May.07.2013
8:42 PM
[ Rie Miyata ]
プリミティブカラーに心躍る!映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

初夏に向かっておしゃれも浮き立つシーズンになってきました。
この春夏は鮮やかな色を楽しむのが、世界的なトレンド。
「ガリャルダガランテ」では鮮やかなプリミティブカラーの
アイテムがたくさん登場。例年以上にショップを色づかせ始めました。

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(c)The New York Times and First Thought Films.

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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

ただ、鮮やかなカラーは主張されるので、うまく操れないと
思い込んでいる人もいるかもしれません。ついつい無難なダークカラーや
ベージュ系にまとめがちですが、必ずしも扱いづらいわけではありません。
「堂々とまとう」「小物で試す」「色数は抑える」などがポイントになります。
自分の好きなものを着るというマインドが強いニューヨークには、
お目立ち色を上手に使いこなす達人が大勢います。

そういった街角のファッション巨匠たちをカメラで追い続けてきた、
ストリートスナップの先駆者的存在が写真家のビル・カニンガム氏です。

カニンガム氏は、1928年生まれの84歳の現役フォトグラファー。
50年間も街角でおしゃれスナップを撮り続けてきた
ストリートファッション・スナップの先駆け的存在です。

2013年5月18日から公開される、彼の仕事ぶりを伝える
ドキュメンタリー映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』には、
彼がファインダー越しにとらえたおしゃれニューヨーカーたちが続々登場。
着こなしのお手本という意味でも興味深い内容になっています。


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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

 

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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

この映画にはイエローやグリーン、レッドなどの目立つ色をストリートで
着こなす男女の姿が収められています。コートやジャケットなど、
最も面積の広いアイテムに強い色を迎えた着姿は押し出しが強く、
はつらつとしたイメージが目に飛び込んできます。

スクリーンで見て分かる通り、ブライトカラーはその人の
エナジーやパッション(情熱)を印象づけるので、
「その他大勢」に埋もれてしまわない効果が期待できます。

ポジティブな人柄を感じさせる色の1つがネオンカラー(蛍光色)。
今季の人気急上昇カラーとなっています。陽光がまぶしさを増す
これからのシーズンに、高発色のネオンカラーはぴったり。
オレンジやオリーブなどの柑橘系カラーを選べば、若々しさや
アクティブ感も出るから、夏のリゾートルックも華やがせてくれるはず。


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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

鮮やか色を取り入れるコツの第一は「堂々とまとう」。
主張の強いカラーを添えるのだから、凛々しい立ち姿で。
元気なムードで着ると、健やか色の前向き感が際立ちます。
洋服だけでなく、スカーフやレッグウエア、バッグ、シューズなどの
小物を使ってカラーブロックに仕上げれば今年らしいトレンドルックに。


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(c)The New York Times and First Thought Films.

 


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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

コツの第2は「小物で試す」。
映画にも出てきますが、ニューヨーカーは帽子使いが上手。
帽子は小顔効果が発揮されたり、全身のプロポーションもスラリと見えます。
カラフルなシューズを選べば、レッグラインがスッキリと仕上がります。
クラッチバッグを取り入れれば、指先が華やいで、所作までエレガントに。
薄着になる夏場の装いに、首周りにヴィヴィッドな色使いのスカーフや
ネックレスを合わせれば、フェイス周りに華やぎがプラスされます。

 

 

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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

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(c)The New York Times and First Thought Films.

 

第3のコツが「色数は抑える」。目に刺さる色だからこそ、乱用は厳禁。
いくつもの色をぶつけるのではなく、基本は1~3色加えるほどの
配色を心がけましょう。残りは白や黒などの無彩色で合わせると、
ブライトカラーが引き立ちます。複数の色を使いたい場合は、
袖や身頃といったパーツごとに色を変えるカラーブロッキングを試して。
同系色で少しずつトーンの風合いを変えると、着こなしにも深みが出ます。

今シーズンの「ガリャルダガランテ」には、いつもの着こなしに
落とし込みやすいプリミティブカラーのアイテムが提案されています。
色の操り方を上達させる準備期間も含め、映画でニューヨーカー流の
アレンジを予習して、この夏は、色鮮やかなファッションを楽しんで。


『ビル・カニンガム&ニューヨーク』
5月18日(土)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
配給:スターサンズ、ドマ
(c)The New York Times and First Thought Films.
http://www.bcny.jp/

 

Apr.26.2013
12:53 PM
[ Rie Miyata ]
Tシャツ+ボリュームネックレスの着こなしが新鮮!

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

日中の気温が上がり、時に汗ばむ季節になってきました。
こんな時期に頼れるのは、やはりTシャツ。シンプルでも上質なTシャツは
すっきりした着姿に整えてくれます。おしゃれに着こなすには、
生地やディテールに目配りの行き届いた「格上T」を選ぶのがコツ。
さらに、気品を漂わせるネックレスを重ねると、手抜き感が消えて、
着ていけるシーンが広がります。

「ガリャルダガランテ」では今回、Tシャツフェアが開催されます。
サマーシーズンの必需品となるだけに、夏本番を迎える前に、
「ありきたりT」や「その他大勢T」とは一線を画した
愛着Tを手に入れておきたいものです。

Tシャツ姿をつやめかせるボリュームネックレスもこの時期、
ショップ店頭にそろうので、「Tシャツ&ネックレス」のマッチングを
試す絶好の機会に。別々に見比べていると、なかなか相性を
確認しにくいところがありますが、ショップの同じフロアで一緒に
実物を試着してみれば、マリアージュのなじみ具合は一目瞭然です。

自分流の着こなしを熟成させる近道の1つに、得意なコーディネートを
何度も繰り返して、バリエーションを広げ、操り方を定着させていく
というものがあります。「Tシャツ&ネックレス」もその効果が
出やすいコーデだから、種類の異なるTシャツやネックレスを
様々なパターンで組み合わせて、納得のいくペアを発見してみましょう。


◆パンツにTシャツ&ネックレス

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(c)Rie Miyata

 

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プレーンな表情のTシャツにこそ、ちょっときらびやかなネックレスがお似合い。
グリッターやシャイニーはこの夏以降に勢いづくトレンドだから、早めに
手なずけておきたいところ。各ピースやパーツの大きなゴロゴロ系ネックレスは
かえって首やデコルテを華奢に見せてくれる点もうれしい。

まばゆいきらめきを放つチョーカーは夏場に寂しくなりがちなネックゾーンに
リッチな華やぎをもたらしてくれます。パーツの先が尖ったパンキッシュな
タイプは、癖のないTシャツにもスパイスをプラス。
メタリックの冷ややかな輝きが首周りにクールな風情も寄り添わせます。

 


◆スカートにTシャツ&ネックレス

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(c)Rie Miyata

 

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Tシャツとスカートの組み合わせは、スカートのフェミニンさがTシャツの
ヌケ感と程よく反応して、こなれた立ち姿に仕上がります。
夏場には割とスタンダードなコーデだから、そこにネックレスで
狙い通りのムードをかぶせて。白い台座付きのネックレスはノーブルな
品格美を持ち込んでくれるから、スカートの相性が申し分なし。

Tシャツもスカートも地味めにまとまってしまいそうなときは、
カラフル系のネックレスに主役を任せてみては。
視線が引き上がって、顔映えも明るくなります。
モノトーンの禁欲的なT&スカートの日も、パールやきらきらパーツを
ふんだんにあしらったネックレスでデコルテに光を注ぎ込んで。
ロングネックレスをVゾーンに垂らして、
視線を垂直方向に引き込む手も効果的です。

 


◆プリントTを大人っぽくコーデ
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(c)Rie Miyata

 

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 キャラクターや文字が躍るプリントTはガーリーに見えがちですが、
そこを逆手に取って、大人コーデに落とし込むのが、中級者以上の操り方。
もともと柄や色に勢いがあるだけに、見慣れたTシャツ姿とはひと味違う、
若々しさとウィットを感じさせる着こなしに仕上がるところが受けています。

ここでもネックレスの使い方が大事。グラフィティ(落書き)っぽいモチーフの
Tシャツは、そのままではストリート感が濃くなりすぎてしまいそうですが、
ゴールドの太めチェーンを乗っけることで、セレブカジュアル的なムードが
生まれました。モノトーンで少しゴス感のあるTには、ピンクチェーンに
三角パーツを連ねたネックレスで味付け。

ビッグキャラクターを配した、お目立ち度の高いTシャツは、
太めの民俗調ネックレスでバランスを取っています。
手首にも太いブレスレットを巻いて、インパクトに負けないアクセ使いを
試みています。膝丈の黒スカートに、ロゴTとダンガリー風シャツを
重ねたコーデはボーイッシュにまとまりそうですが、短めネックレスの
重ねづけがレディーの装いに引き戻しています。
とりわけ小ぶりパールが効果大。チェーンバッグとも調和しています。

 


◆プリントTをテイストミックス・コーデ

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(c)Rie Miyata

 

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 プリントTは文字や柄にメッセージがあるだけに、そのトーンに
引きずられてしまいやすいのですが、そのイメージを逆に生かして、
ボトムスやアクセサリーで別テイストを加えるミックスコーデが
楽しめるアイテムでもあります。色鮮やかなスカートやシャイニーな
クラッチバッグといったアイテムを加えて、色めかせるコーデには、
首もとからチラリとのぞく高貴なネックレスの面影が利いています。

ミリタリージャケットやレオパード柄スカートのような濃いめのミックスには、
ネックレスも太めゴールドで堂々と。アメフトTに柄スカートという異色の
マッチングも、リュクスなパーツを重ねたネックレスが仲立ちしてくれます。

人気が続くオールホワイトの装いにはシルバー系の
控えめトーンがしっくり来ます。胸元の素肌に乗せるのではなく、
首の詰まったTシャツの布の上に置く使い方は覚えておいて損はありません。


単体ではラフやルーズにも見えやすいTシャツですが、
ネックレスと引き合わせると、ぐっと大人っぽい着姿に変身します。
手持ちのTシャツに合いそうなネックレスを探したり、逆にネックレスの
パートナーになってくれそうなTシャツを見付けたりすれば、
この夏のTシャツコーデが一段とバリエーション豊かに楽しめそう。

「ガリャルダガランテ」のTシャツフェアにはきっとそんな
出会いや発見が待っているはずです。

 

Apr.08.2013
1:00 PM
[ Rie Miyata ]
春夏最旬ファッション7daysスタイルを手に入れる!

