本では押す指圧や、もみほぐすタイプの施術が知られていますが、
タイ古式の特徴は「伸ばす」。いわゆるストレッチの要領で全身の
筋肉や筋をじんわりと伸ばしていきます。伸ばすと言っても、ぐいぐい無理に
押したり引っ張ったりはしません。熟練の施術者は力を入れず、ゆっくりと
時間をかけて、かすかにイタ気持ちいい絶妙のタッチで、縮こまっていた身体を
解放してくれます。2人の施術者が呼吸を合わせて同時にマッサージしてくれる
サービスでは、あまりの心地よさにとろけそうになってしまいます。

 

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近頃、タイはファッションの面でも世界的な注目を浴びています。
独自の歴史や文化を背景にしたデザイナーやブランドが評価を高め、
日本でもタイブランドの取り扱いが増えてきました。私もタイのファッション感覚が
好きで、訪れるたびに洗練度や発信力が上がっているのを感じます。
特徴の1つに挙げられるのが、繊細な手仕事のディテール。
とりわけレースはワンピースやブラウスにふんだんにあしらわれて、
1枚で過ごすことの多いタイの着こなしに華やかさを添えています。

歴史が長いお国柄だけあって、観光名所にも事欠きません。
見どころの筆頭はやはり仏教寺院でしょう。ゴールドのまばゆい建築は
日本のお寺とはまた異なる風情。ひじをついて横になっている巨大な仏像もあり、
ワット・ポーでは生徒の実習を兼ねたマッサージも受けられます。
地元の食生活がうかがえる市場めぐりや、露店での食べ歩き、
深夜まで続くナイトマーケットなどもタイ観光の楽しみを深くしてくれます。

「大人の女子旅」が楽しいのは、パワーや発見、インスピレーションなどを
もらって、新しい自分と出会えるから。単なる名所旧跡での写真漁りではなく、
記憶というフィルムに焼き付けた出来事は、私たちを内側から変えてくれます。
もちろん、国内でも素敵な「大人の女子旅」が楽しめる場所がたくさんあります。
その1つに挙げられるのが、特別な自然と文化がはぐくまれた沖縄でしょう。

まるで別の国に踏み入れたかのような陽射し。地元の食材を生かした
独特の食文化。音楽や建築、美術などにも沖縄固有の美が息づいていて、
短い滞在でも五感を刺激してもらえます。国内きってのリゾート地とあって、
リラクゼーションやスパの施設も充実していて、ここだけで旅のよろこびを
トータルに実感できるはず。その沖縄に「ガリャルダガランテ」が
大人女子をいざなうツアー企画が用意されました。

ファッション誌『In Red』の創刊10周年を記念して企画された今回のツアーは、
『In Red』×日本旅行×ガリャルダガランテのトリプルコラボ。
「大人女子旅 IN 沖縄」をテーマに、普通の沖縄パック旅行とはひと味違う
プロジェクトになりました。ガリャルダガランテではこのツアーにご招待する
プレゼントキャンペーンを開催します。詳しい内容は公式サイトで発表される
予定ですので、楽しみにお待ちください。秋本番、自分に磨きをかける
女子旅は、秋からのおしゃれにも新しい着想をもたらしてくれそうです。

 

In Red×GALLARDAGALANTE×日本旅行3組6名様に

「大人女子のための欲張り沖縄旅」が当たるキャンペーン開催中!

詳細は下記URLよりご覧下さい。

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-09-06-17-00-03

 

Sep.02.2013
10:57 PM
[ Rie Miyata ]
ストールの新アレンジ5パターン大公開!秋着こなしプラン

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

秋の足音が聞こえ始める時期になりました。今のうちから秋ルックの
下ごしらえを始めておくのが、賢いおしゃれ女子のたしなみ。
そこで、今回はストールの着こなしを一足早くレクチャー。
「まだ暑いのに、ストールなんて」と思う人もいると思いますが、
コーディネートの軸を早めに固めておくと、秋の早い時期から
イメージ通りのアイテムをそろえて、納得のスタイリングを楽しめます。
今回はストールが映えるワンピース、スカート、チェスターコート、ブーツ、
ニットトップスという5アイテムとのコーデプランをご紹介します!


◆「ワンピース×ストール」のコーディネート

◆「スカート×ストール」のコーディネート

 


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タフタコンビワンピース 33.600円/ニットコンビMIXファー 23.100円 共にGALLARDAGALANTE

 


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チュールスカート 17.640円 GALLARDAGALANTE/チェック柄ストール 22.050円 TRAITS

