Oct.11.2013
9:18 PM
[ Rie Miyata ]
映画『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』に学ぶ、おしゃれの極意

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

モード発信地と呼ばれる世界の都市には、それぞれに「聖地」とでも
呼ぶべき百貨店やセレクトショップがあります。ニューヨークの場合、
誰もが認める「聖地」は5番街に本店を構える老舗百貨店の
「バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)」でしょう。


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(c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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(c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』は
この夢の館の成り立ちや魅力を追ったドキュメンタリー作品です。
10月26日(土)に公開が決定しました。

ファッションは毎シーズンのランウェイの上でだけ発信されるのではなく、
実際に商品に触れることのできる売り場でも日々、モードが紡ぎ出されています。
さらに、真に接客の極意を知る売り場のプロフェッショナルがその魅力を伝え、
フィティングルームに案内し、お客様本位でアドバイスを提供します。
このような一連のやりとりを経て、服や靴やアクセサリーは
誰かの所有物となり、そのオーナーに満足と美をもたらすわけです。

この映画はおしゃれに興味のある人であれば、全員に見てもらいたい
価値を備えています。1軒の百貨店の物語ですが、トップデザイナーや
ファッショニスタたちがいかにこの場所を愛し、尊敬しているかが伝わってきます。


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マーク・ジェイコブス氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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クリスチャン・ルブタン氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

出演者は「シャネル」のデザイナーとして名高いカール・ラガーフェルド氏や、
「ルイヴィトン」のデザインも任されているマーク・ジェイコブス氏、
憧れシューズのマエストロ(巨匠)、クリスチャン・ルブタン氏といった、
掛け値なしのビッグネームぞろい。それぞれにとってのバーグドルフの
思い入れやエピソードが本人の口から語られます。

実はバーグドルフは本店しかありません。有名になると、手広く支店網を
拡大していくのが百貨店業界のセオリーですが、バーグドルフはひたすら
5番街にこだわり、世界のセレブリティーたちを招き入れてきました。
映画では近くに住んでいたジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻が担当者を
自宅に呼んで、ファーを一度に何十着も買った逸話も、当時、2人の家を
訪ねた本人の言葉で語られています。1901年に創業して以来、110年を超える
その長いヒストリーと、それを彩ってきた著名人たちの物語は、
それ自体がアメリカのリュクスなファッション史と言えるでしょう。


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2013年2月のNYコレクション会場にて リンダ・ファーゴ氏 (c)Rie Miyata

このドキュメンタリーが優れているのは、きらびやかなセレブリティーの
お買い物伝説をたどっているだけではなく、むしろこの老舗で働く人たちの
プロフェッショナルな仕事ぶりに迫っているところにあります。
例えば、商品を買い付けるかどうかを判断する立場の
ファッションディレクターとして確固たる評価を得ているリンダ・ファーゴ氏。
私もNYコレクションの会場で何度もお見掛けし、あまりの素敵な着こなしに、
しばしばスナップ写真まで撮らせていただきました。引き込まれそうになる
笑顔で「OK」と言って、カメラの前に立ってくださる、気さくな人柄です。

この映画の中でもその尊敬すべきキャラクターはしっかり伝えられていて、
まだ駆け出しのデザイナーに対しても決して上から目線で軽んじることを
しないで、「今はまだ取り扱えない」という厳しい評価は伝えながらも、
長所や改善ポイントを的確に述べて、「長くお付き合いしていきましょう」と
励まします。彼女が発掘したデザイナーは数知れず、
その圧倒的な目利きはバーグドルフの背骨となっています。

 

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(c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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もはやマンハッタンの観光名所とすら言えるウィンドウディスプレイも
バーグドルフの名物。毎回、シーズンにふさわしいテーマでこの百貨店の
「顔」をこしらえるデヴィッド・ホーイ氏の仕事にもカメラは迫っています。
ホリデーシーズンの到来を告げるウィンドウは1年の中でも、最も大事な見せ場。
その日に向けてアーティスト達と協力しながら、商業的インスタレーション芸術
とでも呼べそうなディスプレイに仕上げていくプロセスは、彼のプロ意識の
高さと洗練されたアートセンスを証明しています。


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ベティ・ホールブライシュ氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

売り場に立ち続けるパーソナルショッパーのベティ・ホールブライシュ氏は
ボーグドルフの伝説に数ページを書き加えた人物です。顧客に商品を
薦めるアドバイザーであり、売り上げ獲得が使命の販売員ですが、
その接客ぶりはちっとも型通りではありません。最大の持ち味は「毒舌」。
お客様をほめちぎって気分をよくさせ、商品を買ってもらうといった
セールス術を飛び越えたところでベティは顧客のハートを
がっちりつかんでいます。似合わないものは似合わないと言う、
その一見、非常識にも映る接客スタイルは、本音を聞きたい
セレブリティーたちから不動の信頼を得ています。

こういった従業員のストーリーをはさみながら、大勢の
大物デザイナーが登場し、バーグドルフへの賛辞を贈ります。
「ここに自分の作品を置いてもらうのが夢だった」と口々に語る
デザイナーたちの言葉からは、この特別な空間への想いが伝わってきます。
同時に、バーグドルフ側が保ち続けている、本物を見極める眼力のすごさや、
若き才能に光を当てる志の高さにも驚かされます。


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マイケル・コース氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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ジェイソン・ウー氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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タクーン・パニクガル氏 (c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

今ではアメリカを代表するスターデザイナーになったマイケル・コース氏が
最初にバイヤーから声を掛けてもらったときは、1人で服を作り、
ショップで店番をしていたそうで、「ライン(主立った作品のサンプル)を持ってきて」と言われても、

そもそも全部が一点物だったので、慌ててそれらしくシリーズを
作って持ち込み、バーグドルフとの取引が始まったと言います。
ジェイソン・ウーやタクーンら、成長著しいデザイナーたちもこの館に作品を
置く機会を持てたことが成功の足がかりになったと語り、
ここがNYモードの登竜門であり出発点であることを教えてくれます。


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(c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


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実際に今回の2014春夏NYコレクションの期間中にバーグドルフを訪れて、
このデパートのモード発信力の高さをあらためて実感しました。
このような至福の空間に身を置いていると、自然とファッションを見る目が
磨かれる上、見事な着こなしの顧客たちを見ると、おしゃれモチベーションも
おのずと高まってきます。彼女たちを見て感じるのは、「バーグドルフへ行く」
という行為そのものにおしゃれの意義を見いだしているところです。
「おしゃれをしたくても、着ていく場所がない」と嘆く人がいますが、
ファッションショッピングの際にドレスアップするのは、店側に喜ばれる上、
自分の気分もアガるので、アメリカでは当たり前のたしなみになっています。
もちろん、日本でもおしゃれな身なりのお客様は大歓迎されるから、
さらにお買い物が楽しくなること間違いなしです。

バーグドルフに限らず、素敵なショップにはウィンドウや店内の
ディスプレイから気づきがもらえるし、ショップスタッフとのちょっとした
やりとりにも、自分らしい着こなしをバージョンアップするヒントが
眠っていることがよくあります。納得のスタイリングでショップに
足を運べば、自分の好みがすぐに分かってもらいやすいので、
スタッフとのコミュニケーションも一段と価値のあるものになります。

おしゃれもショッピングも楽しめる「ファッションの秋」。
この映画でおしゃれマインドに弾みをつけて、秋の新作がそろった、
「ガリャルダガランテ」のショップに出掛けてみてくださいね。

『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』
10月26日(土)Bunkamuraル・シネマほか順次公開!
(c) 2012 BG PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
http://www.bergdorf.jp/
【配給】:ショウゲート

そして、今回ガリャルダガランテの公式フェイスブックページを「いいね!」
してくれた方に、映画『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』の
映画鑑賞券を抽選で5組10名様にプレゼント致します!