こんにちは。

ファッションジャーナリストの宮田理江です。

このたび、女優の中谷美紀さんが
「ガリャルダガランテ」の春夏アイテムを見事に着こなし、
人気のファッション誌『InRed』誌上で実現しました。

7つのスタイリングの特集となっています。
詳細は4月6日発売の『In Red』5月号をご覧願うとして、
「ガリャルダガランテ」の公式サイトでは
その着用アイテムがさっそく公開されました!

中谷さんのムービーもサイト上で公開しますので、
ぜひこの春夏のおしゃれの参考にしてください。

とっておきのプレゼントもあります。
詳細は文末でお伝えいたします。

 

それでは、今回ご紹介する7つのテーマ別に
各アイテムと注目ポイントを見ていきましょう。


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【ドレープカシュクールニット ¥16,590】

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【カラーかすりパンツ ¥17,640】

◆スタイル1

エスニックの延長線上にあるトライバルはおしゃれの新ムーブメントとして
ここ数年、定着してきました。でも、着こなしが難しいと思う人も多いようです。
確かにトライバル色が強いと着ていくシーンを選んでしまいますが、
都会的なスタイリングに1点だけトライバル物を差し込むような操り方であれば、
互いのよさを引き立て合って、こなれた着姿にまとめやすくなります。

鳥の羽根柄がいっぱいプリントされたトップスは、ニットがセットになっています。
トップスの相性を考えずに、そのまままとえるこういうセットは頼れるアイテムです。
もちろん、ばらして別々に使えます。フェザーモチーフに静かなトライバル気分を
差し込んでくれます。流麗なドレープが効いているから、パンツにもスカートにも
合わせやすい丈感も頼もしい。鮮やかなブルーのパンツからも、
「ガリャルダガランテ」の今季テーマ「カリビアンクルーズ」を連想させます。



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【クルージングカットソー ¥14,490】
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【エアリーマキシスカート ¥18,690】

◆スタイル2 

トライバルの取り入れ方でマスターしたいのが、スカーフや小物での扱いです。

ハッピー感を舞い降りさせることができるから、普段の着こなしに
1点添えるだけで、ぐっとポジティブなムードに変わります。
組み合わせに悩むようなら、あらかじめアレンジ済みのセットトップスを選ぶ手も。

こちらのカットソーはスカーフを巻いたように組み合わせてあるから、
頭からかぶって袖を通すだけで、絶妙のバランスに仕上がります。
「ガリャルダガランテ」が春夏のテーマを意識して描き起こしたオリジナル柄です。

ウエストにウォーターカラーをあしらったマキシ丈スカートはほんのり透け感と
光沢があって、夏まで使える仕立て。ベアワンピースとマキシスカートの
2WAY仕様だから、気分次第で自在に組み換えて春夏のおしゃれが楽しめます。



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【パネルペイズリーワンピース ¥34,650】

◆スタイル3 

アフリカやカリブ海のイメージが強い「プリミティブ(原始的)」モチーフは、
色目を抑えめにしてあげると、取り入れやすくなります。ダイナミックな柄でも
黒やグレー、ブラウンなどの物静かなカラーに落とし込めば、ムードが変わって、
扱いやすくなるもの。白とのツートーンで仕上げると、スタイリッシュな
見栄えに整います。ペーズリープリントを深い色に流し込んで、光沢感のある
生地に交わらせると、上品でリズミカルな色と柄のコンビネーションに仕上がります。しっかり分量感があるワンピース裾の動きがドラマティックに演出してくれます。
シャツカラーが、マニッシュなムードをプラス。カリビアンムードのパナマハットを
合わせて、カジュアルダウンする大人リラクシングなコーデもおすすめです。



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【リネンチェックシャツ ¥17,640】


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【スプレープリントマキシスカート ¥22,050】

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底の浅い装いに見せない秘訣は、異なるムードを持つアイテムを
ミックスしてまとうこと。カジュアルでボーイッシュなイメージの強い
チェック柄シャツを、レディーライクなロングスカートと重ねるような
スタイリングが、ありきたりではない着姿を印象づけてくれます。

ロングトレンドになっているチェック柄だからこそ、前シーズンとは違う
着こなしを試みたいものです。リネンのチェックシャツは独特の風合いが
くつろいだ雰囲気を醸し出します。リネンジャケット風に羽織って使うのも、
素材感を生かす装い方です。レースや薄手生地のソフトな質感と
響かせ合うようなスタイリングを意識して。

スプレーでプリントしたようなムラのある仕上がりのマキシスカートは、
チェック柄シャツと不思議な相性を発揮。ロマンティックな空気を呼び込みます。



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【モノトーンワンピース ¥24,150】

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この春夏に復活したモノトーン。お約束の黒と白のバイカラーが人気ですが、
どうせ春夏に着るのであれば、動きを持ち込みたいところです。
こちらのワンピースは、背中側だけにストライプになった、意外感の高い見栄え。
近頃はバックビューに凝るデザインが勢いづいているので、その意味でも
取り入れてみたくなります。袋のようにゆったりした造りのサックワンピースは、
風が吹き抜けるから、汗ばむシーズンでも心地よく着られます。
しかもカットソー生地で肌触りもさわやか。ストライプ部分はシフォンと
グログランテープの異素材仕上げなので、1着で2つの顔を持つかのよう。
ダブルミーニングなこしらえがミステリアスなムードを醸し出します。



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【リバーシブルニット ¥17,640】


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【ジャガードスキニーパンツ ¥17,640】

◆スタイル6

植民地風を意味するコロニアルは、ヨーロピアンなムードと、
土の香りがする土俗的な風情のミックスが、優雅な雰囲気を漂わせます。
オフホワイトやサンドベージュ系の色でノーブル感を際立たせるスタイリングが
キーになります。このところのジェンダーをまたぐトレンドを加味して、
マニッシュな要素を添えると、さらにモダンで健気なイメージが寄り添います。

ニットとシフォンのリバーシブル仕立てになっているトップスは、
ニット面を使えば、穏やかでくつろいだ表情に。裏のシフォンは
フラワープリントだから、装いを春らしくつやめかせたいときに使えます。
ジャカード織のスキニーパンツは、表面の風合いがコロニアルの気分に
なじむ手触り。サンディーな白の同色コーディネートが、リゾート先でも
おしゃれに手を抜かない女性像を印象づけてくれそうです。
天然素材の帽子や、フリンジたっぷりのバッグを添えると、
街中でもコロニアルムードが立ちこめる装いに仕上がります。



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【レースコンビワンピース ¥23,100】

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人気が続くレースはさらに様々な掛け合わせがこの春夏は提案されています。
襟や裾にあしらうパーツ使いのレースから発展して、今季はレースを全面に
配したワンピースもお目見え。レース特有の愛らしさやはかなげ感を
全身にやわらかく落とし込む新レースアレンジが新鮮です。

こちらは、レースをパッチワーク風に切り替えて、並べているので、
表情に変化があって、レースの質感がさらに目に留まりやすくなっています。
レースと好対照のレザーのベルトが付いているので、程よく引き締まって見えます。

マルチWAYがお得意の「ガリャルダガランテ」らしく、こちらも多WAY仕立て。
ボタン留めの背中側が全面開くので、前後を逆にして羽織り物としても使えます。
シルエットがゆったりしているから、そのまま羽織っても、ブラウジングしても◎。
レッグラインをシャープに見せるスキニーパンツと合わせれば、
すっきりしたボトムを強調できます。ブラックとホワイトの2色展開で、
手持ちアイテムを重ねてモノトーン系のコーデも試したくなります。

 

※今回ご紹介した、7種類のコーデを、そのままプレゼント!

