Nov.04.2011
4:59 PM
[ Rie Miyata ]
完売必至!スペシャルチャリティー開催@ガリャルダガランテ表参道店


こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

ちょうど、去年のブログでもご紹介しましたが、ガリャルダガランテは
チャリティーに積極的で、乳がん啓発運動の「ピンクリボン」
キャンペーンには、2010年も参加して、対象アイテムの
売上金をNPO法人乳房健康研究会に寄付しています。

今回は、ガリャルダガランテのファッションを通して行う、
東日本大震災の被災地支援のチャリティー活動をご紹介していきます。

2011年11月5日(土)午後3時からガリャルダガランテ表参道店で
始まるスペシャルチャリティーにぜひ足を運んでみてください。

年に1度開催される、アメリカ版『VOGUE』編集長の
アナ・ウィンター氏の呼びかけで始まったショッピングイベント
「VOGUE FASHION'S NIGHT OUT」に、ガリャルダガランテ表参道店が
参加し、チャリティーアイテムを販売するという意義深い取り組みです。

「VOGUE FASHION'S NIGHT OUT」は、これまで9月に
開催されてきましたが、今年は東日本大震災のあおりで、
日本だけは、2011年11月5日(土)に開催されることになりました。

電力の都合から、開催時間も午後3~8時と、
これまでの深夜11時までといった内容とは変わっています。

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Tucker ワンピース ¥3,000

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HUMANOID ニットワンピース ¥5,000

当日は、現在ショップに並んでいるアイテムをそのまま
チャリティーに転用するのではなく、世界中のデザイナーさん、
ブランド企業から温かい協力を得て、このイベントだけのための
オリジナルアイテムが用意されることになりました。

実は3.11の震災直後、ガリャルダガランテの山崎修ディレクターが
自分たちが何かできることはないかと考え、チャリティープロジェクトを
実現するべく、行動を起こし、それまでお付き合いのある、名だたる
デザイナーさんたちに直接、お願いをして回ったそうです。

そして、どなたも快く引き受けてくださったそうです。

震災被災地を支援するためのチャリティーというテーマから
新たなインスピレーションが生まれ、善意を触媒にした
コラボのような形で心のこもったアイテムが揃いました。

こうして用意された貴重なアイテムは、このイベントために
これまで大事に寝かせておかれました。
だから、どれも貴重な1点物のアイテムばかりです。

私が驚いたのは、プライス面でも破格の設定になっていること。
チャリティーだからこそ、手を抜かないどころか、常にも増して、
愛あるアイテムを用意して、お客様にショッピングと社会貢献の
両方を楽しんでもらいたいという心配りには感謝の気持ちを禁じ得ません。

売上は全て被災地支援のために、日本赤十字に寄付されます。

被災地支援チャリティーのアイテムは、
本当に魅力的なラインアップがそろいました。

参加ブランドは、「LIZZIE FOR TUNATO JEWELS」
「Treesje Aquarius Large Chain Crossbody」
「Pierre-Lois Mascia」「HUMANOID」「KARL DONOGHUE」
「DOUCE GLOIRE」「MEGAN PARK」「BY MALENE BIRGER」
「CITRUS」の9ブランド。それぞれが、被災地支援チャリティーという
趣旨に賛同してくれました。各アイテムからデザイナーさんたち
それぞれの思いやメッセージも感じ取れるような品々です。

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KARL DONOGHUE ファーコートジャケット ¥20,000

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KARL DONOGHUE ファーベスト ¥15,000

日本でも人気が高く、ガリャルダガランテでも店頭に並ぶと
すぐに完売する上質のファーやレザーを使った英国発ブランド
「KARL DONOGHUE(カール ドノヒュー)」からは、
ファーのコートジャケット、ファーベスト、ミンクスヌードなど
この冬のイットマテリアルである豪華なファーアイテムが並びます。

 

 