是非、皆さま、下記URLよりご応募下さい。

https://present.crocos.jp/64128

Sep.07.2013
11:32 AM
[ Rie Miyata ]
五感を刺激し、おしゃれ気分も盛り上げる大人女子旅

 

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

近頃は夏休みの分散が進んで、秋に旅行に出掛ける人も増えてきました。
海外旅行の場合、ビーチ派、リラックス重視、体験志向など、様々な
パターンがあります。私の場合、コレクション取材でスケジュールが
埋め尽くされるNY出張を別にすると、基本はのんびりくつろいで
過ごすことを優先しています。なかでもお気に入りの場所は「タイ」。
もともとタイ料理が大好きな上、タイ古式マッサージやスパにも
はまっていて、行くたびに束の間の極楽気分を味わっています。

タイに好んで行くのは、真冬の時期。日本は厚着が必要なシーズンでも、
1年を通じて暖かいタイでは、アウターは不要。1枚で過ごせます。
空港を降りた瞬間、劇的な温度の違いに自然と顔がほころびます。

「ほほえみの国」という別名がある通り、タイの人達は穏やかでにこやか。
どこか昔の日本に通じる安心感があります。スパで受ける施術や
ホテルでのもてなしなどにも心がこもっていて、不愉快な気持ちになることが
ほとんどなく過ごせるのも、タイに足が向かう理由の1つです。

 

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タイ料理は結構好みの分かれるところがあるようですが、私は大のタイ料理好き。
辛くても大丈夫ですし、敬遠する人が少なくないパクチーも好物です。
辛い物が苦手な人でも食べられる、あまり辛くない料理もあるので、
食わず嫌いの人は詳しい人に教えてもらうと、デビューしやすいかも知れません。

野菜がいっぱい食べられるのも、タイ料理のうれしいところ。
青いパパイヤのサラダ「ソムタム」や空心菜の炒め物などは日本でも
広く知られるようになってきました。実際にタイで食べると、料理の
付け合わせ的にハーブや野菜がたっぷり添えられ、ほとんど野菜オンリーで
食事を進めることもできるほど。フルーツが豊富なタイでは、食事にも
フルーツがたくさん使われます。ザボンに似た柑橘系のジューシーな
果実「マナオ」を使ったサラダは旅先でのビタミンチャージにもってこいです。

 

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スパやマッサージが好きな人にとって、タイはジェット機で行ける天国のよう。
丁寧な施術が破格に安い料金で受けられるからです。日本では時間と
お値段の悩ましいバランスにためらってしまいがちな人も、タイでは60分と言わず、
2時間、3時間のみっちりコースを堪能できます。ラグジュアリー系スパでは
建物やインテリアもオールド・タイのムードで整えられ、館内に足を
踏み入れた瞬間から、別の時間が流れ始めます。

ただ、実は私の場合は、スパ以上にマッサージがお目当てだったりもします。
タイには伝統的マッサージの技術が受け継がれていて、有名な仏教寺院
「ワット・ポー」がその総本山となって技術の継承に努めています。
日本では押す指圧や、もみほぐすタイプの施術が知られていますが、
タイ古式の特徴は「伸ばす」。いわゆるストレッチの要領で全身の
筋肉や筋をじんわりと伸ばしていきます。伸ばすと言っても、ぐいぐい無理に
押したり引っ張ったりはしません。熟練の施術者は力を入れず、ゆっくりと
時間をかけて、かすかにイタ気持ちいい絶妙のタッチで、縮こまっていた身体を
解放してくれます。2人の施術者が呼吸を合わせて同時にマッサージしてくれる
サービスでは、あまりの心地よさにとろけそうになってしまいます。

 

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近頃、タイはファッションの面でも世界的な注目を浴びています。
独自の歴史や文化を背景にしたデザイナーやブランドが評価を高め、
日本でもタイブランドの取り扱いが増えてきました。私もタイのファッション感覚が
好きで、訪れるたびに洗練度や発信力が上がっているのを感じます。
特徴の1つに挙げられるのが、繊細な手仕事のディテール。
とりわけレースはワンピースやブラウスにふんだんにあしらわれて、
1枚で過ごすことの多いタイの着こなしに華やかさを添えています。

歴史が長いお国柄だけあって、観光名所にも事欠きません。
見どころの筆頭はやはり仏教寺院でしょう。ゴールドのまばゆい建築は
日本のお寺とはまた異なる風情。ひじをついて横になっている巨大な仏像もあり、
ワット・ポーでは生徒の実習を兼ねたマッサージも受けられます。
地元の食生活がうかがえる市場めぐりや、露店での食べ歩き、
深夜まで続くナイトマーケットなどもタイ観光の楽しみを深くしてくれます。

「大人の女子旅」が楽しいのは、パワーや発見、インスピレーションなどを
もらって、新しい自分と出会えるから。単なる名所旧跡での写真漁りではなく、
記憶というフィルムに焼き付けた出来事は、私たちを内側から変えてくれます。
もちろん、国内でも素敵な「大人の女子旅」が楽しめる場所がたくさんあります。
その1つに挙げられるのが、特別な自然と文化がはぐくまれた沖縄でしょう。

まるで別の国に踏み入れたかのような陽射し。地元の食材を生かした
独特の食文化。音楽や建築、美術などにも沖縄固有の美が息づいていて、
短い滞在でも五感を刺激してもらえます。国内きってのリゾート地とあって、
リラクゼーションやスパの施設も充実していて、ここだけで旅のよろこびを
トータルに実感できるはず。その沖縄に「ガリャルダガランテ」が
大人女子をいざなうツアー企画が用意されました。

ファッション誌『In Red』の創刊10周年を記念して企画された今回のツアーは、
『In Red』×日本旅行×ガリャルダガランテのトリプルコラボ。
「大人女子旅 IN 沖縄」をテーマに、普通の沖縄パック旅行とはひと味違う
プロジェクトになりました。ガリャルダガランテではこのツアーにご招待する
プレゼントキャンペーンを開催します。詳しい内容は公式サイトで発表される
予定ですので、楽しみにお待ちください。秋本番、自分に磨きをかける
女子旅は、秋からのおしゃれにも新しい着想をもたらしてくれそうです。

 

In Red×GALLARDAGALANTE×日本旅行3組6名様に

「大人女子のための欲張り沖縄旅」が当たるキャンペーン開催中!

詳細は下記URLよりご覧下さい。

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-09-06-17-00-03

 

Sep.02.2013
10:57 PM
[ Rie Miyata ]
ストールの新アレンジ5パターン大公開!秋着こなしプラン

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

秋の足音が聞こえ始める時期になりました。今のうちから秋ルックの
下ごしらえを始めておくのが、賢いおしゃれ女子のたしなみ。
そこで、今回はストールの着こなしを一足早くレクチャー。
「まだ暑いのに、ストールなんて」と思う人もいると思いますが、
コーディネートの軸を早めに固めておくと、秋の早い時期から
イメージ通りのアイテムをそろえて、納得のスタイリングを楽しめます。
今回はストールが映えるワンピース、スカート、チェスターコート、ブーツ、
ニットトップスという5アイテムとのコーデプランをご紹介します!


◆「ワンピース×ストール」のコーディネート

◆「スカート×ストール」のコーディネート

 


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タフタコンビワンピース 33.600円/ニットコンビMIXファー 23.100円 共にGALLARDAGALANTE

 


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チュールスカート 17.640円 GALLARDAGALANTE/チェック柄ストール 22.050円 TRAITS

この秋冬はレディー度の高いスカートが帰ってきます。
サラリと着ても様になりますが、巻き物とうまく合わせると、差の付くコーデに。
エレガンスを漂わせる膝丈スカートが主役になるから、高い位置に
視線を引き込むストールをあしらうと、全身のバランスが整って、
スッキリした着姿にまとまります。異なる素材感を演出するのが、
今季の上手なストール術の極意。ファーミックスのストールは小ぶりでも
程よく主張してくれるので、シンプルなワンピースルックに差し込みやすい。
ファーならではのほっこり感もあたたかみを添えてくれます。
無地スカートには柄物ストールを合わせて、彩りをプラス。
はかなげな風情のチュールスカートには、目を惹く総柄のストールを
引き合わせると、バランスをとりやすくなります。
ライダースジャケットのような硬派アウターにもあたたかみを
重ねられるニットストールは着こなしのムードメーカーとして重宝します。


◆「チェスターコート×ストール」のコーディネート

 


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ビーバードレープコート 44.100円/MIXカラーフリンジストール 15.540円 共にGALLARDAGALANTE

 


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メルトンチェスターコート 54.600円 GALLARDAGALANTE/柄ストール 27.300円 TRAITS

丈が長めのチェスターコートはこの秋冬もオントレンドのアウター。
英国紳士風のたたずまいに整えられるチェスターコートは、
マニッシュ×フェミニンが加速するこの秋冬のコーデに格好のパートナー。
でも、今季はダンディーめではなく、フェミニンに寄せるのが基本の方向感。
目立つ位置にポジションするストールは、コートのムードに引きずられがちな
チェスタールックに、狙い通りのイメージを添えてくれます。ロングコートは
面積が広い分、「着られ」てしまう感じに見えることも。コート負けを防ぐには、
まず前を開けて着ること。さらに、別ムードのストールを首に巻いて垂らせば、
コートの重さをやわらげることができます。ダークカラーのコートは秋冬の
定番ですが着こなしに工夫しないと、着姿が重たく見えてしまうことも。
白や淡色系のトップスやパンツで合わせれば、コントラストを印象づけやすく
なります。色を利かせたストールを添えると、カラーを補えます。
顔周りにはっきり色を迎えれば、チークに照り映えて表情も明るく。
ストールはあえてゆるく巻いたり、左右にずらせば、こなれた雰囲気に。