『In Red』5月号内で、中谷美紀さんが着用し、7つのコーディネートが
そのままプレゼントされるキャンペーンが開催中です。

応募方法は、中谷さんの着姿が見られる「ガリャルダガランテ」の
動画&サイトをご覧下さい(応募の締め切りは、2013年5月6日12:00)。
皆さま、ぜひこの機会に、ふるってご応募くださいね!
詳細はこちらから

http://www.gallardagalante.com/galante/pr/event/1305inred/

Mar.22.2013
10:07 AM
[ Rie Miyata ]
おしゃれストール「PIERRE LOUIS MASCIA(ピエール ルイ マシア)」の魅力とは・・・?

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

暦の上では春になっても、まだ急に寒くなったり、風が冷たかったりします。
こんな時期に味方につけたいのは、やっぱりストール。着回しを助けてくれる上、
おしゃれのアクセントにもなるから、頼れる1枚を手に入れておきたいもの。

この春夏シーズンは「柄」と「色」が2大テーマになるから、その意味でも
アイキャッチーで上質なストールは頼もしい存在と言えます。

かねてからストールの品ぞろえに定評のある「ガリャルダガランテ」ですが、
その数あるブランドの中から選りすぐってお薦めしたいのがフランスの
「PIERRE LOUIS MASCIA(ピエール ルイ マシア)」です。

 

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以前からご指名買いも多く、秘かなヒット商品となっています。
ただ、まだ日本では知る人ぞ知る的なポジションですので、
この機会にブランドとデザイナー、作品世界をご紹介したいと思います。

デザイナーのPIERRE LOUIS MASCIA氏は最初からファッション畑の
人だったわけではありません。画家のドガやドラクロワ、ルノワールらも出身の、
パリ市内にある美術学校「エコール・デ・ボザール」でイラストレーションを学んだ、
アーティストとしての経歴が彼の出発点です。そのため、彼の描くストールの
図柄はそれ自体、アートと呼べるような完成度を備えているわけです。

 

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近年はアートとファッションの融合が様々な形で試みられていますが、
アートを借りてくるのではなく、最初からアーティストがデザインしているからこその
自然な表現は「PIERRE LOUIS MASCIA」の魅力の1つとなっています。

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「PIERRE LOUIS MASCIA」のストールは、ほかのブランドの間に混ぜて
並べてあっても、違いが一目で分かるような際立った美しさがあります。
それはMASCIA氏のクリエーションが時空を超越した雰囲気を帯びて
いるからでしょう。中欧のアートに強い影響を受けているそうですが、
作品にはヨーロッパだけではなく、アジアの伝統的モチーフや色使いからの
インスピレーションもうかがえて、現代にふさわしいコスモポリタンなムードです。

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「シャネル」のカール・ラガーフェルド氏が優れた写真家であり、
「ジェイソン・ウー」のウー氏が人形作家でもあるというように、
ファッションデザイナーが別のアート領域で才能を発揮するという例は
珍しくありません。MASCIA氏の場合、自ら描くイラストがそのままストールや
ホームファニッシング商品のデザインに落とし込まれるという点で、
「アーティスト兼デザイナー」のダブルキャストがとてもいい形で
クリエーションにつながっていると言えるでしょう。

ストールをさらりと巻くだけでも、不思議と様になって見えるのは、
MASCIA氏がファッションイラストレーターとして高い評価を受けてきたことと
無縁ではありません。「ヴォーグ」「エル」などのファッション誌でもしばしば
誌面を彼のイラストが飾ってきました。単なるアーティストではなく、
ファッションの世界を深く知る人だから、身にまとったときに程よく
主張してくれるデザインが可能なのでしょう。

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ブランドの創設は2007年と、比較的まだ若いのですが、既にパリの
「レクレルール」といった一流のセレクトショップで取り扱いが広がっていて、
世界のファッショニスタたちのワードローブに迎えられるようになっています。
デザイナーが独学で身につけた知識やセンスも、デザインを特別な存在に
しています。もともと日本の和紙作りの研究を目指していたというエピソードも、
MASCIA氏のオリジナルな発想のルーツを物語っています。

伝統的な技術やモチーフに関心が強いからと言って、現代的なアプローチを
遠ざけているわけではありません。例えば、レーザープリンティングのような
先端的技法や、ナイロンのような化学的マテリアルの取り入れにも積極的で、
過去と現在をより合わせるような試みを重ねています。

ストールやスカーフ以外のアイテムにも手を広げていて、
バッグ、小物類、ホームファニッシングなども手掛けています。

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おしゃれの主役になるような見栄えのするストールなら
着こなしのムードメーカーに据える上でとても助かります。
異なる複数のモチーフを並べて見せる技法を得意としているので、
どんな装いにも溶け込みやすく、適度な華やぎが出ます。

幾何学模様と花柄、モダンな柄と伝統的なモチーフといった、見栄えの異なる
模様・柄のミックスもブランドの特質に挙げられるでしょう。躍るような
色彩感覚が柄に動きと力を与えています。様々な柄が脚光を浴びる
この春夏にあっても、ダイナミックな色使いの「PIERRE LOUIS MASCIA」は
ひときわ異彩を放つはず。たくさんの色をミックスすることによって、
かえって落ち着いたハーモニーが生まれて、大人の女性にふさわしい品格と
優雅さも寄り添うので、シーンを選ばないでまといたくなる気分に誘われます。

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今回の「ガリャルダガランテ」でのフェアは、「PIERRE LOUIS MASCIA」の
アイテムが普段以上にたっぷりそろえられ、お気に入りの1枚に出会う
絶好のチャンスです。ストールは何枚も持っているけれど、絶対的な
信頼を寄せる品はまだ手に入れていないという人はぜひこの機会に
「PIERRE LOUIS MASCIA」のアーティスティックな世界に触れてみてください。

 

本日から、GALLARDGALANTE全店で開催中のPIERRE LOUIS MASCIA イベント情報はこちらから

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-03-08-11-58-08


Rie Miyata

Mar.04.2013
11:00 AM
[ Rie Miyata ]
この春夏は、「中南米」「カリブ海」の魅力を知って、おしゃれを楽しむ

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

春本番となり、初夏やその先を見越したおしゃれプランの準備はいかが。
「ガリャルダガランテ」の2013春夏のテーマが「カリビアンクルーズ」。
陽光を味方につけたリラクシングな装いが気分を盛り上げてくれそう。

ところで、「カリブ海」と言われて、「そう言えば、どこだっけ?」と、
思う人も多いはず。名前だけは知っているけれど、実際に訪れたことの
ある人は少ないから、イメージ先行のところがあります。そこで、今回は
イメージカントリーの中南米と合わせて、カリブ海エリアの魅力をお伝えします。

カリブ海(Caribbean Sea)があるのは、アメリカ本土南端のフロリダ州より
さらに南の暑いエリア。メキシコ、南米大陸に囲まれた海域です。
たくさんの島が浮かんでいて、キューバやジャマイカ、ハイチ、ドミニカ、
プエルトリコなどの国・地域があります。スペインをはじめ、英国やフランスなどが
植民地にしてきた歴史があり、ヨーロッパカルチャーと現地文化が融合して
生まれた独特の雰囲気でも知られています。キューバ生まれのルンバや
ジャマイカ発祥のレゲエなどのラテン音楽は世界的に有名です。

世界のサンゴ礁の3割がこの海域に集まっているともいわれるだけに、
海の美しさで世界の観光客を引き寄せています。ダイビングをはじめとする
マリンスポーツも盛ん。カリブ海を渡る豪華クルーズ船での旅は憧れリゾートの
代名詞とも呼べるでしょう。フィッシングの聖地としても知られています。

ディズニーランド好きが連想するのは、人気アトラクションの「カリブの海賊」。
この海域に海賊が多かったかどうかはともかく、島が多くミステリアスな
雰囲気の濃かったこともあってか、不思議とカリブと海賊のイメージは
なじんでいて、ジャック・スパロウ船長役を演じる俳優ジョニー・デップ主演の
映画版『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは大ヒットしました。


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(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

そのジョニー・デップが主演した、カリブ海を舞台にした映画が
『ラム・ダイアリー』(The Rum Diary、2011年)。アメリカ人ジャーナリストの
ハンター・S・トンプソン(1937~2005年)氏がつづった自伝小説の映画版です。
カリブのアメリカ領プエルトリコが舞台となっており、タイトルの「ラム」は、
サトウキビからつくる強いスピリッツのラム酒です。

「ゴンゾー(ならず者)ジャーナリズム」と呼ばれた、挑発的で破天荒な
取材スタイルを築いたトンプソン氏が主人公。ジョニデが心酔する人物で、
自らが出演を希望したとされています。ジョニデはトンプソン氏原作の
映画『ラスベガスをやっつけろ』で彼をモデルにしたジャーナリスト役を演じ、
彼の「親友」を自認しています。


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(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

取材対象に入り込み、ナイフのような切れ味の文章を、1人称で書くトンプソン氏。
客観性や公平さを離れ、主観と独断で押し切るそのとがった手法は
ジャーナリズムの新たな試みと評されました。『ラム・ダイアリー』では
1960年、ジャーナリストのポール・ケンプ(ジョニー・デップ)が
プエルトリコのサンファンに向かいます。


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(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