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MEGAN PARK 刺繍ワンピース ¥5,000

インドの職人によるハンドメイドのステッチやビーズ、刺繍を
取り込んだデザインが特徴的なオーストラリア発ブランド
「MEGAN PARK (メガン パーク)」からは、ビーズや刺繍が
贅沢に施されたワンピースとストールが登場します。

 

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BY MALENE BIRGER 袖シフォンジャケット ¥10,000

「BY MALENE BIRGER (バイ マレーヌ ビルジェ)」の
フェザーのようなデザインに見えるシフォン袖のジャケットは
パーティーシーズンにも活躍してくれそうな逸品です。

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LIZZIE FOR TUNATO JEWELS ネックレス ¥4,000

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Pierre-Lois Mascia ストール 各¥3,000

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HUMANOID バッグ ¥5,000

そのほか、艶やか色のストール、レトロなバッグ、
コスチュームジュエリーのようなグラマラスなネックレスなど
実に盛りだくさんのアイテムが用意されます。

NYコレクションで独創的なクリエーションを提案し続ける
実力派ブランド「THAKOON(タクーン)」は、ガリャルダガランテと
ストールをコラボレーションしました。こちらは、今回のイベントのために
作られたものではありませんが、3.11の出来事を聞いたデザイナーが
日本の事を思ってデザインしてくれた品であり、コレクションで
披露した服と同じ生地を使ってストールを作ってくれました。
震災後の日本に向けたデザイナーの特別なまなざしが感じ取れます。

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CITRUS ストール 各¥1,500

また、ポンポンストールでおなじみの、ガリャルダガランテで長い間、
取り扱いが続いている人気の「CITRUS(シトラス)」からは
ストールが150枚も寄付されたそうです(色は5色)。

通常は1万5000~2万円ぐらいはするシトラスのストールが、
今回は何と9割引かそれ以下という1500円という、文字通り、
けた違いの破格プライスで販売されることになりました。

こんな事が実現したのも、ブランド側の好意と善意のおかげです。
まず間違いなく、販売開始からまもなくソールドアウトになることでしょう。

これは「チャリティービジネス」ではなく、本当の「チャリティー」なのだ
という点はぜひ、みなさんに理解していただきたいと願います。

海外ではバザーや募金イベントなどでチャリティーが
ごく身近な存在になっています。宗教的な背景もある上、
税金の仕組み面でもバックアップされているところがあり、
制度面が整っていない日本はチャリティーの浸透度という点だけで
見ると、欧米に見劣りしていた感じがありました。

でも、震災以降は様々なチャリティープロジェクトが立ち上がり、
実際に支援に役立てられてきました。

分別を備えた大人女性にとって、自分が身に着ける物が
エシカル(倫理的、道徳的)に評価できる品であるのかどうかは
納得して買い、まとう上で、大事なポイントになりつつあります。

震災を経験した私たち日本人にとって今、ファッション消費を通して、
被災地に少しでも支援ができるというのは、おしゃれの品格とも
かかわる点で重要であり、今回のようなチャリティーの機会では
ショッピングを楽しみながら、ちょっと誇らしい気持ちになれそうです。

販売スタートは11月5日(土)の午後3時からです。

予約もなし、特別扱いもなしの、フェアでフラットなチャリティー企画。
各デザイナーさん、ブランドの手になる品々を、ぜひ11月5日に、
ショップに並んで、みなさんの目で確かめて、たくさんの人と被災地を
思いやる気持ちを分かち合う体験をしていただきたいと思います。

ファッションデザイナーができることはクリエーションですが、
私たち消費者はそのチャリティーアイテムを購入することによって、
さらにリアルなサポートを、支援が必要な人に届けることができます。

今年の「VOGUE FASHION'S NIGHT OUT」はそういった意味でも
貴重でエキサイティングな1日となるに違いありません。

【ガリャルダガランテ スペシャルチャリティー開催】
2011年11月5日(土) 15時スタート!
ガリャルダガランテ表参道店

 

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