◆「ブーツ×ストール」のコーディネート

 


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ブーツ 120.750円 SARTORE/異素材コンビストール 65.100円 SWASH

 

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 ブーツ 94.500円 SARTORE/ファースヌード 49.350円 GUSHLOW&COLE

フェティッシュやロックが合い言葉になるこの秋冬はレザーが
キーマテリアルになります。ジャケットやボトムスに生かす手もありますが、
一番手っ取り早いのは、やはりブーツ。黒革の冷ややかな質感が装いを
引き締めてくれます。ただ、全体をハード&クールにまとめすぎてしまわないよう、
ストールを上手に役立てて。鮮やかな色・柄のストールは、レザーブーツと
好対照の表情で、着こなしに彩りを持ち込みます。無造作に垂らせば、
気張らないエフォートレスな風情に。黒革ブーツはスタイリッシュなコーデに
まとめるお役立ちパーツ。パンツをブーツインすれば、凛々しいレッグラインを
演出できます。さらに、きちんと感の高いジャケットや、レディーライクな帽子で
淑女の風味を添えて。色・柄や素材次第で装いのムードを表現しやすいから、
いくつもの種類のストールを操って、日替わりでキャラクターを演じ分けてみては。


◆「ニット×ストール」のコーディネート

 


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カシミアチュニック 27.300円 GALLARDAGALANTE/ニット×ファースヌード 34.650円 GUSHLOW&COLE

 


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マルチパターンニット 15.540円 GALLARDAGALANTE/ファースヌード 47.250円 GUSHLOW&COLE

穏やかな風合いのニットは、秋冬の装いにぬくもりをもたらします。
実際に保温力が高いニットは、このシーズンには手放せません。
人なつこい表情が持ち味ですが、1枚で着ると、少し寂しい感じや
カジュアルな見栄えになりやすいので、リッチ感のあるファー系のストールや
スヌードを迎えて、華やぎ度をアップ。アニマル系やムートン、フェイクファーの
巻き物はこの秋冬にヒットの兆しが見えています。適度なワイルド感や
大人のあでやかさが漂うから、ファーっぽいストールやスヌードは装いの
ステージを上げる効果大。たっぷりのボリュームも、オーバーサイズや
ほがらかショルダーがトレンドの今季にぴったり。首から肩にかけて
どっさりの量感をこしらえて、腰から下はスキニーパンツや
タイトスカートで細身イメージを強調するのがこの秋冬の正解コーデです。


新シーズンにふさわしいストールの着こなしプランはいかがでしたか?
「ガリャルダガランテ」では秋の立ち上がり時期からストールの品ぞろえを
これまで以上に強化。冬本番に向けてもさらに新作をショップ店頭に
迎えていく予定です。もともとストールを得意とする「ガリャルダガランテ」だけに、
組み合わせ提案にもさすがの深みがあります。レアアイテムは毎年、
早い者勝ちになるので、本格的な寒さが到来してから後悔しないよう、
早めのショップ立ち寄りで新顔のストールを手に取ってみて。

Aug.23.2013
9:54 AM
[ Rie Miyata ]
おしゃれセンスと恋愛哲学に深みをもたらす秋の映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』

 

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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

大好きな映画として名前を挙げる女性が少なくない傑作『アメリ』(2001年)。
その主演女優で、映画『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)でも
ヒロインを演じたフランス女優、オドレイ・トトゥの主演最新作
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』がこの秋、
10月5日(土)からの公開を控えています。

1946年に発表された小説を原作とするこの映画には、
レトロでフレンチシックな装いがたくさん登場します。
2013-14秋冬のファッショントレンドや、「ガリャルダガランテ」の
提案する秋冬スタイルにも通じるところが多いこの映画を通して、
お手本にしたい着こなしのヒントをもらえそうです。

悲劇系ラブストーリー映画の新たな名作が誕生しました。
原作の小説『日々の泡』は「永遠の恋愛小説」と呼ばれて
読み継がれてきました。『うたかたの日々』という訳題もあります。
日本でも漫画家・岡崎京子氏がファッション誌『CUTiE』に連載した
『うたかたの日々』で漫画化しました。永瀬正敏、ともさかりえ主演の
映画『クロエ』(2001年)の下敷きにもなっています。

著者のフランス人作家、ボリス・ヴィアン(1920~59年)は、今なお
カルト的な支持を受ける書き手で、作家や翻訳者としての顔以外に、
ジャズトランペット奏者としても知られています。『うたかたの日々』の
序文にも、ジャズの巨人、デューク・エリントンの名前を挙げています。

今回の映画版が『ムード・インディゴ』と題されているのも、
エリントンの有名な曲『ムード・インディゴ』にちなんで。
「恋人がいなくなってから、心はいつも藍色(インディゴ)に染まっている」
という曲のイメージも、映画のストーリーと重なり合っています。


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

映画の舞台はパリ。はっきりした時代設定はされていませんが、
衣装や暮らしぶりなどからは、1960~70年代の雰囲気が伝わってきます。
青年コラン(ロマン・デュリス)は、働かなくても裕福に暮らせる
財産を持っていて、自由に生きていたある日、無垢な性格の女性、
クロエ(オドレイ・トトゥ)と出会い、恋に落ちます。

友人たちの祝福を受けて、盛大な結婚式を挙げ、2人は幸せこの上ない
新婚生活へ。しかし、その幸福の絶頂は長続きしませんでした。
肺に睡蓮が芽吹くという、奇妙な病にクロエが冒されてしまったからです。

花に埋もれていれば、クロエは生き永らえることができると分かり、
安穏な生活を捨てて懸命に働き始めるコラン。これまでと違う不思議な
人間関係もコランを悩ませます。でも、クロエの病状は一向に回復へ向かわず、
徐々に衰弱が進んでいきます。クロエを救おうと手を尽くすコラン。
愛し合う2人にはかなく残酷な結末が近づいていました――。


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

映画の後半では病の床に就いてしまうクロエですが、
コランとの出会いから新婚生活までの部分では、ピュアでキュートな
キャラクターを物語るようなおしゃれを披露しています。
カクテルをつくるピアノや、恋人たちを運ぶ雲など、
幻想的な仕掛けが次々と登場するこの物語にふさわしく、
クロエの装いもファンタジーをまとっています。

タイトルの「うたかた」とは「泡」という意味。
その言葉のイメージを表現したような、水中で泡に包まれたシーンでは、
極薄のシースルー・ドレスで透明感を強調。デコルテの素肌に
浮かび上がるようなレース刺繍がノーブル感を引き寄せています。


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

スケート靴を首に掛けたショットでは、フェミニンなワンピースに、
英国紳士風のトレンチコートを重ねて、「フェミニン×マニッシュ」の
お手本的着こなしを披露。メンズテイストを拝借するスタイリングは
既にここ数年のロングトレンドになっていますが、13-14秋冬は
たおやかなムードを濃くするのが、新しい流れです。

ワンピースの丈を長めにとって、コート裾下にのぞかせたり、
逆にコートより短い丈のボトムスを合わせたりと、丈違いの錯覚を生かすと、
縦に長い着姿を目に焼き付けることができます。コートの前を開けて、
色・柄を際立たせるテクニックはぜひ使いこなしたいものです。
ちょっとノスタルジックな色や柄のワンピースを選ぶのも、
今季のトレンドでもあるレトロムードになじむチョイスとなりそうです。

やや古風なシルエットは人気が復活しつつあります。
この数シーズン人気を博していたパンツからシフトし、
膝丈のワンピやスカートは、ショートパンツやマイクロミニなどの
見慣れたボトムスの春夏からの移ろいを優美に印象づけてくれます。
首の詰まったフォルムや、飾り立てないカッティングなども
分別を感じさせる、大人良識ルックの大事な要素。
1950年代テイストが見直される傾向にもあり、懐古趣味的な
アレンジを着こなしに取り入れるのがこの秋冬は支持されそう。


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

スケート場での場面では、さらにレトロな装いに。赤いスカートが少女的で
コケットな雰囲気を醸し出しています。白の厚手タイツも女学生っぽい
ムードを演出。白の毛糸手袋と響き合って、メルヘンで愛らしい装いです。
真後ろでキュッと束ねたポニーテールも復活の兆し。初々しさや
アクティブ感を引き立てる上、イメージチェンジの効果も発揮してくれます。


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(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

ロックな気分やチェック柄はともにこの秋冬を彩る新トレンド。
つやめいた黒革やケミカルなパテント(エナメル)、濡れたように
光沢豊かなビニールなどの異素材感を生かす着こなしがポイントに。
ジップのメタリックな輝き、きらめきアクセサリーのグリッターも
秋冬の装いを華やがせてくれるから、映画のシーンに注目です。