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(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

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(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

ニューヨークの喧騒に疲れ果て、地元新聞に記事を書くつもりでカリブに
新天地を求めたケンプ。ラム酒を浴びるように飲む生活になじんだケンプは、
アメリカ人企業家の婚約者、シュノー(アンバー・ハード)と出会い、
彼女の美しさのとりこになっていく。落ちてはいけない恋。
でも、その恋の裏側には、ケンプを陥れるわなが潜んでいた――。

ストーリーはもちろん面白いのですが、スクリーンをみずみずしく彩るのは、
カリブの自然や景色です。青く輝く海、吸い込まれそうな抜ける空。
そんなありきたりの形容ではとても表現しきれない解放感いっぱいの
眺めはすぐにリゾートに出掛けたい気分になります。

実は、今回の2013年春夏の「ガリャルダガランテ」のカタログと
動画はプエルトリコで撮影されました。日常を離れ、心をほどく贅沢な
時間を用意してくれ、おしゃれをささやきかけてくれます。

「Puerto Rico」というスペイン語由来の名前を持つプエルトリコ。
ここからアメリカに渡った人は多く、女優で歌手のジェニファー・ロペスも
両親はプエルトリコ系です。長くスペイン支配下にありましたが、
アメリカの領土となって今に至っているプエルトリコ。
でも、正式な州ではない「自治領」という微妙な扱いなのです。
住民は米国籍を認められてはいるものの、大統領選の
投票権がないという、ちょっと不思議な立場に置かれていて、
「51番目の州」への昇格を求める動きが続いています。

そのプエルトリコで撮影された春夏のイメージ写真・映像は、
「ガリャルダガランテ」が提案する「カリビアン・クルーズ」の装いを
はっきりイメージさせてくれます。カリブの島々や国を船で巡る旅。
やさしく肌をなでる、着心地のよいエアリーなワンピースや、
身体を締めつけないスカート、パンツ、ビーチに連れ出したくなるような
バッグなどがラインアップされていて、夏を待たずに、
5月の連休前からでもデビューさせたい気持ちに駆られます。

この春夏は、「カリビアン・クルーズ」な着こなしを存分に楽しんで、
周りの人にもカリブ風のおしゃれをお裾分けしてあげましょう。

「ガリャルダガランテ」のイメージ映像はこちら。

http://www.gallardagalante.com/galante/#/catalog


『ラム・ダイアリー』
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ワーナー・ホーム・ビデオ
(c) 2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.
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Feb.14.2013
5:51 PM
[ Rie Miyata ]
柄を着なくちゃ始まらない!この春夏は、プリント旋風に乗る

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

もうすぐ春の足音が聞こえてくる時季に。重たいアウターに別れを告げて、
伸びやかなおしゃれに着替えたい気分に誘われます。
今シーズンは世界的にファッションの気温が上がりそうな気配。

ダークカラーや無地が主体の「ミニマル」のブームが一服して、
柄や色で遊ぶポジティブな着こなしが戻ってきます。
とりわけ、新たなムーブメントを呼びそうなのが、目を楽しませる
ダイナミックなプリント柄。たくさんのモチーフが躍ります。
今季は、柄を着なくちゃ始まらない!というほどのプリント旋風です。

数ある柄のなかでも、注目したいのが、「ガリャルダガランテ」から
登場するナチュラルなムードが漂う花柄やボタニカルモチーフです。

今回は、「ガリャルダガランテ」が提案する、おすすめプリント4型にフォーカス。
これらのプリント生地から、好きなものを選んで洋服をオーダーできるという
フェアが来月に開催されるそうです。今シーズンの最重要トレンドとも言える
柄物を着こなしに取り入れるコツとプリントの魅力に迫ります!


プリント1 ペイズリー柄

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ペルシャやインドに由来するといわれるペイズリー柄はもともと植物の姿に
着想を得ているとされます。どこにも直線的な部分がない、有機的な曲線の
連続は優美で穏やかなたたずまい。余白がないよう、精緻に染め上げられた
ペイズリーはおしゃれを色めかせる格好のモチーフ。少ない面積でも
おしゃれのスパイスになるスカーフやネクタイに好んで用いられることも、
ペイズリーの持ち味を証明していると言えるでしょう。
1枚の布に複数の色を持ち込むマルチカラーのタイプなら、
複雑な色のハーモニーを楽しむことができます。

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(c)Rie Miyata

色や柄には操り方のコツがあります。その1つに挙げられるのが、
「相性のよい色を選ぶ」。お互いに主張の強い赤と青(紺)ですが、
2色を合わせると、不思議と互いを引き立て合います。
情熱的なレッドとクールな青は装いに深みをもたらしてくれます。
女性の二面性を物語るようでもあり、あでやかさと知性を
兼ね備えたムードに仕上がります。

13年春夏らしい柄の取り入れ方は、鮮やかな赤やブルーなど、
いろいろなカラーをミックスさせる、絵の具のパレットを思わせるような
色の饗宴。少し前から人気を博している、袖や襟などのパーツごとに
色を変える「カラーブロッキング」をさらに進化させ、同じ1つのアイテムの中に
いくつもの色を混ぜ込むのが、今季流の流儀。色をなじませるには、
ペイズリーやフラワー柄などを仲立ちにするのが一番の早道。
アートっぽさを感じさせるインパクトフルな柄は、ジーンズや白シャツといった
ありふれたアイテムすらグラマラスに色づかせてくれます。


◆プリント2 プリミティブ模様

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タペストリーや民芸品を連想させるようなトライバル(民俗)プリントは
原始的なパワーや素朴な風情が持ち味。都会的な着こなしにも
旅のムードやプリミティブな気分を持ち込んでくれます。
イカット(絣、かすり)やバティック(ろうけつ染め)のような、世界各地に
伝わる伝統的な織物や染め物はリゾートのくつろぎ、飾り立てすぎない
ヌケ感なども呼び込むから、リラクシングな装いに仕上げやすくなります。

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(c)Rie Miyata

黒×白のモノクロプリントは13年春夏の急浮上トレンド。
素っ気ないスタリッシュ顔に落ち着きやすいモノトーンのコーディネートでも、
無地を避けて、プリミティブ系の柄をまとうと、一気にドラマティックな
顔つきに変わります。最もシンプルな黒×白の配色だから、柄がひときわ
シャープに映ります。紋様風のモチーフはモノトーンで操ると、
シックな表情を見せるので、シーンを選ばずに着やすくなります。

ストライプ柄やジオメトリック(幾何学的)模様などが勢いづくこの春夏は、
大胆なまでにモチーフを主役に据えた装いを試したい気分。
ただ、グラフィカルな柄は色を乗せすぎると、時にうるさく見えてしまいがち。
でも、モノトーンで取り入れる分には心配ご無用。むしろ、上品でクールな印象が
際立つから、安心して全身に柄をまとえます。柄で遊ぶ分、色はストイックに抑えて。ジャケットを羽織ることで、柄の見え具合を整えるテクニックも使えます。


◆プリント3 フェザープリント

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エコや天然素材が一段と身近になって、自然と共鳴するファッションも
広く支持を集めるようになってきました。アニマルモチーフや植物柄は
既に人気が定着していますが、その次に新たな波として受け入れられそうなのが、
鳥や虫などにまで対象を広げた様々なネイチャー柄。その中でも見るからに
軽やかで、気持ちまで羽ばたかせてくれそうなのが鳥モチーフや
フェザー(羽根)柄です。風を受けてしなやかに揺れ動く羽根の表情は、
エアリーな装いにぴったり。リラックスなムードにも見せてくれます。

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(c)Rie Miyata

チェック柄の長い人気が続く一方で、その裏トレンドのような格好で
ファンが増え始めたのが、直線を使わない不定形モチーフです。
水玉のように正確な円でもなく、もっととりとめなく、人なつこい柄が
いっぱい登場して、おしゃれに朗らかさとなごみを加えています。
生き物系では鳥柄や猫モチーフ、さらには昆虫系まで現れ、
柄の自由度はぐっと高くなってきました。柄を躍らせるカンバスには、
やはり白が一番の受け皿。そこへ極彩色のモチーフを泳がせる
着こなしが装いにうるおいと生命感を注ぎ込みます。

自然界プリントはまだブームになり始めだから、先乗りして視線を
集めたくなります。白を基調にすれば、ノーブルな雰囲気もまとえるので、
カラフル柄のインパクトを思い切り打ち出せます。色数が増える分、
コンパクト丈のワンピースや、上下どちらかだけにまとう着こなしが賢明。
残りのパーツはできるだけ色目をそろえ、色のノイズを抑えるさじ加減が肝心。


◆プリント4 パッチワークディテール

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これだけ柄が豊作だと、1つの種類だけを使うのでは、何だか物足りなくも
感じられます。そんな欲張り派におすすめしたいのが、何種類ものモチーフを
パッチワークのようにあれこれと重ね合わせた演出。実際に布を縫い合わせた
タイプもあれば、それらしく見せる1枚プリントもあって、まるで服の上で
柄のパーティーがにぎやかに幕を開けたかのよう。1つの柄だと、残りの
パーツとのバランスで、扱いに悩むこともありますが、柄の数を増やせば、
かえってシンプルなデザインでも存在感をアピールすることができます。

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(c)Rie Miyata

パッチワークディテールに落とし込みやすい柄の1つに、エスニック物があります。
花柄や幾何学模様を重ねると、全体にモチーフの押し出しが利きすぎて
しまう事態になりがちですが、主張がきつくないエスニック柄を選べば、
割とすんなり同居してもらえます。土っぽい色の古代紋様系やアフリカンな
民族衣装風モチーフなどを組み合わせると、アーバンリゾートのムードを
引き寄せやすくなります。アラビアっぽい雰囲気の模様や、ジャポニズムを
感じさせる和柄もコスモポリタンな風情の装いに格好のパートナー。
柄の扱いに慣れてきたら、様々な柄をミックスしたり、色数を増やしてみたり
といったさらに上級者のアレンジにもトライしたくなります。

以前から「旅」の気分に誘う装いを得意とする「ガリャルダガランテ」では、
この柄ムーブメントに合わせて、これまで以上にたくさんの柄アイテムを
用意しています。さらに、うれしいフェアも企画しました。

「好きなフラワープリントの生地と形(ワンピース・サロペットブラウスなど)を
オーダーできるフェア」を、3月から開催するそうです!