この秋冬はレディー度の高いスカートが帰ってきます。
サラリと着ても様になりますが、巻き物とうまく合わせると、差の付くコーデに。
エレガンスを漂わせる膝丈スカートが主役になるから、高い位置に
視線を引き込むストールをあしらうと、全身のバランスが整って、
スッキリした着姿にまとまります。異なる素材感を演出するのが、
今季の上手なストール術の極意。ファーミックスのストールは小ぶりでも
程よく主張してくれるので、シンプルなワンピースルックに差し込みやすい。
ファーならではのほっこり感もあたたかみを添えてくれます。
無地スカートには柄物ストールを合わせて、彩りをプラス。
はかなげな風情のチュールスカートには、目を惹く総柄のストールを
引き合わせると、バランスをとりやすくなります。
ライダースジャケットのような硬派アウターにもあたたかみを
重ねられるニットストールは着こなしのムードメーカーとして重宝します。


◆「チェスターコート×ストール」のコーディネート

 


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ビーバードレープコート 44.100円/MIXカラーフリンジストール 15.540円 共にGALLARDAGALANTE

 


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メルトンチェスターコート 54.600円 GALLARDAGALANTE/柄ストール 27.300円 TRAITS

丈が長めのチェスターコートはこの秋冬もオントレンドのアウター。
英国紳士風のたたずまいに整えられるチェスターコートは、
マニッシュ×フェミニンが加速するこの秋冬のコーデに格好のパートナー。
でも、今季はダンディーめではなく、フェミニンに寄せるのが基本の方向感。
目立つ位置にポジションするストールは、コートのムードに引きずられがちな
チェスタールックに、狙い通りのイメージを添えてくれます。ロングコートは
面積が広い分、「着られ」てしまう感じに見えることも。コート負けを防ぐには、
まず前を開けて着ること。さらに、別ムードのストールを首に巻いて垂らせば、
コートの重さをやわらげることができます。ダークカラーのコートは秋冬の
定番ですが着こなしに工夫しないと、着姿が重たく見えてしまうことも。
白や淡色系のトップスやパンツで合わせれば、コントラストを印象づけやすく
なります。色を利かせたストールを添えると、カラーを補えます。
顔周りにはっきり色を迎えれば、チークに照り映えて表情も明るく。
ストールはあえてゆるく巻いたり、左右にずらせば、こなれた雰囲気に。


◆「ブーツ×ストール」のコーディネート

 


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ブーツ 120.750円 SARTORE/異素材コンビストール 65.100円 SWASH

 

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 ブーツ 94.500円 SARTORE/ファースヌード 49.350円 GUSHLOW&COLE

フェティッシュやロックが合い言葉になるこの秋冬はレザーが
キーマテリアルになります。ジャケットやボトムスに生かす手もありますが、
一番手っ取り早いのは、やはりブーツ。黒革の冷ややかな質感が装いを
引き締めてくれます。ただ、全体をハード&クールにまとめすぎてしまわないよう、
ストールを上手に役立てて。鮮やかな色・柄のストールは、レザーブーツと
好対照の表情で、着こなしに彩りを持ち込みます。無造作に垂らせば、
気張らないエフォートレスな風情に。黒革ブーツはスタイリッシュなコーデに
まとめるお役立ちパーツ。パンツをブーツインすれば、凛々しいレッグラインを
演出できます。さらに、きちんと感の高いジャケットや、レディーライクな帽子で
淑女の風味を添えて。色・柄や素材次第で装いのムードを表現しやすいから、
いくつもの種類のストールを操って、日替わりでキャラクターを演じ分けてみては。


◆「ニット×ストール」のコーディネート

 


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カシミアチュニック 27.300円 GALLARDAGALANTE/ニット×ファースヌード 34.650円 GUSHLOW&COLE

 


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マルチパターンニット 15.540円 GALLARDAGALANTE/ファースヌード 47.250円 GUSHLOW&COLE

穏やかな風合いのニットは、秋冬の装いにぬくもりをもたらします。
実際に保温力が高いニットは、このシーズンには手放せません。
人なつこい表情が持ち味ですが、1枚で着ると、少し寂しい感じや
カジュアルな見栄えになりやすいので、リッチ感のあるファー系のストールや
スヌードを迎えて、華やぎ度をアップ。アニマル系やムートン、フェイクファーの
巻き物はこの秋冬にヒットの兆しが見えています。適度なワイルド感や
大人のあでやかさが漂うから、ファーっぽいストールやスヌードは装いの
ステージを上げる効果大。たっぷりのボリュームも、オーバーサイズや
ほがらかショルダーがトレンドの今季にぴったり。首から肩にかけて
どっさりの量感をこしらえて、腰から下はスキニーパンツや
タイトスカートで細身イメージを強調するのがこの秋冬の正解コーデです。


新シーズンにふさわしいストールの着こなしプランはいかがでしたか?
「ガリャルダガランテ」では秋の立ち上がり時期からストールの品ぞろえを
これまで以上に強化。冬本番に向けてもさらに新作をショップ店頭に
迎えていく予定です。もともとストールを得意とする「ガリャルダガランテ」だけに、
組み合わせ提案にもさすがの深みがあります。レアアイテムは毎年、
早い者勝ちになるので、本格的な寒さが到来してから後悔しないよう、
早めのショップ立ち寄りで新顔のストールを手に取ってみて。