ブラック×ホワイトの色合わせの装いもさらに勢いづくから、
映画に登場するモノトーン・ルックの手なずけ方を早めに
マスターしておけば、秋冬のおしゃれがさらに楽しめそうです。

また、ウエディングを象徴する白一色のドレスの普段使いも広がってきました。
とりわけ秋冬は黒系のジャケットやライダースなどのアウターの内側に
ホワイトルックを忍ばせておき、ドラマティックなアウターオフの瞬間を
演出するサプライズな着こなしがオススメです。秋冬に不足しがちな
透明感やクリーンさを増幅する上でも、また着ぶくれ防止の点でも、
白×黒や、薄手素材×アウターなどのミックスはマスターしておくといいでしょう。

至福感と切なさ。両極の間で揺れる2人のストーリーは、一緒に見る
相手の恋愛観や人生哲学に触れるチャンスにもなってくれそう。
映画『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』を撮った
ミシェル・ゴンドリー監督のリリカルで幻想的な世界に浸ると、人生の
はかなさを感じると同時に、愛と時間の価値をあらためて意識させられます。

秋冬シーズンの「ガリャルダガランテ」ではこの映画のムードに通じるような
テイストのアイテムが店頭デビューを待ち構えていまので、秋物の
立ち上がりから新作を見逃さないよう、ショップに足を運んで、
映画に行けば、恋愛観とおしゃれの感性に磨きが掛かることでしょう。

『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』
10月5日(土)より、新宿バルト9・シネマライズほかでロードショー
http://moodindigo-movie.com/
(c)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved

そして今回ガリャルダガランテの公式フェイスブックページを」「いいね!」してくれた方に、映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』の試写会を抽選で5組10名様にプレゼント致します!応募は8月30日(金)までとなっておりますので
是非皆様下記URLよりご応募下さい。

http://mpme.jp/pal/c.p?02ceOhI1BSu


Aug.09.2013
7:39 PM
[ Rie Miyata ]
「BY MALENE BIRGER(バイ マレーネ ビルガー)」モノトーンに秘めた世界へ」

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

「ガリャルダガランテ」を訪れるたびに感じるのは、居ながらにして
世界旅行に連れ出してもらえたかのような心地よい浮遊感。
ヨーロッパや中南米、アジア、アフリカなど、いろいろな場所を
思わせるアイテムを探し当てて、私達に引き合わせてくれます。


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近年、その新たな鉱脈は北欧からも見付かっています。
デンマーク発のファッションブランド
「BY MALENE BIRGER(バイ マレーネ ビルガー)」もその1つ。

女性デザイナーのMALENE BIRGER(マレーネ・ビルガー)氏が
2003年に立ち上げました。10周年を迎えた今では42カ国・地域で
取り扱われているグローバルブランドに成長しました。

今回は、「ガリャルダガランテ」ピックアップブランドとしてレコメンドしている
「バイ マレーネ ビルガー」の魅力をお伝えしたいと思います。

1962年生まれのマレーネは幼い頃からデザインに興味を持ち、89年に
デンマークでデザイン校に学んだ後、ファッションのキャリアをスタート。
北欧のブランドで経験を積んでから97年にビジネスを興しました。
自分の名前を冠したブランドを03年に立ち上げ、06年には
アクセサリーや靴、バッグなどにデザインの幅を広げています。

マレーネは社会貢献やチャリティーに熱心で、ユニセフ(国際連合児童基金)の
プロジェクトにも積極的に参加。アフリカで子どもたちの教育を支援する
事業のため、何度もアフリカを訪れています。


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「手の届く贅沢(アフォーダブルラグジュアリー)」を提供する
インターナショナルブランド。自分らしくアレンジして着こなしやすい、
ムードでありながら、ディテールやフォルムに静かな着想を
忍び込ませて、現代的なスタイルと芸術的なアプローチをミックス。
そこに、女性が内側に秘める深い願望を表現しています。

世界中を旅することによって、様々な文化に触れ、その文化的視点から
得たインスピレーションがクリエーションの源。おしゃれを自分流に
楽しむ勇気と、着こなしを常に進化させ続ける好奇心を持つ女性を応援し、
自らを解き放つきっかけを提供しています。

2013-14秋冬シーズンはブランド設立10周年という節目にふさわしく、
ブランドのシグ二チャー(代名詞的存在)であるモノトーンの
コレクションにまとめ上げました。都会的でクラシックな
女性像を印象づけるスタイリングは、参考にしたいところがいっぱい。


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黒と白のマリアージュに象徴される、シンプルでいながら深みのある
テイストが持ち味。強さやシャープ感を感じさせるシルエット、目をとらえる
鮮烈なグラフィック。エキゾチックなたたずまい、誠実なクラフトマンシップ。
これらが「BY MALENE BIRGER」を特別な存在にしています。

春夏から続く「ブラック×ホワイト」のコーディネートは、写真を見ても
わかるように、秋冬にはさらに進化を遂げていきます。
市松模様のニットにグラフィカルなスカーフを巻いて、白のトラックパンツ。
そこにロングネックレスとピンヒール靴というエレガントな小物で味付け。

ファンタジックな動物柄のワンピースの下にセンタープレスのパンツ、
首にグラフィカルプリントのスカーフを巻いて、ビッグクラッチを手にすれば、
3つの異なる柄が響き合うトリコロールプリントコーデが完成します。

ブラック×ホワイトならではのシックな色合いだからこそ、柄同士が
重なってもモダンな印象に見せてくれるので、大人女性にぴったり。


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モノトーンと言うと、スタイリッシュでクールに決めるイメージがありますが、
「BY MALENE BIRGER」のコーディネートは肩の力が程よく抜けた
エフォートレスなトーンでやわらかく整えているところも特徴的。
着ていけるシーンが広がりそうなアイテムは、コーデの幅も広がります。

センタープレスのマスキュリンなパンツルックには、相反するような
ロングネックレスやビッグイヤリングなどのドレッシーなジュエリーをオン。
白のピンヒール靴もアクセントとなり、パンツの印象が一気に変わります。

「BY MALENE BIRGER」の2013-14秋冬コレクションは、実はスペインの
マヨルカ島にあるマレーネの自宅がインスピレーションソースになっているのだとか。

マレーヌの自宅や本社オフィスは白と黒のツートーンで統一されています。
自宅の床のタイルも今シーズンのモチーフに選ばれています。

白いキャンバス(画布)に描く墨絵もマレーネ自身が描くアート。
その大胆な筆使いのプリントTシャツも「ガリャルダガランテ」全店で販売されます。
例えば、Tシャツにレディーシックなスカートで合わせると今年らしい着こなしに。
ブラック×ホワイトはこの秋冬ファッションでも注目を集めること確実だから、
「BY MALENE BIRGER」流の物静かでエッジィな提案をぜひ取り入れてみて。

 

 

 

 

 

 

Jul.26.2013
4:00 PM
[ Rie Miyata ]
2013-14秋冬トレンド「フェミニン×マスキュリン」を制覇するコツ

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

2013-14秋冬ファッショントレンドの1つは、ここ数シーズンにわたって続いている
「フェミニン×マスキュリン」の発展形。ロングトレンドの延長線上にはあるのですが、今季ならではの新スタイリングや素材感も加わって、表情がさらに深くなっています。今回は一足早くこのトレンドの新傾向をご紹介。秋物チョイスのヒントになる
ネクストムーブメントをつかんで、賢いショッピングやコーデに役立ててください。


◆ブラック×ホワイト
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すべてMARISSA WEBB 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

黒と白を引き合わせるストイック(禁欲的)な色使いは、
フェミニン×マスキュリンを手早く組み上げる王道的選択。
トップスに白、ボトムスに黒を持ってくると、キリッと引き締まった
シルエットを印象づけやすくなります。ただし、13-14秋冬の方向感は、
あまりマニッシュに寄せすぎない、フェミニン風味が濃いめのバランス。
ニットやハイヒールで女らしさを漂わせる目配りが大切になります。
黒のパンツを選ぶ場合は、異なる素材感が際立つジャケットや
羽織り物を選ぶと、大人のムードを引き出すことができます。

 


◆レディライク×デカダン

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すべてMARISSA WEBB 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