今シーズンの最重要トレンドとも言えるプリントの楽しさを存分に味わえる
スペシャル企画。詳細は決まり次第、公式サイトで案内される予定ですから、
このチャンスをお見逃しなく。自分で選んだ生地と形なら、愛着もひとしお。
もちろん、人とカブらないから、一番自分らしいおしゃれが満喫できるはずです。

Feb.01.2013
8:47 PM
[ Rie Miyata ]
ストールをもっと何通りにも使いこなす!巻き方パターン倍増レッスン

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

先日、アップしたインド発「CITRUS(シトラス)」ストールの
記事はご覧になって頂けましたでしょうか?
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2013/01/citrus.html

「ガリャルダガランテ」で長い間取り扱いのある大人気ブランドだけに、
「シトラス」のストールを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

温度調節に役立つだけでなく、着こなしの表情を変えてくれるから、
ストール人気は高まるばかり。アクセサリーのように巻いたり、
洋服のようにまとったりと、アレンジのバリエーションは広がっています。

シンプルな服にも、ちょっと物足りないなと思う着こなしのときにも
そして、旅行や出張先など、ワードローブが少ないときなどにも助かります。

そこで、今回は、私が実際に、便利な巻き方を皆さんにお教えします。
これだけ覚えておくと、これから春夏の着こなしに重宝するかと思います。

「シトラス」の最新ストールを使って、「ガリャルダガランテ」表参道店の
伊藤店長と中野さんに、ストール巻き方をレクチャーさせて頂きました。
お二人ともすぐにマスターしてくださいました!手順をさっそく、ご紹介します。

 

◆ループアレンジ巻き 

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ストールを横に広げます。

 

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半分に折ります。

 

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輪っかの部分が左側に来るように肩に掛けます。

 

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右肩に掛かった内側の先端を右手でつかみます。
左肩の輪の中を左手で広げます。

 

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右手に掴んだ先端部分を、左肩の輪の中に上から下に入れます。

 

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輪の中に入れて整えます。

 

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今度は、右肩に掛かった外側の先端を、左肩の輪の下のほうから入れます。

 

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輪の下から上に入れて引っ張り上げます。

 

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最後に整えます。

 

シトラス特有のポンポンが揺れ動くことで、シンプルなシャツもフェミニンに。
柔らかい素材を選ぶと、このような空気をはらんだようなボリューム感が生まれ、
リラックスなたたずまいに仕上がります。ライダースジャケットなどと合わせて
素材感のコントラストを楽しんでもいいし、お仕事スタイルのスーツやジャケット、
シャツなどにも対応できる万能タイプの巻き方です。また、ループ部分を少し
ゆるめてあげると横に広がり、エレガントな見栄えになります。
(シトラス ストール 11,766円)


◆ケープツイスト巻き

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ストールを肩にかけて広げます。

 

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左右の内側をつまみます。

 

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こぶ結びをします。

 

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輪になった状態を上に持ち上げていきます。

 

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くるりとひねります。

 

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ひねった状態の輪っかの中に頭を入れます。

 

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頭を入れました。

 

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最後に整えます。

 

ストールがケープのようなロマンティックスタイルに大変身しました。
素材は少しハリのあるタイプを選ぶと、美しい立体感が生まれます。
こちらは、ビーズと刺繍が入った華やぎのある1枚です。
シンプルなシャツやTシャツの上から合わせてもいいし、
ワンピースの上から合わせれば、パーティルックとしても使えそう。
ジャケットを上に羽織って、ストールのボリュームを中心に寄せても素敵。
逆に、ジャケットの上からふんわりとかぶせてあげてもおしゃれな仕上がりに。
(シトラス ストール 12,600円)

 


◆カシュクール巻き

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ストールの左側を長めにして肩にかけます。

 

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左側の長いほうを手に持って、右のウエストから背中にまわしていきます。

 

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背中を1周して左側のウエスト手前までもってきます。

 

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ウエスト前部分で、左右の先端をひっぱりあいます。

 

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軽く結びます。

 

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肩の部分をふわりと広げて整えます。

 

まるで、カシュクールのブラウスを着ているかのようなフォルムに昇華しました。
大胆なフラワープリントが施されたストールを使えば、広がった部分に
柄が映えます。縁に施されたポンポンもアクセサリーのようなムードに。
ワードローブが少ない旅先でのディナーのときにも、シンプルなカットソーの
上に巻いてあげれば、エレガントなカシュクールブラウスの出来上がり。
リゾート先のビーチやプールサイドなどビーチウエアの上にもマッチします。
旅行に限らず、急なお食事のようなシーンにも、華やかな花柄のストールを
1枚持っていけば、巻き方次第で何かと重宝します。
(シトラス ストール 11,445円)

 


◆アクセサリー巻き

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ウエストに2回巻けば、ベルトに。

 

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首に2回巻けば、ネックレスに。

 

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頭に2回巻けば、ターバンに。

 

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頭に乗せて、首後ろでねじって、首に掛けます。

 

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ヘッドアクセとネックレスの両方を兼ねることもできます。

 

こちらは、最初からストールが輪になった状態のもので、
途中からねじれて紐のようになったデザインです。
ところどころに付いたタッセルのようなフリンジもキュート。
ペイズリー柄で大人っぽいデザインが着こなしになじみやすく、
アクセサリー的な感覚で持っていると便利なストールです。
(シトラス ストール 9,450円)

4パターン別のストール術のなかで、お気に入りは見つかりましたか?
巻き方はもちろんですが、ストールの柄や素材によってもムードが変わります。
「ガリャルダガランテ」では「シトラス」のストールのラインアップが
今シーズンも豊作なので、ぜひ、ショップに足を運んで、この春の
着回しバリエーションが広がりそうな1枚を見つけてみては。
今回の巻き方のなかで、気に入ったパターンがあれば、試してみてくださいね!

ガリャルダガランテ全店で実施している「シトラス フェア」が、いよいよ本日よりLUMINE全店でも開催されています。

人気のリミテッドアイテムは、完売間近のようなので、欲しい方は早めにショップでチェックしてみてください。

 

■シトラスフェア 詳細はこちらから 

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-01-15-13-06-56

 

 

 

 

 

Jan.25.2013
8:55 PM
[ Rie Miyata ]
大人気!インド発「CITRUS(シトラス)」ストールの魅力とは?

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

冬から春への季節の変わり目は、微妙な気温の変化が多い上、
コーデの味付けにストールをはじめとする巻き物が手放せません。
ストール上手にとっては日々、アレンジを試せる時期でもあります。

毎シーズン、充実したストールの品揃えで知られている「ガリャルダガランテ」。
なかでも、長いストール史にあって、別格の存在とも言えるのがインドの誇る
ストール(スカーフ)&アクセサリーブランドの「CITRUS(シトラス)」です。
今回は、ガリャルダガランテでも大人気のシトラスの魅力を徹底解剖します!