秋冬は、クラシカルだけど現代的なダブルミーニングの着こなしに注目。
これまでのレディライクはどちらかと言うと古風で正統派のトーンが
強かったのですが、今シーズンは、甘さを控えめにした代わりに、どことなく
退廃的(デカダン)なムードを引き寄せるのがこれまでにない新発想。
型通りでありきたりのレディライクを抜け出し、少しダークで危うい気配を
忍び込ませるのがキーポイントとなります。例えばボウタイブラウスや
ワンピースなどのオーソドックスなアイテムを軸に据えつつ、
肩掛けジャケットやロングブーツ、白タイツなどで、ゴスまではいかない
ダークファンタジーを薫らせるミックステイストが新鮮さを感じさせます。

 


◆ドラマティックなチェック柄

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左から、Steven Alan、Rachel Zoe、MATHIEU MIRANO、MARISSA WEBB 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

チェック柄は何年にも及ぶロングトレンドになっています。
でも、よく見ると、かつてはボーイッシュだったものが、近頃は
英国紳士風になり、柄サイズも大きな格子へといった変化が生じています。
もともと男性的なイメージが強いだけに、チェック物を差し込むだけで
「フェミニン×マスキュリン」に寄せやすくなりますが、妙に男の子っぽく
見えないよう、女性らしさを示すアイテムをうまく添えるさじ加減がマスト。
首周りにスカーフやストールを巻いたり、スカートで合わせたりといった
工夫が効果大。ボディーコンシャスなフォルムを選んだり、赤系で色目を
整えたりというアレンジも、チェック柄に優しい雰囲気を寄り添わせます。

 


◆エフォートレス&ネオスポーティ

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左から、Clover Canyon、Monika Chiang、Rachel Zoe、Steven Alan 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

「ヌケ感」「ハズし」はおしゃれ上手の鉄則的なスタイリングとなってきました。
頑張りすぎない、必死感を出さないコーデは、大人の余裕やくつろぎムードを
まとわせてくれます。欧米ブランドでも「エフォートレス」という表現で、この感覚を
打ち出すところが増えています。ボリュームニットやふんわりボトムスで
無雑作感や空気感を引き出すコーデは、量感でメリハリを際立たせるのがコツ。
少しゆるっとしたトップスを上手に使うと、こなれた着姿に仕上がります。
エフォートレスよりもアスレティックな軽やかさや躍動感を高めた
ネオスポーティという新トレンドも見逃せません。ミリタリー系ジャケットや
ベースボールキャップ、スニーカーなどの男の子っぽいものをミックス。
でも、クラッチバッグや上下セットアップで着崩さないトーンコントロールを利かせて。

 


◆ビッグorマスキュリンアウター

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左から、Steven Alan、Steven Alan、MARISSA WEBB、Rachel Zoe 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

実際の身体サイズよりも大きめの服をまとうビッグシルエット、オーバーサイズは
人気がさらに加速しそうな気配。実物以上に着やせしてみせてくれる
華奢度アップのトリッキーな装いです。ブカッとした着姿にまとまりがちですが、
ビッグアウターにフェミニンなワンピースを合わせると、穏やかなムードが濃くなり、
モコモコ感も薄れます。手首やくるぶし回りのような細い部分をさりげなく
露出するのが、ヌーディーに細感をアピールする小技。トレンチコートや
チェスターフィールドコート、ロングカーデなどに、スキニーパンツや
ポインテッドトゥシューズなどを合わせてフェミニンに着こなして。

 


◆ファー、ムートン、レザー

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左から、Rachel Zoe、Monika Chiang、MARISSA WEBB、J. Mendel 2013-14秋冬NYコレクション (c)Rie Miyata

ファーやレザーは例年にもまして豊作。毛皮にくるまれているかのような
重たい着姿は過去の話。今シーズンのファー&レザーはさらに
パーシャル(部分)使いが進化し、軽やかなたたずまいに。毛足の長い
シャギーなタイプが街角を華やがせそう。カラーリングを施したり、
毛先をカール処理したファーも登場し、表情は一段と深くなっています。
ほっこり顔のムートンは、コートに着負けしがちな冬場に朗らかなムードを
呼び込んでくれます。ボヘミアン風やロック調などのテイストになじむ
レザーも増えて、幅広い着こなしに落とし込んで楽しめそうです。


2013-14秋冬トレンドの筆頭格に上げられる「フェミニン×マスキュリン」は、
このようにいろいろなアレンジが組み立てられるから、自分らしいコーデを
見付けやすいでしょう。マニッシュの流れは知っていても、これまでは
もうひとつ乗り気になれなかった人にも、少し女性寄りに傾いた今季は
試しやすいタイミングになるはず。すでに取り入れ済みの人にとっても、
趣が変わる今季は新アレンジを試みるチャンス。今から秋のおしゃれを
インプットして、ジェンダーを踏み越えるプチ冒険の扉を開けてみてくださいね。

Jul.12.2013
9:14 PM
[ Rie Miyata ]
ショップスタッフがお手本、6種類の夏ワンピはこう着こなす

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

夏のおしゃれで重宝するウエアの筆頭格にワンピースが挙げられます。
1枚でサラリとまとっても手抜きに見えにくい上、風通しがいいから、
暑い日でも涼しく過ごせます。「ガリャルダガランテ」はワンピースの
品ぞろえが厚いことは、既にみなさんご存じの通り。

この夏はこれまで以上に豊富なラインアップとなっています。

そこで、今回は主な6種類のワンピを取り上げて、
ショップスタッフのみなさんの素敵なスタイリングをご紹介します。
夏ワンピの着こなしの参考にしてみてくださいね。

◆レースドッキングワンピース


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(c)Rie Miyata

 

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左から、なんばパークス店/ルミネ新宿店/名古屋ラシック店

たっぷりしたドレープの間から、上品なレースがのぞく風情が
エレガントな印象のワンピースです。レースを内側に忍ばせた
2層の仕立てになっているので、美しい立体感をもたらします。
まるでケープのようにちょっとイレギュラーな位置から腕が出る
フォルムは、二の腕を隠しつつ、腕が細く見える仕掛けがうれしい。

異素材ミックスの特長を生かしたコーデは、ウエストのベルトを締めて
ドレープを際立たせたり、はずしてゆるやかリラックスに整えたり。
クラッチバッグを持って、パールネックレスを巻けば、パーティーや
ディナーにも出掛けられそう。1枚で重ね着風に見せられるので、
夏にありがちなさっぱりし過ぎる装いに見えません。レースのおかげで
立体感が出て、レディーライクなたたずまいに仕上がっています。


◆エアリーシフォンワンピース


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(c)Rie Miyata


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左から、福岡ソラリアプラザ店/なんばパークス店/京都藤井大丸店

薄手素材のワンピースは、軽くて涼しいのに加え、風を受けて揺れる
ムードがたおやか。上手に着こなすコツは、生地の風合いを生かして、
フェミニンにまとうこと。ブルーとオレンジの2色が用意されている
エアリーシフォンワンピースは、ケープを思わせるふんわりした
シルエットがエレガント。ドレープがボディラインを美しく見せてくれます。

やさしい肌触りに楽ちんの着心地。落ち感あるドレッシーなデザインを
生かして、クラッチバッグでコーデ。優雅なな立ち姿に整えています。
鮮やか色を引き立てるネックレスとシューズの使い方も参考になります。


◆サテンドレープワンピース

 
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(c)Rie Miyata


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左から、京都藤井大丸店/表参道店/名古屋ラシック店

つややかな光沢を持つ生地で仕立てたワンピは、別格の華やぎを
寄り添わせてくれます。サテンドレープワンピースはベージュと
ゴールドの2色展開。とろみを引き立てる上品な素材感がサテン特有の
リュクス感をさらに印象づけます。立体的な仕立てになったフロントが印象的。
タックやドレープで動きを演出しながらも、ボリュームは抑えてあるので、
ストンとした上品なシルエットが、大人の女性像を演出してくれます。

サテンワンピならではの上品な光沢感をベースに、シンプルに着こなして。
抑えめのグリッターやシャイニーはこの秋以降も続くトレンドだから、
今から上手な操り方をマスターしておきたいもの。布を遊ばせた程よい
ボリューム感は、そのまま着ても、スタイルがよく映るうれしい仕立て。
普段はサンダルで、パーティやデートではハイヒールやパンプスで
合わせて、シーンごとに自在の着回しが組み立てられます。


◆リネンペイズリーワンピース

 

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(c)Rie Miyata

 


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左から、福岡ソラリアプラザ店/ルミネ新宿店/表参道店

柄ワンピは夏の装いを艶やかに演出する格好のアイテム。
とりわけ、エスニック系の柄は夏にこそまといたくなります。
リネンペイズリーワンピースは、柄をナチュラルになじませる
グリーンとブルーの2色での展開。麻素材に躍るペイズリーのプリントが
涼しげな表情を生んでいます。ベーシックなインナーがセットに
なっているので、ペイズリーの柄がさわやかに引き立ててくれます。

シャツ襟付きのワンピースはきちんと感あるマニッシュなたたずまい。
その雰囲気に乗って、ダンディー顔のハットをかぶると、ジェンダーミックスの
着こなしが手に入ります。男前靴で足元を固めれば、さらにメンズ濃度がアップ。
逆に、細いベルトでフェミニンを差し込むアレンジも使えます。

1枚で着てももちろん様になりますが、丈の短いパンツで中性的に
味付けする選択肢もあります。何種類もの着回しが思いつくから、
出番が多くなるのは当然。フロント部分はボタンで開け閉めできるので、
羽織り物感覚で夏レイヤードに落とし込むスタイリングも試し甲斐があります。


◆フラワーガーデンワンピース

 

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(c)Rie Miyata

 


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左から、なんばパークス店/ルミネ新宿店/名古屋ラシック店

ワンピで柄物と言えば、代表格は花柄。女らしいムードを漂わせてくれる
だけでなく、ナチュラルでやさしい雰囲気も呼び込むから、花柄ワンピは
薄着になる夏の頼もしい味方。フラワーガーデンワンピースはホワイトと
ベージュの2種類。ハンドペイント風のフラワーモチーフが全体に散らしてあり、
優しいムードを醸し出してくれます。肩やウエストにギャザーを寄せた、
ふんわりとしたフォルムもフェミニン。付属のインナーの胸元にも、ワンピと
同じプリントをあしらってあるので、これだけで安心して着られます。
夏の高原にたたずむようなガーデンイメージがあり、長めの丈感との
相乗効果で気取らない気高さが生まれています。

その穏やかさを生かして、あえてデニムシャツを腰に巻いたり、
ウエスタンブーツでボーホーっぽくアレンジしたり。多彩なコーデが
組み立てやすくなっています。カンカン帽とサンダルで女の子っぽく
まとめるのも、このワンピの持ち味を濃くする着こなしです。


◆レイヤードマキシワンピース

 


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(c)Rie Miyata

 

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左から、なんばパークス店/京都藤井大丸店/福岡ソラリアプラザ店/福岡ソラリアプラザ店

風が肌を吹き抜けるマキシ丈は夏の代名詞的なワンピース。
カーキとネイビーの2色が選べるこちらのレイヤードマキシワンピースは、
麻のサラッとした質感がうれしい夏仕様。ワンピという名前がついていますが、
実は半袖のトップスと幅広のガウチョパンツを別々にしても着られる
マルチウェイのデザインになっています。パンツはうっすらと透ける
薄手の生地だから、たっぷりボリュームの割に重たく見えません。

ストンとしたシルエットは、落ち感を生かした細見せのコーデを試して。
トップスの裾を絞ったり遊ばせたり、別トップスと差し替えたりと、
アレンジの選択肢がいっぱいです。パンツは単体でも使い途いろいろ。
ほとんどマキシ丈スカートに見えるので、ボリュームを際立たせてトップスを
コンパクトにまとめるコーデも効果的です。Tシャツにプロデューサー巻き
といったコーデにも落とし込めるから、ワンピ使いに飽きたら、
上下別々で単品コーディネートで長く着回せそうです。

トップスには、ネックレスで縦落ち感をプラスするのが上手なアレンジ。
デニムシャツを腰に巻いても、帽子でマニッシュ風味を加えても雰囲気が
変わります。クラッチサンダルを添えれば、大人のムードが濃くなります。
かごバッグ風の天然素材バッグを合わせて、リゾートの気分を招き入れる
アイデアも有効。布地が多い分、足元はヌーディーなサンダルで合わせて、
ヌケ感を引き出すのが、夏らしい着姿に整えるセオリーです。

6種類それぞれのワンピコーデはいかがでしたか。
「ガリャルダガランテ」の商品を知り尽くしているショップスタッフの
皆さんだけあって、見習いたいアイデアがたくさん提案されていました。
各ショップでも様々なアイテムが提案されているから、足を運ぶ価値がありそう。
ショップで夏ワンピの魅力に触れて、自分らしい着こなしを叶えてみて。

 

 

Jun.28.2013
1:00 PM
[ Rie Miyata ]
セールで買い足したい、各店おすすめコーデ大公開!

 

 

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

いよいよ夏のセール開催時期となりました。

「ガリャルダガランテ」各店でも魅力的なプライスと
品ぞろえでセールの準備が進んでいます。

今回は、この夏、大活躍する、トップス2型、パンツ2型の計4アイテムをクローズアップ。
もちろん、秋まで着回しできるスグレモノだから見逃せません。

「ガーゼSETブラウス」「バックドレープTシャツ」
「パンジーレギパン」「かすりカラーパンツ」の4アイテムを
表参道店、池袋東武店、グランフロント大阪店、ミント神戸店の
4ショップからおすすめコーディネートを披露して頂きました。
それぞれの着こなし提案には、参考になるところがいっぱいです!

◆ガーゼSETブラウス

 

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「ガリャルダガランテ ミント神戸店」
青いジャガードパンツが涼しさを目に飛び込ませます。裾をロールアップして
足首をスラリと見せてシャープなレッグラインを演出。ガーゼSETブラウスの
インナーのレースとイエローが透けてさらに清涼感が漂うコーデに仕上がりました。
天然石をあしらったナチュラルな風合いの巾着ショルダーバッグで夏コーデ。


 

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「ガリャルダガランテ池袋東武店」
甘いイメージのトップスですが、ワーク風なヒッコリーパンツと合わせれば、
カジュアルダウンした、涼やかな着姿に変身します。その分、足元は
スタイリッシュに仕上げるのが大人の流儀。爪先が鮮やかなブルーの
コルクウェッジパンプスで、ラフめのパンツでもシャープなレッグラインが完成。


 

 

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「ガリャルダガランテグランフロント大阪店」
ガーゼSETブラウスはシックな黒をチョイス。くつろぎ感を漂わせる
風合いの麻箔パンツが好バランス。大人のリラックススタイルに整いました。
夏場の黒は重たく見えがちですが、このような、透け感のあるブラウスで
ネイビーレースがのぞくタイプなら、モダンな印象になり、周りと差が付く着こなしに。


 

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「ガリャルダガランテ表参道店」
トレンドの「黒×白のモノトーン」コーデは秋冬まで続くから早めにマスターして
損なし。エアリーなガーゼSETブラウスは黒なら引き締まったムードに。
もちろん、秋も重宝するからワードローブに加えたい。一見、無地に見えるパンツは
ジャガード柄がクラス感を薫らせます。すっきりシルエットの軽快な都会派ルック。


◆バックドレープTシャツ

 

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「ガリャルダガランテ表参道店」
バックドレープTシャツは箔リネンパンツと異なる風合いの素材でコーデ。
落ち感のあるTシャツに、光沢のあるセンタープレスのキレイめな麻パンツで
合わせることで、洗練された大人リラックスな雰囲気にまとまりました。
トップスにドレープをもたせて、ボトムスをシャープに整えるのがコツです。


 

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「ガリャルダガランテ池袋東武店」
箔リネンパンツは少し太めのタイプをチョイスしてよりリラックス感を演出。
サンダルとクラッチバッグでフェミニンな手先と足先を印象づけ、装いを
グレードアップ。トップス&パンツ共にゆるやかフォルムでありながら、
手抜きに見えない秘密は、リュクスな小物使いと上品な肌見せにあり。

 

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「ガリャルダガランテグランフロント大阪店」
バックドレープTシャツは、ショートボトムスとも好バランスを発揮します。
思わず小旅行に出かけたくなるような着こなし。ショートパンツに合わせ、
真夏感を際立たせました。胸元のタック使いが程良い立体感を生んでいます。
ハットとバッグ、サンダルをブラウン系でまとめれば大人っぽさがさらにアップ。


 

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「ガリャルダガランテ ミント神戸店」
女心ときめくロマンティックなスカートとのコーディネートも難なく可能。
バックドレープTシャツの上から細ベルトを巻いて、ボリュームたっぷりの
白ロングスカートでエアリーな風情に。つば広ハットが夏リゾートの気分を
高めてくれます。ジュエルストーン付きのサンダルで華やぎさらに高めて。


◆パンジーレギパン

 

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「ガリャルダガランテ表参道店」
大ヒット中の柄パンツは、あえてスポーティに味付けすることで、周囲と差が付く
新鮮な着こなしに。今シーズンは、Tシャツがおしゃれラインアップの仲間入り。
さらにダンガリーシャツを腰に巻くことで、前・横・後から見た表情も豊かに。
ホワイトのスニーカーを足元に添えて大人カジュアルルックに整えました。


 

 