手の届くリアルプライスなのに、上質な素材を使い、リッチ感も秘めた
「シトラス」のストールはリピート買いするお客様が多い人気アイテムです。
インドの伝統的な手仕事技をコンセプトに据えて、「シトラス」は2005年に
インドでスタートしました。繊細な刺繍や縫製のディテールを詰め込んだ
「シトラス」の美は、クラシックな空気感をまといながらも、優れた素材の
風合いを引き出しています。首・肩周りに添えるだけで、穏やかなエレガンスと
リラックスしたムードが引き寄せられ、着こなしを盛り上げてくれます。

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布や糸の歴史が長いインドでは、精緻なクラフトマンシップがはぐくまれました。
1枚の布を巻き付けるようにしてまとう民族衣装の「サリー」は象徴的な
ウエアと言えます。1枚布だからこそ布の表情をどう引き出し、
ニードルワークでどう華やがせるのかが重要になってきます。
独自の服飾文化は奥深い布と糸の表現を磨き上げていきました。

ビーズや天然石などを布と交わらせる「シトラス」の手つきにも、
インドの伝統的な装いへのリスペクトが感じ取れます。程よいグリッターが
新トレンドになる2013年春夏シーズンにも取り入れやすそうです。

「シトラス」が大事にしているのは、そういったインド特有のトラディショナルな
職人肌の手仕事的技法です。でも、作品を見て分かる通り、「シトラス」が
生み出しているのは、骨董品的なストールではありません。
長く受け継がれてきたテクニックを活用しながらも、デザインはあくまでもモダン。
現代のおしゃれトレンドを意識する目配りも忘れていません。
だから、古来のインド趣味と、今のファッション感覚が絶妙に溶け合って、
シーンを選ばない雰囲気に仕上がるわけです。

世界各地で地元に根付いた布作りや縫製、刺繍などを継承する試みが
広がっています。産地で働く人たちの収入を支えるエシカル(倫理的)な
取り組みも大きな運動に育ってきました。「シトラス」もインドの職人技術の
伝承者達を支援するアプローチを重ねています。地域に根を張った伝統技術を
使い捨てにしないで、守り育てる一連のプロジェクトの中に、「シトラス」
というブランドもポジショニングしているのです。

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Madhu Killa氏とVinay Killa氏夫妻によってスタートした「シトラス」。
デザインチームを率いるMadhu Killa氏はインドで最高レベルのファッション校と
される国立ファッション科学技術学校(National Institute of Fashion Technology)で
学び、実力を養いました。現在は60人もの熱意にあふれたチームを指導して、
「シトラス」のラインアップを広げています。日本ではストールが有名ですが、
「シトラス」にはブローチやコサージュなどのアクセサリーラインもあります。

インド伝承の素材やディテールに、ヨーロッパのセンスやテイストを
重ね合わせているので、東洋・西洋の垣根を越えたコスモポリタンな
ムードが持ち味になっています。ボーダーレスな今のおしゃれ気分に
マッチするたたずまいです。プレーンな装いにも、ストールを加えるだけで、
東西ミックスのこなれた風情に整えられるから、シーンフリーに重宝します。
この春夏はポジティブなトーンが戻ってくる上、柄や色で遊ぶスタイリングが
世界的にも注目されているので、ストールで取り入れてもよさそうです。
1万円台からの魅力的なプライスにも親しみが感じられます。

「ガリャルダガランテ」は別注のような形でも「シトラス」と組んできた
長くて深い間柄です。東日本大震災の後には、被災地支援チャリティーという
趣旨に賛同してくれた「シトラス」からストールが150枚も送られてきました。

http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2011/11/post-46.html

通常は1万5000~2万円ぐらいはする「シトラス」のストールが、9割引か
それ以上という1500円の破格プライスでチャリティー販売されました。
こんな事が実現したのも、ブランド側の好意と善意のおかげ。
長年のおつきあいを下地に、日本に特別なまなざしを注いでくれる
「シトラス」には着る側も特別な共感を覚えます。

 

◆「ガリャルダガランテ」CITRUS限定ストール

■ブレスレット付 14,490円(3色展開)

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■コサージュ付 17,010円(4色展開) 

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「ガリャルダガランテ」では「シトラス」ストールのフェアが開催されます。
日頃以上にラインアップが充実するので、この先長く付き合える
パートナーストールとの出会いのチャンスになりそうです。

ブレスレットがセットになったタイプと、コサージュがセットになった
タイプの2バージョンが限定品として登場します(無くなり次第終了)。

丁寧なハンドクラフトで仕上げられたストールは年間を通じて、
おしゃれを格上げしてくれるから、この春は真っ先に手に入れておきたくなります。

ストールは「ガリャルダガランテ」がかねてからこだわってきた
おしゃれツールの1つ。細く巻いたり、ゆるく垂らしたり、広げてブラウス風に
まとったりと、操り方のバリエーションが豊富だから、愛着の持てる1枚を
手に入れて、何パターンにもアレンジして味方につけてみては。

GALLARDAGALANTE 各店(ルミネ店舗を除く)
2013年1月25日(金)~2月11日(月)

GALLARDAGALANTE ルミネ店舗
2013年2月1日(金)~2月17日(日)

イベント詳細はこちら

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-01-15-13-06-56

 

Jan.11.2013
11:37 AM
[ Rie Miyata ]
2013春夏トレンドキーワードから、押さえておきたい「柄&色」コーデ!

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

2013年春夏のおしゃれの風向きは、全体にプラス志向。
ポジティブで楽観的なムードが濃くなります。
ちょっと前はダークカラーが主流で、シルエットも無駄をそぎ落とした
ミニマルの傾向が強かったのですが、今季はぐっと「おしゃれを楽しむ」
という方向に振れます。リアルシーンへの発信力が強いことで知られる
NYコレクションでも、柄や色を前面に押し出したブランドが目に付きました。

心を解き放つような伸びやかテイストは「ガリャルダガランテ」が
得意とするところで、追い風と見えます。世界中から集めてきたような
プリント柄がたくさん登場するのもこの春夏の目立った傾向で、
その点でもエスニックなプリント物に強い「ガリャルダガランテ」のセレクトは
頼りになりそう。春夏の立ち上がりに乗り遅れないよう、アイテム選びに
役立つトレンド7つのキーワードを厳選してお伝えします!

 

◆柄パンツ
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左から、Monika Chiang/Nanette Lepore/Nanette Lepore/Rebecca Minkoff 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


13春夏にヒット確実といわれるアイテムの筆頭格が「柄パンツ」。
カラーパンツは既に人気が定着してきましたが、柄パンツはその先を求める
ファッショニスタたちの期待を集め始めています。インパクトの強い色の
パンツなら、トップスはシンプルなものを合わせても、寂しく見えません。
逆に、別柄のトップスとぶつけて、「柄×柄」のダイナミックな着こなしを
試す手もあります。色目を上下で合わせれば、意外に落ち着いた装いに
仕上がります。復活が見込まれているストライプ柄のパンツはレッグラインを
すっきり見せてくれるから、手持ちトップスと重ねるだけで、スリミング効果を発揮。
シャープなスタイリングをつくってくれる頼もしい味方です。


◆異なる柄同士で合わせる「柄×柄」

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左から、Alexandre Herchcovitch/Clover Canyon/Kaelen/Kaelen 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


柄の操り方はいくつかのパターンがあるので、自分に似合う選択肢を
早めに見付けておきましょう。異なる柄同士で合わせる「柄×柄」パターンの
長所は、ドラマティックな動きを呼び込める点。マルチカラーを配した
幾何学模様は目を惹きつけつつ、全体の統一感を出しやすくなります。
ワンピース+羽織り物のような重ね着パターンでも、色の共通点を作っておくと、
柄同士が喧嘩せず、うまくなじみます。逆に、思い切って別柄同士を
張り合わせる場合も、モノトーンでそろえるとか、同系色を意識するといった
工夫で、コーデを落ち着かせることができます。主役級のストライプに
フラワーモチーフや抽象模様などをクロスさせても、豊かな表情が生まれます。


◆上下同柄で合わせる「柄+柄」

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左から、Clover Canyon/Clover Canyon/Rachel Zoe/Vera Wang 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


柄同士をトップスとボトムスで響き合わせる「柄+柄」は、上下同柄で
そろえるのが一番、扱いやすいでしょう。トータルなイメージを打ち出せるから、
ワンピのようにもスーツのようにも着こなせます。全くの同じ柄以外に、
サイズや色の異なるチェック柄同士とか、太さや走り方の違うストライプ同士
といった組み合わせも選べます。同一柄は押し出しが利くので、「その他大勢」に
埋もれたくない日にも使えそう。コーデで意識したい点は、「トゥーマッチ」を
避けること。アニマル柄やフラワーモチーフは目立ちやすいから、柄サイズが
小ぶりなものを選ぶと、目立ちすぎを避けやすくなります。ヴィヴィッドカラーは
リゾートやリュクスの風情を醸し出せるから、トラベルウエアにうってつけ。
街中で旅気分にも誘い出してもらえそうです。


◆鮮やかカラーリングを投入

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左から、Monika Chiang/Monika Chiang/Rachel Zoe/Richard Chai  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


主張のある強い色が戻ってくる今季だから、色でモチベーションを
上げていきたいもの。カラーパンツの流行に乗って、ボトムスから
取り入れていくのは、トレンドの賢い手なずけ方。赤系パンツには白シャツや
黒革ジャケットが好相性を発揮。バッグや靴も同系色でそろえると、さらに
カラーブロッキングな装いに仕上がります。グリーン系はナチュラルなムードを
引き寄せます。「ガリャルダガランテ」の13春夏テーマ「カリビアンクルーズ」とも
親和性の高い色です。強い色同士を合わせるのは難易度が高いので、
白や黒の助けを借りて。初夏からはウォーターカラーの涼やかな装いで
好感度もアップ。上下同色のスーツは、おしゃれに手を抜かない気配りを
感じさせるから、大事なシーンの切り札に使えそう。


◆アーバンエスニック柄

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左から、Nicholas K/Nicholas K/Rebecca Minkoff/Rebecca Minkoff   2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