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「ガリャルダガランテ ミント神戸店」
パンジー柄のパンツを主役にした上品カジュアルな装い。ヒップ周りが隠れる
ほどの丈感のトップスは2枚セットになっていて、実は別々でも使えるスグレモノ。
スキニーパンツで合わせたときに、腰回りがすっきり見える好バランスの着丈です。
ロールアップしたパンツ裾部分とサンダルの白が、伸びやかな足先を演出。


 

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「ガリャルダガランテグランフロント大阪店」
柄パンツはブームになっているだけに、ありきたりではないアレンジがマスト。
ジャケットと合わせれば、スタイリッシュに様変わり。袖まくりをすれば、ヌケ感が
加わります。落ち感あるネックレスで、全体をIラインに仕上げて。あでやかな色の
シューズとホワイトバッグで視線を引き込んで、よりスラリと見せる技はさすが。

 

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「ガリャルダガランテ池袋東武店」
シンプルなのにさりげないおしゃれを目指したいなら、ベージュを取り入れてみて。
パンジーというやさしい柄を大事にしながら、上質なTシャツとシューズで、
大人リラックススタイルにまとめました。ヌーディカラーと合わせることによって、
大人の柄パンツコーデが完成。マニッシュなハットがスパイスとして利いています。


◆かすりカラーパンツ

 

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「ガリャルダガランテグランフロント大阪店」
深いVネックが印象的なサマーニットはマルチカラーのボーダー柄が目を
楽しませます。トレンド色のブルーをカラーパンツに持ち込んで、清涼感を
引き立て、色使いの明るいニットが健康的なイメージを増幅。そこに、白の
バッグとシューズで大人フェミニンなエッセンスを注ぎ込む合わせが技あり。


 

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「ガリャルダガランテ池袋東武店」
マニッシュで爽やかなブルーのパンツには、フェミニンなムードを注いで。
カシュクール風のリラックス系シャツに、フラワープリントのストールをオン。
ルーズ巻きで、空気をたっぷり含んだフェミニンなフォルムが実現。
今季らしいカラー×カラーの色バランスを、ストールを使って上手に取り入れました。


 

 

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「ガリャルダガランテ ミント神戸店」
カラーパンツで夏らしいジューシーなムードを演出。パンツそのものが主張された
色だけに、トップスとシューズはヌーディカラーで柔らかさをミックス。ゆるやかな
フォルムが美しいドレープニットは夏場も涼しげに過ごせそう。ボーダー柄が
アクセントになったバッグが遊びゴコロをプラスし、装いに深みが加わりました。


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「ガリャルダガランテ表参道店」
プレーンなニットと合わせてリラクシングなたたずまいに。トレンドのカラーパンツを
軸に据えたスタイリングを大人っぽく仕上げました。シンプルなコーデは、パンツの
丈バランスや、ニットのボリューム感などの細かい部分に目配りするのがポイント。
同系色のコスチュームジュエリーを添えれば、アップグレードされた見栄えに。


「ガリャルダガランテ」各ショップのレコメンドはいかがでしたか?
まだまだ暑い夏が続きそうだから、初秋まで見据えてお値打ちアイテムを
セールでしっかり調達しておきたいところ。もちろん、ご紹介した
レコメンドコーデ以外にも掘り出し物がいっぱい用意されているから、
タイミングを逃さず早めの出動で、納得のショッピングを楽しんでくださいね。

 

 

 

Jun.07.2013
9:16 AM
[ Rie Miyata ]
2013-14年秋冬「ガリャルダガランテ」展示会リポート速報!

 

 

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

おしゃれシーンに華やぎや美の本質を問うような気分が戻ってきました
そんなレディー感を大事にした提案が「ガリャルダガランテ」から届きました。
新作をバイヤーやメディア向けに紹介する最新の展示会では、
これまでとはひと味もふた味も違う新「ガリャルダガランテ」とでも
呼びたくなるアイテムが集められ、新鮮な驚きを与えました。
その13-14年秋冬展示会を早速、リポートしていきましょう。

秋冬は「TO THE CONTEMPORARY CLASSICAL LADY」が新テーマです。

「CONTEMPORARY(現代的な)」と「CLASSICAL(古風な、昔ながらの)」という、
全く相反する言葉がダブルで「LADY」を修飾しています。

これこそが現代女性の二面的なキャラクターを物語っていて、
品格や伝統を重んじながらも、モダンな装いの冒険もしながら、
ノーブルで野心的な着こなしマインドを持つ女性像です。

来シーズンの「ガリャルダガランテ」が打ち出す「LADY」は3つのイメージ。
まず「AIRY MODERN LADY」、そして「MONOTONE MINIMAL LADY」、
さらに「INNOCENT DIGNIFIED LADY」という3つのレディー像を掲げています。

凛々しく軽やかな現代女性にふさわしい装いを、3種類の新スタイルを通じて
提案するのが、来シーズンの「ガリャルダガランテ」のスタンスです。

では、3つのレディー像それぞれを、展示会からリポートします!

◆AIRY MODERN LADY

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「AIRY(エアリー)」という言葉が象徴するように、風を招き入れる軽快で
穏やかな風情が心をなでるかのよう。バレリーナのまとうチュチュを
連想させるトランスペアレントな極薄スカートに、余計な飾り気を
排した上質素材のニット。抑えた色合いにも気品が宿ります。
ボトムにボリュームとエアリー感がある分、トップスは
タイトに整えて、詩的なバランスを生んでいます。

小物にエッジを効かせるのも、「AIRY MODERN LADY」スタイルらしいアレンジ。
レースが可憐な帽子、華奢なチェーンが繊細なムードのネックレスなどを
あしらって、モダンで上品なレディーの着姿を気取ってみたくなります。


◆MONOTONE MINIMAL LADY


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13-14年秋冬に向けて「ガリャルダガランテ」の新主張を最も印象的に
感じさせるのは、この「MONOTONE MINIMAL LADY」かも知れません。

もともとブラウン系やサンドカラーを得意としてきた流れがあり、
黒×白はあまり多くなかった「ガリャルダガランテ」ですが、
来シーズンは黒×黒や黒×白のモノトーンがたくさん打ち出されます。

禁欲的なミニマルのムードを漂わせつつも、決して重たくはならず、
洗練された遊び心を感じさせる、一段格上のブラック&ホワイト。
型にはまりすぎない、大人のさぎ加減をわきまえた新モノトーンレディーの誕生です。
ボーダートップスと黒スカートの組み合わせは、ヌケ感ある適度なノーブル度が
親しみを感じさせます。袖がレザーキルティングのブルゾンは身頃だけが
白のツートーン。黒革のライダースジャケットは装いの引き締め役にうってつけ。
黒をベースに、白で描いたモチーフはこの上なくアイキャッチーです。
ストールやショールの掛け巻き物もモノトーンで仕上げれば、クールな仕上がりに。

細かいチェック柄のジャケットも黒×白カラーなら、カジュアルに見えすぎません。
帽子やバッグも色調の異なるモノトーン系でそろえれば、シックなたたずまいに。
白シャツと黒クロップトパンツのミニマルめコーデには、ハンドトゥース風の
クラシカル帽子を合わせて、鮮やかなイエローのニットを肩巻きして。


◆INNOCENT DIGNIFIED LADY


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「INNOCENT(イノセント、無垢)」を象徴する色はもちろん白。
ホワイトを基調としながら、抑えた色使いのムートンやファーで
ゴージャスに味付け。ニット帽やフラットシューズを添えてカジュアルダウン。
ラフさと上質感を兼ね備えた、新発想の洗練を試したくなります。

白のカットソーに重ねた、パッチワーク風の切り替えが朗らかで
ワイルドなムードのファーアウター。ロールアップしたデニムで合わせて、
リラクシングな装いに整えています。襟のボリューミーなファーが
リッチな景色のムートンコートはオーバーサイズ気味で、自信に満ちた
レディーを印象づけます。シャイニーなクラッチバッグがつやめきをプラス。

カムフラージュ模様のミリタリー風アウターは、グレー系ニットが
セットになっています。袖ロールアップしてニットをチラ見せすれば、
遊び心溢れる「大人フェミニンなミリタリー」の装いに導いてくれます。



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帽子やバッグ、シューズ、アクセサリーなどの小物類はクラシカルで
ありつつモダンなアイテムがバリエーション豊富にそろえられています。

まばゆくデコラティブなジュエリーはシンプルな着こなしになじみ、
互いを引き立て、カラフルストーンを寄せた大ぶりアクセサリーは
装いにパワーとエレガンスを添えます。アクセを主役に据えるような着こなしは
新しい流れになりそうな気配があるから、早めに試して使いこなしてみて。

ドクターズバッグの流行もあって、横長バッグはさらに支持が広がる気配。
ボディーや留め具などに静かな主張を忍び込ませたタイプが新鮮です。
帽子やムートン、ファーストールなどは淑女ルックの好パートナーに。

英国ブームはトーンダウンの気配を見せず、乗馬テイストのブーツも
人気が続いています。上質レザーの素材感が際立つ、プレーンな
ロングブーツはレディーの装いの必需品。ショートブーツもヒットの兆し。


 

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「ガリャルダガランテ」は、ちょうど今、大人気のブランド
「KARL DONOGHUE(カール ドノヒュー)」と「SARTORE(サルトル)」の
先行オーダー会が開催されています。店頭では毎シーズン売り切れてしまう
人気のブーツやムートンスヌードなど先行オーダーで手に入れることが
できるスペシャルな機会をお見逃しなく!先行受注会の詳細はこちら。

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-05-21-00-54-19

 

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大忙しの展示会でゲスト対応に追われていた、「ガリャルダガランテ」の
お三方ともこれまでになくモノトーンシックなムードでした。左から、プレスの
高田洋子さん、ディレクターの田口敦子さん、デザイナー岩崎理江さん。

秋冬シーズンに向けた、「ガリャルダガランテ」の新たな提案はいかがでしたか。

突き詰めすぎたミニマルは敬遠していた人も、「ガリャルダガランテ」流に
女性のリアルおしゃれ感覚を取り込んでアレンジしたテイストには共感を
覚える人が多いはず。レディーライクな装いも、これまでは
気取りすぎていたり古めかしかったりしていたところがあり、手を出すのを
控えていた人が少なくありませんが、「ガリャルダガランテ」ならではの
提案のおかげで、とても着やすい雰囲気に仕上がっています。

「CONTEMPORARYでCLASSIC」な新しいスタイルの
秋冬の立ち上がりを楽しみにしていてくださいね。

May.23.2013
6:16 PM
[ Rie Miyata ]
靴とバッグで今夏トレンドと仲良く付き合う

こんにちは
ファッションジャーナリストの宮田理江です。

シーズンごとに目まぐるしく移り変わるトレンドではありますが、
上手に付き合うコツの1つが小物を取り入れることです。

例えば、バッグやシューズなら割と簡単にピンポイントで
トレンドをオンできます。
装いに加えたり、削ったりが自在の小物類は、
強めのトレンドをちょっとだけ添えるのにも向きます。

今回は、このサマーシーズンの新トレンドにマッチした、
ナチュラルなムードの夏シューズ&バッグをピックアップ。
街中リゾート気分も味わえるアイテムを、
トレンド解説とクロスオーバーさせながらご紹介していきます。

小物の目利きが冴える「ガリャルダガランテ」だからこそ、
日替わりで新トレンドを取っ替え引っ替えできる
「夏の七変化」をおしゃれで楽しんでみたくなります。


◆ボリュームジュエリー

 


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パールサンダル(ダークブラウン・キャメル) 17,640円 GALLARDAGALANTE

 


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フラワーパーツショルダー(ベージュ・ブラウン) 18,900円 GALLARDAGALANTE


暑さのせいで薄着になり、サッパリしすぎに見えがちなサマーシーズン。
過ごしやすい軽い装いも「手抜き」に見えないように仕上げたいところ。
さっぱりしがちな夏コーデにボリュームジュエリーを添えてみて。
Tシャツ&パンツのようなシンプルコーデにも華やぎがオンされます。

ボリュームジュエリーは単体アクセサリーとして持ち込む手ばかりではありません。
近頃の傾向は、「小物類とのマリアージュ」。
靴やバッグなどにジュエルパーツを
組み合わせて小物ごと華やがせてしまおうという一段上のテクニックです。
バッグやシューズで取り入れることによって、ボディーの中心から
離れたポジションに配置できるから、視線を散らす効果大。
ほっそり伸びやかなプロポーションを印象づけやすくなります。

サンダルの甲にビジューをあしらえば、足元が光をまとい始めます。
チェーンバッグは優美な肩掛けパーツが既にリッチな風情ですが、
バッグ本体にもジュエルをプラスしてあげると、レディー感がさらに高まります。
天然素材のナチュラルな表情と組み合わさってエフォートレスな大人スタイルに。


◆ストライプ、ボーダー

 


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ジャガードストライプバッグ(ベージュ・ブラック) 16,800円 GALLARDAGALANTE

 


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チャーム付ボーダーバッグ(イエロー・ブルー) 15,540円 GALLARDAGALANTE


夏のおしゃれは、他のシーズン以上に「ヌケ感」が大事。
暑さ対策の意味からも、着る物は素材もデザインもシンプルな傾向に。
でも、そのまま着てしまうと、寂しい見栄えになってしまうことも。
そこで、小物に色や柄を取り入れれば、コーデ全体に弾みがつきます。

例えば、ボーダー柄。夏向きニットやカットソーの定番モチーフを、
あえて服ではなく、バッグにあしらうと、若々しさがアップします。

キャンバス系素材のバッグは、かごバッグと並んで、夏らしいバッグの代表格。
もともとくつろいだ風情がありますが、そこにボーダー柄を乗せると、
さらにマリン系の空気が乗って、ビーチリゾートから戻ってきたような見栄えに。
太いロープ風ストラップもヨット綱のようで、海辺に誘われそう。

もっと落ち着いた雰囲気のジャカードファブリックのバッグにも、
意外にボーダーやストライプはなじんでくれます。
もともとノーブルな印象を持っているだけに、アクティブで男の子っぽい
モチーフは、バッグの上でテイストミックスを起こさせてくれます。
つや感のある持ち手や上品顔のトリミングを、縞柄が引き立てて、
どんな着こなしにも溶け合うユーティリティーな見栄えに仕上がりました。


◆カラーブロック

 


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メッシュトートバスケット(イエロー・ホワイト) 15,750円 GALLARDAGALANTE


いくつもの色をパーツごとに分けて取り入れるカラーブロッキングは
装いにリズムをもたらすアレンジ技。バッグ自体をマルチカラーで彩る
夏らしいタイプが登場。これならシンプルな洋服にアクセントとなるはず。

取っ手、握り口、開け口周り、本体部分と、それぞれに異なる色や
素材を配しているのに、上品な仕上がりです。ジューシー感、天然色、
穏やかさなどを兼ね備えたバッグ。トレンド要素が入っていながらも、
スタイリングとの相性を選ばないところが、ヘビロテしたくなりそうです。


◆エスニック、リゾート柄

 


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シェルビーズクラッチ(グリーン・ベージュ) 18,900円 GALLARDAGALANTE


夏に似合う小物は素材感で決まります。かごバッグが象徴する
素朴なムードやナチュラル感は夏のおしゃれに「らしさ」を添えてくれます。

手仕事を感じさせる民芸品のようなバッグもリゾート気分を寄り添わせます。
近頃は伝統技術を生かした製品で秘かに人気を博すところも現れてきました。
虫や鳥などのネイチャーモチーフを打ち出すところも増えています。

全体に丁寧なビーズ刺繍を施したクラッチバッグは、ヨーロピアンな
スタイリッシュなクラッチが多い中、意表を突くデザインです。
エメラルドグリーンやベージュなどのナチュラルな色使いは、指先に
のどかな雰囲気が漂います。機械縫い付けではないニードルワークゆえの
不ぞろいな並び具合がかえって飾らない印象を呼び込んでくれます。
光に照り映えるビーズが艶やかな雰囲気をプラスしてくれます。


◆パイソン柄

 


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カラーポシェット(イエロー・オレンジ) 20,790円 GALLARDAGALANTE


この夏のおしゃれトレンドは全体に楽観ムード。
明るい色や柄のアイテムを装うことで気分を持ち上げていく感じです。
色はネオンカラーが復活。イエローやブルーも支持されています。
ワイルド感やパワフルさを印象づけやすいパイソン柄も、
レオパード柄と並んで、注目モチーフに挙げられます。

パイソンのような押し出しの強い柄は、バッグの留め金周りだけに
施されたさりげないタイプがおすすめ。気の利いたバッグを持っていると、
不思議にウエア以上におしゃれ感度がよさそうに見えるもの。
夏場は着る物ではなかなか差を付けにくいので、目立ちやすい
バッグで好感度をアップさせたいところ。トレンドを少し
足し込むだけで、普段のコーデに新ムードを呼び込めるから、
小物選びは旬の空気感を意識したいですね。

「ガリャルダガランテ」の夏ラインアップでは、靴もバッグも
最新トレンドへの目配りがしっかり利いています。
服で旬トレンドを受け止めるのには少々腰が引けてしまう人も、
面積が小さい靴やバッグなら、比較的気負わないで身を任せられるはず。

呼び名は「小物」でも、着こなしでの存在感は「大物」の
今季顔アイテムを、ショップで手に取ってみて。