数ある柄の中でも、エスニック柄はボーホーでリラックスな気分を
象徴するモチーフ。従来は割とはっきりしたアジアン模様やアフリカン柄が
多かったのですが、今季はもう一段こなれて、普段使いしやすそうな
アーバンエスニック柄が人気を博しそう。落ち着いたブラウン系カラーは
さらに大人っぽく映るので、着ていくシーンも広がりそう。ボタニカル柄も
今季は一目でそうと分かる花柄よりも、遠目では抽象模様のようにも見える
葉や枝などを落とし込んだ植物モチーフが流行の兆し。街中で着ることを
前提に、エスニックの雰囲気だけを借りるようなライトな味付けを楽しんで。


◆アーバンリゾート風スタイル

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左から、Nicholas K/Nicholas K/Rachel Zoe/Rachel Zoe  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


春夏の大事なテーマとなる、くつろいで伸びやかな装いにも今季は変化の予感。
身体を締め付けない仕立てや、風をはらむ素材感は保ちながらも、
少しスタイリッシュで大人っぽいテイストが支持を集め始めています。
つまり、リゾートルックでありながら、シーンフリーに着回せる重宝ウエアの
登場というわけ。ノマド(遊牧民)っぽい風情でも、ルーズに味付けしていないから、
かえってこなれた着こなしに映ります。肩や膝下をさらしていても、油断して
見えないさじ加減が肝心。脚が2本入りそうな超ゆったりパンツにも
きれいめジャケットで合わせ、ベルトを締めるといったアレンジでルーズ感を
封じています。ハーレムパンツ風のエアリーボトムスにも、ヒール靴をお供に。
つば広帽子もエレガンスを添えています。


◆中南米や中近東風「レース・グリッター」

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左から、Richard Chai/Vera Wang/Vera Wang/Vera Wang  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata


春夏の装いは薄着の軽装になりがち。でも、手の込んだレースや、
まばゆいグリッターなどのディテールを加えると、Tシャツだって品格や
リッチ感をまといます。華やいだ表情をもたらすキラキラモチーフ服は
おしゃれ気分まで盛り上げてくれるから、ビジュウ感覚で身につけたい。
裾の透けるレース加工は上品な色気も引き出してくれます。
南国やジャングルを連想させる深いグリーン系はミステリアスなムードに。
ゴールドをあしらうことで、一気にステータスが上がって見えます。
レースや刺繍モチーフのワンピやスカートもバリエーションが豊富です。
リュクスな船旅気分を街中で楽しむつもりでレースやグリッターの
装いにこの春夏はチャレンジしてみては。

7つのキーワードを軸に、13春夏のトレンドを占ってみましたが、
みなさんのアンテナに引っかかった新トレンドはあったでしょうか。
全体を振り返って感じるのは、「ガリャルダガランテ」のテーマである
「カリビアンクルーズ」との共通点の多さです。柄やエスニック、リゾートなどは、
「旅」のムードを重んじる「ガリャルダガランテ」がかねてから手厚く
カバーしてきたフィールド。さらに、こういった世界的トレンドを受けて、
例年以上に品ぞろえが厚みを増しているというから、これは期待大。
柄や色でファッションを楽しむという今季の方向性はおしゃれ心を
一段とワクワクさせてくれそうです。

Dec.21.2012
2:44 PM
[ Rie Miyata ]
「トフ&ロードストーン」の世界に迫る!デザイナーにロングインタビュー

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

「ガリャルダガランテ」で長年取り扱っているバッグブランドの
「TOFF&LOADSTONE(トフ&ロードストーン)」は、真鍮(しんちゅう)金具の
質感に惚れ込んでシーズンごとに買い重ねるファンが多いほど、
おしゃれ好きの心を惹きつける「サムシング」を持っているブランドです。

先日、デザイナーの坂井一成さんにインタビューする貴重な機会を頂きました。
お話をうかがっていくうちに、ブランドに込めた想いや、坂井さんの独自の
ものづくりに取り組む真摯(しんし)な姿勢が言葉の端々に感じられ、
なるほどと納得させられると同時に、魅力的な人柄とブランドの
世界へ引き込まれていきました。

滅多に聞く機会のないクリエイター本人の大切な言葉は、
その高い志(こころざし)に触れる手がかりとなるに違いありません。
「ガリャルダガランテ」でも多くのファンを持つブランドだけに、さらなる
魅力をお伝えしたく、今回は、坂井さんのインタビューを大公開いたします!
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Q バッグのブランドを始めたきっかけは?
―― バッグづくりをスタートしたのは、20年ぐらい前です。
セレクトショップにはバッグがまだそれほどなかった時代でした。
もともとは洋服のデザイナーでした。アパレルの企業デザイナーを務めて
いたのですが、30歳頃になり、ちょっと考え直すようになりました。

大きな理由の1つは、洋服の販売ペースの早さ。自分が精魂傾けて
つくった品が半年ごとにセールに出されてしまうというアパレル業界の
スケジュール感にへきえきしたのです。愛する我が子を安値で手放すような
感じがして、精神的にすごく疲れてしまいました。もう少し長いスパンで
売れる物がないかなと探したときに、バッグのほうが服よりも長い間で
売れると考え、バッグのほうに行こうと考えました。

当時はまだ国内ブランドのバッグがあまり洗練されていないように見えました。
競争の激しい洋服で争うよりも、まだファッションとしての成熟度が高くないものを
ファッション化していくほうが、可能性を見いだせる気がしました。
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Q 洋服からバッグ業界へシフトしての違いや戸惑いは?
―― エスモードジャポンを卒業する前、「シップス」の前身に当たる
「ミウラ&サンズ」で販売のアルバイトをしていたことがあります。
そういう経緯もあり、今でいうセレクトショップ系の友達は多かったんです。
ただ、当時のセレクトショップは大半がインポート物で、日本のデザイナーの服は
ほとんど置かれていませんでした。だから、これは、洋服をずっとやっていても
たぶんチャンスはないだろうと思ったのです。セレクトショップに自分の
ブランドを置いてもらいたいと思っていたので、当時はまだ手薄だった
バッグに目を付けました。洋服の仕事をしながら、バッグメーカーの門を
たたいて、手伝わせてくれないかと頼み込みました。30歳の頃です。
そして、洋服とバッグを両方やりながらどっちを選ぶべきなのか
考えつつ、仕事をこなしていきました。

実際にやってみて感じたのは、同じファッション業界でも洋服とバッグは
全然違うということです。当時は、洋服とバッグの両方を手掛けたことのある人は
ほとんどいない状況でした。とにかく、あまりに違いすぎていろいろと戸惑いました。
例えば、洋服は必ずアイロンをかけながらつくるけれど、バッグの業界では
それはやらないのが常識です。工程の中でアイロンが当てられないということは、
パンツでいう「玉縁のポケット」をつくる場合、洋服ならアイロンを当てながら
つくれるけれど、バッグはアイロンを当てないからまず無理。
洋服で簡単に思えることがバッグでは通用しない。バッグだと難しくなったり、
また、その逆もありえます。そういった発見が毎日ありました。
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Q バッグについている真鍮(しんちゅう)は一度見たら記憶に残ります。
―― 私はたまたま子どものころから、金属に対するフェチでした。
幼稚園の頃から、ベルトについている金具やファスナーが気になり、なぜこんな
変な形をしているのだろうなどと、とても金属が気になる子どもだったのです。

洋服の創り手は、まずデザイン、そしてシルエットとかを考えるんだと思うんだけど、
私の場合は先にボタンとかファスナーとか、そういったものにこだわって、そこから
デザインを始めちゃうんですよ。アパレルの仕事をしていた時期も、レディースの
洋服を取り扱っている人に、「この服のボタン、こんな感じに仕上げたんですけど、
どうですかね?いかがですか?」なんて言うと、不思議がられて(笑)。

バッグの業界に移ってきても、金具好きは変わらないから、同じようなことを
やっていたら、バッグ業界では反応が全く違ったんですよ。「へぇ~、いいですね。
このファスナーの光り具合」とか言ってもらえるようになったんです。洋服の時は
認めてもらえなかったのに、こんなに違うんだ、畑が、と思いました。

洋服ではそういう細部はあまり重要なところではないと見なされがちで、
そんなパーツにこだわっていること自体が論外という雰囲気でした。
洋服はまず、シルエットが大事。でも、私は小さいところに意識が向かう性質(たち)。
服とバッグで比べると、バッグのほうがそういうディテールに目が向きやすい。
こういった経験を重ねるうちに、細部にこだわる人間にとっては、仕事としては
バッグのほうが向いているのではないかという思いが強くなっていきました。


Q 今の会社をつくることになった経緯は?
―― 「TOFF&LOADSTONE」を立ち上げる前に、工場さんから会社を
つくらないかと声を掛けていただき、「レガロ」という会社をつくりました。
この会社には約9年間在籍し、バッグをデザインしていました。当時は
販売・営業のスタッフがいなくて、自分で営業に回りました。あちこちの
セレクトショップで取り扱ってもらえるようになるうちに、もう少しブランドとして
確立したいという思いが強くなり、42歳で今の会社を立ち上げました。

私は今でも「バッグ屋」という意識はないんです。基本はファッションデザイナー
という感覚でバッグをデザインしています。バッグを9年間やってから
「TOFF&LOADSTONE」を始めたにもかかわらず、スタートして改めてバッグは
奥が深いなと感じました。自分のブランドとして確立させるためには、
生半可な気持ちじゃだめだと思い、手広くやるよりも、深く掘り下げたほうが
いいと考え、より深く突っ込んでいく方向に向かいました。

「クロエ」の「パディントン」のようなエディターズバッグがもてはやされた頃でした。
従来よりも個性的なデザインが受け入れられる当時の流れは、バッグ業界に
とっては追い風だと感じました。どうせだったら、もっとオリジナリティーのあるもの、
世界とガチンコで戦える商品をつくりましょうと、当時バックアップしてくれた
人からも応援されました。この気持ちは今も変わっていません。


Q 真鍮を使うこだわりは子どもの頃からの金属に対する思いと関係がある?
―― 「TOFF&LOADSTONE」は真鍮を好んで使います。真鍮の魅力に
はまったのは、子どもの頃からです。あたたかみのある持ち味がしっかり
出せるのが真鍮のよさ。手間がかかり、単価も安くないのですが、
この独特の風合いには替えられません。

型に鋳物を流し込んでつくるやりかたは遙か昔からあるそうです。
何度も型を取ったり、手でやすりをかけたりと、面倒くさいところがあるのですが、
真鍮のよさを引き出すには欠かせない工程です。鉄はすぐ錆びるけれど、
真鍮はさびにくいということから、古来、バッグの金具に使われてきました。
船の金具に使われることが多かったのも、錆びにくいという理由からです。
かつてはバッグに多く使われた真鍮ですが、生産性が悪いということで、
次第にダイキャストに取って代わられていったんです。


Q それだけ凝っているにもかかわらず、バッグは良心的なお値段です。
―― プライスゾーンは平均で3万円~4万円代というところに設定しています。
一番高くても6万円代です。単価の高い真鍮を使った「TOFF&LOADSTONE」が
良心的なプライスで商品化している陰には、様々な企業努力が当然あります。
革は問屋を通さず、直接仕入れ、素材を山羊革に統一して、コストを抑えています。
生産上の無駄を排除する工夫も重ねています。そして、在庫を持つということも
コストが上がる原因です。だから、本社で展示会を開いてオーダーをとってもらい、
その分だけを生産する仕組みで、在庫を基本的に持たないようにしています。

「TOFF&LOADSTONE」の特長と言えるのは、やはり細部へのこだわりです。
バッグについたこのタッセルは張り合わせです。革を2枚合わせて短冊に
しているんです。革の分量を2倍使っていて、これで長財布1個分の量です。
本当に無駄なことをやっているんですよ、いろんな意味で(笑)。

高い技術を持つ工場にお力添えしてもらっています。「こうありたい」という
気持ちを表すことによって、工場さんも理解してくれて、同じ気持ちで
ものづくりに取り組んでくれます。気持ちを示せば相手もこたえてくれる、
それがメイドインジャパンの良さなんですよね。アフターメンテナンスを
含めて、日本人はこだわることが好きなんだと思います。


Q 海外ブランドのバッグかと間違えるほどの洗練されたデザイン。
そして、どこか懐かしいアンティークな風合い、丁寧で緻密なつくり。
過去のファッション業界での経験やご自身の目利きが生かされているのでは。
―― 一番いいお買い物時代を過ごしてこれたのが、私の世代かも知れません。
10代の頃はメイドインUSAに触れ、20~30代はメイドインフランス、
メイドインイタリアに直接触れた世代です。よい物を触ってこられたのが、
一番大事な経験値になっています。いいものに触れることができました。

だから、自分がものをつくる立場になって、いかにも日本製に見えるものは
つくりたくないと思いました。インポートが好きで、「ミウラ&サンズ」に働いていた、
まぁ外国かぶれでしたね(笑)。今は世界的に見ても、真鍮の金具をつけよう
なんて考えるデザイナーはいなくなっています。そもそもつくること自体が
難しくなってきていますから。ある意味、私のものづくりは時代に逆行して
いるのですが、そこに存在価値がある気もしています。

横長のフォルムも「TOFF&LOADSTONE」の特長と言えるでしょう。
日本人の体型に合ったサイズ感やフォルムを考えました。日本人女性には
縦長より横長のほうがバランスがよいと考え、このフォルムを選んでいます。

やわらかい山羊革を使っているという利点を生かしながら、そのやわらかさを
いかに表現していくかに知恵を絞っています。バッグ単体で考えるのではなく、
洋服で全身イメージを思い描きながら、形をこしらえていくような感じで、
バッグの形を生み出していく感じです。最近は形のバリエーションが広がり、
A4が入る大きめバッグも出しています。素材でも牛革も使っています。
ナイロンやレースなど 洋服で使うような素材のバッグもありますよ。


Q 「ガリャルダガランテ」で新作の受注会が始まりますね。
―― 今回、「ガリャルダガランテ」で別注を受けるこちらのバッグは、
リップスティックをイメージしたチャームがついています。ゴダールの映画
『気狂いピエロ』が好きで、そこからイメージしたシガー&リップです。
ポーチを意識したバッグで、山羊革を使っている意地を見せ、芯をあえてなくした
ので、脇に抱えたときに芯が当たらない造りになっています。いい革を使っている
証明でもあります。あえて「玉縁(たまべり=ワイヤーで補強した縁取り)」を
使わないというのも、ささいなことだけど、私にとっては重要なことなのです。
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Q 「ガリャルダガランテ」でも人気で、取り扱いも最初から続いていると聞いています。
―― 「TOFF&LOADSTONE」がスタートしてから、ずっと取り扱いしていただいて
います。別注やイベント、コラボなど、いろいろなお付き合いをしてきました。
「ガリャルダガランテ」のお客様には「TOFF&LOADSTONE」のリピーターが
すごく大勢いらっしゃって、イベントのたびに毎回お越しくださる方もいます。
うちのバッグを13個も持っていらっしゃる人もいて、ありがたいことです。


Q 今後のプランをお聞かせください。
―― 独自の世界をさらに深く掘り下げていくつもりです。2013年2月には
メンズの展示会を初めて開催します。レディースと同じ世界観を共有しています。
「ビジカジ」という言葉があるように、仕事でもカジュアルでも使えるものを
提案します。メンズを手掛けることによって、表現の幅を広げていけると思います。

もともとセレクトショップでの取り扱いが多いブランドだけに、カップルで
お買い求めになるお客様が多いということもあり、カップル同士で見立て合うような
こともしていただければと。せっかくセレクトショップさんで展開させてもらって
いるので、そういうことがあったらいいなと考えました。

昔からの目標だった海外進出も準備を始めています。今までもにもたくさん
海外進出のお話は頂戴していましたが、今後はヨーロッパ方面で展示会などを
開いて、ブランドを知ってもらうように努めたいと、検討を進めています。
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デザイナー本人の語るブランドヒストリー、世界観はいかがでしたか。
私自身もお話をうかがいながら、デザイナーの人柄や制作態度に
一段と魅せられていきました。

「TOFF&LOADSTONE」はアンティークのように時を超えて
受け継がれるデザインをコンセプトに据えた、長く愛着の持てるバッグを
生み出し続けています。ブランド名はクラシックな「TOFF(="洒落物")」と、
モダンな「LOADSTONE(="人を引き付けるもの")」という互いに本来は
相反するもの同士の絶妙な調和に由来しています。

ブランドの代名詞的存在であるオリジナルデザインの真鍮金具は、
デザイナーの表現したいイメージを演出してくれる重要な素材のひとつです。
バッグとしての美しさはもちろん、機能性に優れていることもデザインをする上で
重要なテーマとされています。手を伸ばしやすい横長のフォルムは、サッと
出し入れしやすく、小脇に抱えたときに日本人女性の立ち姿を美しく見せてくれます。

12月20日から、「TOFF&LOADSTONE」受注会が「ガリャルダガランテ」で
始まりました。ルミネ店舗限定での先行受注会です!

今回の受注会では、普段は見られないようなレア商品や限定品に巡り会う
チャンスもあるので、ブランドを深く知る絶好の機会となります。
細部に宿るものづくりの魂(ソウル)に触れてみてください。

 

「TOFF&LOADSTONE」受注会@ガリャルダガランテ
【開催日程】
2012年12月20日(木)~24日(月) ルミネ新宿店・ルミネ有楽町店
2013年1月5日(土)~8日(火) ルミネ北千住店
2013年1月11日(金)~15日(火) ルミネ横浜店・ルミネ大宮店

受注会では「ガリャルダガランテ」で入荷予定のないカラーも特別に
オーダーしていただけます。さらに期間中、「TOFF&LOADSTONE」を
オーダーしてくださったお客様に先着順でノベルティーがプレゼントされます。
(※数量に限りがございますのでご了承ください)

毎シーズン店頭ではすぐに完売してしまう人気商品も先行オーダーできます。
特別なこの期間にぜひ足を運んでみてくださいね。